今日も暑くなりそうですが・・・というより朝からすでに猛暑。
紙衣(かみこ)を作って飾りました。
京都で購入した和紙の紙衣のキットです。
いっちょまえに友禅染の絵羽模様になっていて、型紙は本物の着物と同じ構造。
身頃・衽・襟・袖を縫い合わせて作るようになっています。
でも、ひとつ作ってみて、縫い合わせるより貼り合わせた方がきれいに出来ることが分かった。。。
小さい無地の青と赤の紙衣は山梨の七夕飾り「オルスイさん」といいます。
長方形の折り紙を折って切るだけの素朴な飾りですが、全く無駄がなく良く出来ているんです。
一体誰が考えたのでしょうか、昔の人はすごいです。
七夕は牽牛・織女を祭る行事として昔から親しまれていますが、
京都では江戸後期から明治中頃まで、七夕に女の子が可愛らしい紙の衣を作る習慣がありました。
笹の飾りとして用いられることはなかったようですが、
背に紙縒りがついた紙衣が見つかっていることから、吊して飾ったこともあったようです。
また「七夕さんをタンスに入れておくと着物が増える」という言い伝えもありました。
七夕は乞巧奠(きっこうてん)とも呼ばれ、婦女子の間では手芸の上達を願って、
糸や布、後には着物などを備える風習もありました。
※京都文化博物館 季節を祝う『京の五節句』より
紙で作る素朴な和製オーナメント。
今日は晴天なので、織り姫さんと彦星さんはたぶん会えますね〜。
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