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2021年10月05日

【岸田総理大臣、注目の現金給付に言及】岸田総理大臣の記者会見全文と現金給付の内容について












2021年10月4日第100代岸田総理大臣が正式に発足し、記者会見を行いました。


今回は、そこで話された内容の全文と現金給付の内容について紹介します。



images.jpeg


【目次】

1,岸田総理冒頭発言
2,給付金について
3,最後に









【岸田総理冒頭発言】



*首相官邸ホームページより引用



 第100代内閣総理大臣に指名されました岸田文雄です。


 自由民主党と公明党の連立による新たな内閣が発足いたしました。


職責を果たせるよう全身全霊で取り組んでまいります。


 まず、新型コロナウイルスにより亡くなられた方と御家族の皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、厳しい闘病生活を送っておられる多くの方々にお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。


 また、医療、保健あるいは介護、こういった現場の最前線で奮闘されている方々や、感染対策に協力してくださっている事業者の方々、そして国民の皆様方に深く感謝を申し上げさせていただきます。 



 新型コロナとの闘いは続いています。私の内閣では、まず喫緊かつ最優先の課題であります新型コロナ対策、万全を期してまいります。国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行うこと、そして常に最悪の事態を想定して対応することを基本としてまいります。また、新型コロナによって大きな影響を受けておられる方々を支援するために、速やかに経済対策を策定してまいります。


 その上で私が目指すのは、新しい資本主義の実現です。

我が国の未来を切り開くための新しい経済社会のビジョンを示していきたいと思います。

また、若者も、また高齢者も、障害のある方も、また女性も、全ての人が生きがいを感じられる、多様性が尊重される、こうした社会を目指してまいります。


これらを実現するためには、一人一人の国民の皆さんの声に寄り添い、そして多様な声を真摯に受け止め、形にする、こうした信頼と共感が得られる政治が必要であります。そのため、国民の皆さんとの丁寧な対話を大切にしてまいります。


 まず、新型コロナ対応です。足元においては感染者の数は落ち着きを見せ、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は全て解除されました。


しかしながら、今落ち着いていても、また感染が増えていくのではないか。


また感染が大きく増えた場合、しっかり医療を受けることができるのか、こういった不安を抱えた方が大勢いらっしゃいます。


 こうした国民の皆さんの不安に応えるために、ワクチン接種、医療体制の確保、検査の拡充、こうした取組の強化について、様々な事態を想定した対応策の全体像を早急に国民の皆さんにお示しすることができるよう、本日、山際大臣、そして後藤大臣、そして堀内大臣、この3大臣に指示を出しました。


 併せて、国民の協力を得られるよう経済支援をしっかりと行い、通常に近い経済社会活動を一日も早く取り戻すことを目指してまいります。

また、これまでの対応を徹底的に分析し、何が危機対応のボトルネックになっていたのかを検証してまいります。

その内容を踏まえ、緊急時における人流抑制や病床確保のための法整備、また危機管理の司令塔機能の強化など、危機対応を抜本的に強化してまいります。


 次に、私の経済政策について申し上げてさせていただきます。

 私が目指すのは、新しい資本主義の実現です。成長と分配の好循環と、コロナ後の新しい社会の開拓、これがコンセプトです。


 成長は引き続き極めて重要な政策テーマです。しかし、成長だけでその果実がしっかりと分配されなければ、消費や需要は盛り上がらず、次の成長も望めません。分配なくして次の成長はなしです。

私は、成長と分配の好循環を実現し、国民が豊かに生活できる経済を作り上げていきます。

また、新型コロナというピンチをチャンスに変え、希望のある未来を切り開いていくことが重要です。

なかなか進まなかったデジタル化の加速など、新型コロナは社会変革の芽ももたらしました。

この芽を大きく育て、コロナ後の新しい社会の開拓を実現していきます。

そのために、新しい資本主義実現会議を立ち上げ、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定し、具体的な政策を作り上げていきます。

 新しい資本主義を実現していく車の両輪は、成長戦略と分配戦略です。

成長戦略の第1は、科学技術立国の実現です。

科学技術とイノベーションを政策の中心に据え、グリーン、人工知能、量子、バイオなど先端科学技術の研究開発に大胆な投資を行います。


 第2に、デジタル田園都市国家構想です。地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めます。


 第3は、経済安全保障です。新たに設けた担当大臣の下、戦略技術や物資の確保、技術流出の防止に向けた取組を進め、自立的な経済構造を実現していきます。


 第4は、人生100年時代の不安解消です。働き方に中立的な社会保障や税制を整備し、勤労者皆保険の実現に向けて取り組んでまいります。



 次に、分配戦略です。分配戦略の第1は、働く人への分配機能の強化です。

企業で働く人や下請企業に対して成長の果実、しっかり分配されるよう、環境の整備を進めてまいります。

 第2に、中間層の拡大、そして少子化政策です。中間層の所得拡大に向け、国による分配機能を強化いたします。

 第3に、公的価格の在り方の抜本的な見直しです。

医師、看護師、介護士、さらには幼稚園教諭、保育士、こうした方々など社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格の在り方の抜本的見直しを行います。


 第4の柱は、財政の単年度主義の弊害是正です。

科学技術の振興、経済安全保障、重要インフラの整備などの国家的な課題に計画的に取り組んでまいります。

 

外交・安全保障は第3の重点政策です。日米同盟を基軸にし、世界の我が国への信頼の下、3つの覚悟を持って、毅然(きぜん)とした外交・安全保障を展開してまいります。
 

第1に、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値を守り抜く覚悟です。同盟国、同志国と連携し、自由で開かれたインド太平洋を強力に推進してまいります。


 第2に、我が国の平和と安定を守り抜く覚悟です。

我が国の領土、領海、領空、そして国民の生命と財産を断固として守るために、ミサイル防衛能力を含む、防衛力や海上保安能力の強化に取り組んでまいります。


 拉致問題は最重要課題です。全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、総力を挙げて取り組みます。

私自身、条件を付けずに、金正恩(キムジョンウン)委員長と直接向き合う覚悟です。


 第3に、地球規模の課題に向き合い、人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟です。

被爆地広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界に向けて全力を尽くしてまいります。

また、地球温暖化対策の推進や、信頼性ある自由なデータ流通、DFFTなど、新たなルールづくりに向けて世界をリードしていきます。


 今、申し上げた以外にも、我が国においてはデジタル技術を活用した個別教育の推進、農林水産業の成長産業化、地域に寄り添った多様で豊かな農林水産業の構築、災害に強い地域づくり、観光立国の実現など課題が山積をしています。

また、東北の復興なくして、日本の再生はありません。

この強い思いの下で、東日本大震災の被災地、中でも福島の復興再生に全力を注いでまいります。


 私の内閣は新時代を共に創(つく)る、「新時代共創内閣」です。新しい時代を皆さんと共に創ってまいります。


 そして最後に、衆議院議員任期と今後の選挙日程について申し上げます。


 10月21日に衆議院議員の任期は満了いたします。

可及的速やかに総選挙を行い、国民から最新の御信任をいただいて国政を担っていく必要があります。

また、コロナ感染の状況は現在落ち着きを見せているとはいえ、先行きについては不透明です。

多くの国民の皆様がいまだ大きな不安をお持ちです。

一刻も早く大型で思い切ったコロナ対策、そして経済対策を実現してまいりたいと思います。

そのためにはイの一番に国民の皆様に、この岸田にお任せいただけるのかどうか、この御判断を頂き、可能であるならば国民の信任を背景に信頼と共感の政治を全面的に動かしていきたいと考えます。



 以上のように考え、私は可能な限り早い時期に総選挙を行うことを決意いたしました。

所信表明、代表質問を行った後、今国会の会期末、10月14日に衆議院を解散し、10月19日公示、10月31日に総選挙を行うことといたします。

選挙事務の準備期間が非常に短いため、コロナワクチンの接種に御尽力いただいている自治体の皆様には御負担をお掛けいたしますが、何とぞよろしくお願いをしたいと思います。


 いまだコロナ禍による国難、続いています。


総選挙期間中も政府としてはコロナと経済、両面への対応、しっかり万全を期すことをお誓いして、冒頭発言とさせていただきます。









【給付金について】


記者との質疑応答の中で、読売新聞の黒見さんが、個人への現金給付を実施するか質問を行った際、「コロナ禍で大変苦しむ弱い立場の方々、女性や非正規、学生のみなさんに、個別に現金給付を行うことは考えていきたい」と表明しました。


ただ、金額については今後、与党とも協議したうえで決める考えを示しました。









【最後に】


今回の内容で、重要なことは、以下の2点で、

@10月14日に衆議院を解散し、10月19日公示、10月31日に総選挙を行う。


A女性や非正規、学生のみなさんに、個別に現金給付を行うが、金額は、これから検討。


以上2点です。


個人的に、非正規、女性、学生への現金給付に言及したことは、良かったと思います。

 
私は、上記の内容に当てはまってませんが、貴重な税金なので、困ってるところに、税を分配してもらえるのは、良いと思います。



ただ、総選挙がすぐにありますので、具体的な内容が出ることもあれば、180度変わる可能性もありますので、注視が必要です。



今回のブログは、以上です。






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