2024年04月14日
GX担当の市職員、過労死ライン6か月連続超過…長谷川岳氏と面会などで東京出張26回
札幌市で脱炭素社会を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)担当部署の係長2人の時間外労働時間が昨年度、過労死ライン(月100時間)を6か月連続で超過していたことが12日、市勤労課のまとめでわかった。
市のGX担当職員は、昨年6月〜今年3月、道内選出の長谷川岳参院議員(自民)との会議や面会で少なくとも26回、東京に出張。1月には時間外労働が159時間に上った係長もいた。秋元克広市長は「(資産運用特区の申請を)1年足らずの間で進める特異なケースだったため、業務量は多くなった」と説明。「負担軽減に向け、人員体制を増強した」としている。
GX担当部署は、市などが昨年6月に設立したGX関連の投資を促す事業体「Team Sapporo―Hokkaido」の事務局として新設された。市によると、長谷川氏は自治体と関係省庁の間に立って調整を担っている。長谷川氏にとってもGXの推進は主要な政策の一つで、自治体職員らとたびたび勉強会を開催している。
〈「お礼メール」昨年11月から長谷川氏のみに送信…威圧的言動で?〉
北海道職員が長谷川氏から威圧的な 叱責しっせき を受けた問題で、道は12日、長谷川氏だけに「お礼メール」を送る特別な対応を始めたのは昨年11月だったことを明らかにした。鈴木知事は12日の定例記者会見で「(長谷川氏の言動を)複数の幹部職員が威圧的と受け止めていて、そうした対応につながった可能性がある」と述べた。
道によると、国への予算要望を取りまとめる部署が、▽昨年11月に補正予算が成立した時▽同12月に2024年度予算案が閣議決定された時▽今年3月に24年度予算が成立した時――の3度にわたり、長谷川氏にお礼のメールを送るよう各部長に依頼していた。
一方、前副知事ら幹部4人が昨年度、長谷川氏との面会や会議で行った出張計62回の旅費は518万円だったこともわかった。(読売新聞オンラインより)
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