2019年02月12日
ステアリングギアBOXオイル漏れ整備はピットマンアーム取外しがポイント
JB31Wジムニーシエラのパワーステアリングが、じわじわ重くなりました。不具合の原因はパワステギアBOXからのオイル漏れです。
リザーバータンクのパワーステアリングフルードは、レベルゲージのミニマム未満にまで抜けていました。
ここまでオイルが抜けてしまったのには驚きですが、JB31Wジムニーシエラ入手後、エンジンオイルとブレーキ関連のメンテナンス以外、あまり気にせず15年ほど乗りっぱなしで、パワステの効きが悪くなるまで、パワーステアリングフルードの点検なんてした事が無かったのです。
応急処置として、パワーステアリングフルードと同等品質のDEXRON II規格に相当するATFを補充すると、パワステが元通り驚くほど軽く作動するようになりました。
パワステギアBOXからのオイル漏れはじわじわ微量なので、気にならない程度ですが、放置するわけにはいきません。
時間を見つけてオイルシールを交換する事にします。まずは交換手順をインターネットで調べてみると、パワステギアBOXオイル漏れ修理以外で使う事のなさそうな、ピットマンアームプーラーやサイズの大きなレンチなどを用意しなければならない事がわかりました。
今後のJB31Wジムニーシエラのメンテナンスで、たぶん2度と使わないだろう専用ツールを用意してまで、オイル漏れ整備を行うより、整備工場に依頼した方が良いかもしれません。多少の費用がかかりますがツール代を差し引くと大した請求にならないでしょう。
もし、スズキのディーラーあるいは整備工場にステアリングギアBOXオイル漏れの修理を依頼したら、いったいどのくらいの費用がかかるのだろうと、近所のスズキのディーラーに概算費用を聞いてみました。
ディーラーから連絡で驚きの見積を告げられます。いくら概算でも信じられない費用に驚きです。
概算費用の算出を依頼したのは、単なるステアリングギアBOXのオイル漏れの修理です。修理内容としてはオイルシールの交換でしょう。パーツ代なんて数百円。工賃込みでもせいぜい1万円前後が妥当です。納得出来ず、詳細を聞いてみると意外な事実を教えてくれました。
JA11ジムニーやJB31Wジムニーシエラの標準的な整備では、ステアリングギアBOXからオイル漏れがあった場合、ギアBOXのオイルシールを交換して修理する事が出来ないというのです。
今回のJB31Wジムニーシエラのように、オイルシールの摩耗でオイル漏れが発生した場合、ステアリングギアBOXのASSY交換でオイル漏れを修理する事になるのです。信じられませんが本当です。
100歩譲ってパーツ代が安価なら、ASSY交換でも検討しますが、JA11ジムニーにしろJB31Wジムニーシエラにしろ、パワステギアBOXのASSY価格が、10万円を軽く突破するようです。気軽に依頼出来ません。
もちろん高額なパーツ代だけじゃなく、脱着作業も少々手間がかかり数万円の工賃となるようです。車検時に修理を依頼すると数十万円の請求書が届くでしょう。
念のためステアリングギアBOX周辺のパーツリストを確認すると、パーツ品番があるのはアームやボルト、ピン、ナットくらいです。オイルシールなどギアBOX内部のパーツは品番がありません。
確かに、ステアリングギアBOXをオーバーホールして、万一トラブルがあると事故が起きる危険があります。だから不用意に分解させない方が良いのは間違いありません。
だけどオイル漏れだけでASSY交換というのは、オイルシールの消耗だけで、ステアリングギアBOXを交換する事になります。
重要部品なので頑丈に作られているステアリングギアBOXなんて、そう簡単に壊れるパーツじゃ無いはずです。オイルシールくらいパーツ供給してくれても良さそうだ。と思っていました。
ところがインターネットで、片っ端からステアリングギアBOXオイル漏れの修理法を調べてみたら、ピットマンアームの固定部から見えているオイルシールを交換するだけじゃダメなんですね。
どうやら、ステアリングギアBOXには、内部と外部の2か所にオイルシールが装着されているようで、目視できる外部のオイルシールは、ステアリングギアBOXを取外す事なく交換出来ますが、内部のオイルシールを交換する場合は、ギアBOXを分解しなきゃならないようです。
手順は簡単そうですが、ステアリンギアBOXに万一トラブルが起きると、重大な事故を起こす危険があります。リスク回避のためにASSY交換となっているのかもしれません。
一番手軽な、外側のオイルシール交換の落し穴
パワステギアBOXのオイル漏れを修理しようと、ネット上の情報を探していると、JA11では定番のパワステギアBOXのオイル漏れは、かなりのJA11で発生しているようです。
JA11ジムニーの整備関連の多くのサイトで、外側のオイルシールをを交換する方法を紹介しています。
ネット上で多くの方々が比較的簡単に、半日程度でオイルシールを交換しています。JB31WジムニーシエラもJA11と同じステアリングギアBOXなので、ネット情報を片っ端からチェックして手順を覚えます。
JA11ステアリングギアBOXのオイルシール交換は、車の整備経験が無くても出来そうな、簡単な手順なので、まずはオイルシールを注文して、到着後、手順どおりに作業を開始しました。
購入したオイルシールは、JA11用のステアリングギアBOX用ですが、JB31Wジムニーシエラでも、パワステ一式が同じ型番なので適合します。
今回のステアリングギアBOXオイルシール交換では、ピットマンアームを外す事が出来るかどうかがポイントです。
ピットマンアームを外すには、専用のプーラーを使っている方が多いのですが、とりあえず手元に3本爪のプーラーがガレージの工具箱にあったので、専用プーラーは用意しませんでした。
汎用性のある3本爪プーラーは、可動範囲が大きいのでピットマンアームをガッチリ固定しないと、爪が外れてピットマンアームを外す事ができないようです。
パワステオイル漏れの修理では、ピットマンアーム専用のプーラーで作業した方が簡単です。手元にプーラーが無くて新たに購入する場合、汎用プーラーより専用プーラーを用意した方が確実です。
3本爪のプーラーは、位置の調整に手間がかかりますし、アームの固定も面倒です。ピットマンアーム専用プーラーなら簡単に固定出来るようです。
プーラーの取扱いが多いショップで探せば、使いやすそうなピットマンアームプーラーが手頃な価格で見つけられます。
ピットマンアーム取外しの手順です。まずはピットマンアームの状態をチェックします。
最初にピットマンアームを固定しているボルトを緩めます。
ボルトを緩めるのなら、メガネレンチがあれば良いのですが、こんなサイズのメガネレンチなんて持っている訳がありません。
仕方なく巨大なモンキーレンチで慎重に緩めました。
こんな巨大モンキーを持っているのも普通じゃありませんが、過去に自転車の分解だったと思うのですが、購入し1回使っただけで、今回が2回目の利用だと思います。
ピットマンアーム専用プーラーを用意していないので、3本爪のプーラーでチャレンジします。
まず3本爪プーラーをピットマンアームにしっかり固定します。
そして、レンチで締め上げます。
エンジンルームの隙間から鉄パイプを通し、パイプの先端をピットマンアームに当てて、巨大ハンマーで衝撃を与えます。
バーの長さが足りなかったので、鉄の棒で延長します。
かなりハンマーで衝撃を与えました。かなり粘りました。
アマチュアのガレージ整備で、住宅街に巨大ハンマーを打ちつける音が響きました。それでも、ピットマンアームは外れません。
3本爪のプーラーじゃダメなのでしょうか?
ネットで調べると、同じプーラーでピットマンアームが外れず、専用プーラーを購入した方がいました。
上から打ち込むバーが短い事も、ピットマンアームに衝撃が伝わらず、外れない原因なのかもしれません。
残念ながら、初日は、ここまでの作業で断念しました。
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ここまでオイルが抜けてしまったのには驚きですが、JB31Wジムニーシエラ入手後、エンジンオイルとブレーキ関連のメンテナンス以外、あまり気にせず15年ほど乗りっぱなしで、パワステの効きが悪くなるまで、パワーステアリングフルードの点検なんてした事が無かったのです。
応急処置として、パワーステアリングフルードと同等品質のDEXRON II規格に相当するATFを補充すると、パワステが元通り驚くほど軽く作動するようになりました。
パワステギアBOXからのオイル漏れはじわじわ微量なので、気にならない程度ですが、放置するわけにはいきません。
時間を見つけてオイルシールを交換する事にします。まずは交換手順をインターネットで調べてみると、パワステギアBOXオイル漏れ修理以外で使う事のなさそうな、ピットマンアームプーラーやサイズの大きなレンチなどを用意しなければならない事がわかりました。
今後のJB31Wジムニーシエラのメンテナンスで、たぶん2度と使わないだろう専用ツールを用意してまで、オイル漏れ整備を行うより、整備工場に依頼した方が良いかもしれません。多少の費用がかかりますがツール代を差し引くと大した請求にならないでしょう。
もし、スズキのディーラーあるいは整備工場にステアリングギアBOXオイル漏れの修理を依頼したら、いったいどのくらいの費用がかかるのだろうと、近所のスズキのディーラーに概算費用を聞いてみました。
ディーラーから連絡で驚きの見積を告げられます。いくら概算でも信じられない費用に驚きです。
概算費用の算出を依頼したのは、単なるステアリングギアBOXのオイル漏れの修理です。修理内容としてはオイルシールの交換でしょう。パーツ代なんて数百円。工賃込みでもせいぜい1万円前後が妥当です。納得出来ず、詳細を聞いてみると意外な事実を教えてくれました。
JA11ジムニーやJB31Wジムニーシエラの標準的な整備では、ステアリングギアBOXからオイル漏れがあった場合、ギアBOXのオイルシールを交換して修理する事が出来ないというのです。
今回のJB31Wジムニーシエラのように、オイルシールの摩耗でオイル漏れが発生した場合、ステアリングギアBOXのASSY交換でオイル漏れを修理する事になるのです。信じられませんが本当です。
100歩譲ってパーツ代が安価なら、ASSY交換でも検討しますが、JA11ジムニーにしろJB31Wジムニーシエラにしろ、パワステギアBOXのASSY価格が、10万円を軽く突破するようです。気軽に依頼出来ません。
もちろん高額なパーツ代だけじゃなく、脱着作業も少々手間がかかり数万円の工賃となるようです。車検時に修理を依頼すると数十万円の請求書が届くでしょう。
念のためステアリングギアBOX周辺のパーツリストを確認すると、パーツ品番があるのはアームやボルト、ピン、ナットくらいです。オイルシールなどギアBOX内部のパーツは品番がありません。
確かに、ステアリングギアBOXをオーバーホールして、万一トラブルがあると事故が起きる危険があります。だから不用意に分解させない方が良いのは間違いありません。
だけどオイル漏れだけでASSY交換というのは、オイルシールの消耗だけで、ステアリングギアBOXを交換する事になります。
重要部品なので頑丈に作られているステアリングギアBOXなんて、そう簡単に壊れるパーツじゃ無いはずです。オイルシールくらいパーツ供給してくれても良さそうだ。と思っていました。
ところがインターネットで、片っ端からステアリングギアBOXオイル漏れの修理法を調べてみたら、ピットマンアームの固定部から見えているオイルシールを交換するだけじゃダメなんですね。
どうやら、ステアリングギアBOXには、内部と外部の2か所にオイルシールが装着されているようで、目視できる外部のオイルシールは、ステアリングギアBOXを取外す事なく交換出来ますが、内部のオイルシールを交換する場合は、ギアBOXを分解しなきゃならないようです。
手順は簡単そうですが、ステアリンギアBOXに万一トラブルが起きると、重大な事故を起こす危険があります。リスク回避のためにASSY交換となっているのかもしれません。
一番手軽な、外側のオイルシール交換の落し穴
パワステギアBOXのオイル漏れを修理しようと、ネット上の情報を探していると、JA11では定番のパワステギアBOXのオイル漏れは、かなりのJA11で発生しているようです。
JA11ジムニーの整備関連の多くのサイトで、外側のオイルシールをを交換する方法を紹介しています。
ネット上で多くの方々が比較的簡単に、半日程度でオイルシールを交換しています。JB31WジムニーシエラもJA11と同じステアリングギアBOXなので、ネット情報を片っ端からチェックして手順を覚えます。
JA11ステアリングギアBOXのオイルシール交換は、車の整備経験が無くても出来そうな、簡単な手順なので、まずはオイルシールを注文して、到着後、手順どおりに作業を開始しました。
購入したオイルシールは、JA11用のステアリングギアBOX用ですが、JB31Wジムニーシエラでも、パワステ一式が同じ型番なので適合します。
今回のステアリングギアBOXオイルシール交換では、ピットマンアームを外す事が出来るかどうかがポイントです。
ピットマンアームを外すには、専用のプーラーを使っている方が多いのですが、とりあえず手元に3本爪のプーラーがガレージの工具箱にあったので、専用プーラーは用意しませんでした。
汎用性のある3本爪プーラーは、可動範囲が大きいのでピットマンアームをガッチリ固定しないと、爪が外れてピットマンアームを外す事ができないようです。
パワステオイル漏れの修理では、ピットマンアーム専用のプーラーで作業した方が簡単です。手元にプーラーが無くて新たに購入する場合、汎用プーラーより専用プーラーを用意した方が確実です。
3本爪のプーラーは、位置の調整に手間がかかりますし、アームの固定も面倒です。ピットマンアーム専用プーラーなら簡単に固定出来るようです。
プーラーの取扱いが多いショップで探せば、使いやすそうなピットマンアームプーラーが手頃な価格で見つけられます。
ピットマンアーム取外しの手順です。まずはピットマンアームの状態をチェックします。
最初にピットマンアームを固定しているボルトを緩めます。
ボルトを緩めるのなら、メガネレンチがあれば良いのですが、こんなサイズのメガネレンチなんて持っている訳がありません。
仕方なく巨大なモンキーレンチで慎重に緩めました。
こんな巨大モンキーを持っているのも普通じゃありませんが、過去に自転車の分解だったと思うのですが、購入し1回使っただけで、今回が2回目の利用だと思います。
ピットマンアーム専用プーラーを用意していないので、3本爪のプーラーでチャレンジします。
まず3本爪プーラーをピットマンアームにしっかり固定します。
そして、レンチで締め上げます。
エンジンルームの隙間から鉄パイプを通し、パイプの先端をピットマンアームに当てて、巨大ハンマーで衝撃を与えます。
バーの長さが足りなかったので、鉄の棒で延長します。
かなりハンマーで衝撃を与えました。かなり粘りました。
アマチュアのガレージ整備で、住宅街に巨大ハンマーを打ちつける音が響きました。それでも、ピットマンアームは外れません。
3本爪のプーラーじゃダメなのでしょうか?
ネットで調べると、同じプーラーでピットマンアームが外れず、専用プーラーを購入した方がいました。
上から打ち込むバーが短い事も、ピットマンアームに衝撃が伝わらず、外れない原因なのかもしれません。
残念ながら、初日は、ここまでの作業で断念しました。
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