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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年11月02日

ダイアトニックコード(メジャー)

こんにちわ。
しげのです。


ダイアトニックって知ってますか?

音楽理論では初歩的な知識ですが、
これがわかっているだけでも即興演奏にはかなり役に立ちます。

「私は感覚派…」という人も、
初めのうちは、実は理論的にはこのダイアトニックに基づいた演奏をしているだけだったりします。


というわけで今日は、ダイアトニックコードについてお話します。

メジャーダイアトニック


前の記事でお話しした「メジャーキー」のことを思い出してみて下さい。

「ドレミファソラシド〜」と聴こえる音の並びのことでしたよね?

Cキーだったら「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」
01_CMajScale.png


Dキーだったら「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」
02_DMajScale.png


というように。

ここで出てくる音(以下、「使える音」と呼びます)だけで作れるコードは何かな?
という話に持って行きます。




Cキーだったら「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」
01_CMajScale.png

なので、

03_CMajdiatonic.png
(▲クリックで画像拡大)

これらが作れますよね?


Dキーだったら「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」
02_DMajScale.png

なので、

04_DMajDiatonic.png
(▲クリックで画像拡大)

このようなコードが作れます。


というように、そのキーの中での「使える音」でコードを作ると、
このようになります。


ここでできたこのコードの集まり「ダイアトニックコード」と言うのです。

そして、これらはメジャーキーでのお話なので、
「メジャーダイアトニック」と呼びます。




ダイアトニックコードはトライアドと7thとがある


ここまでのダイアトニックコードは全てトライアドでお話しましたが、
ダイアトニックには実はもう1つあります。

(ちなみにトライアドとは、3和音のこと)


それは、7thまでを含めたダイアトニックコードです。


7thまでと言っても、あくまで「使える音」で作られるコードです。

Cキーだったら「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」
01_CMajScale.png

なので、
05_CM_7th_diartonic.png
(▲クリックで画像拡大)


Dキーだったら「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」
02_DMajScale.png

なので、

06_DM_7th_diatonic.png


というように、7thまで使ったダイアトニックコードが使われることもあります。
主にJAZZなどではこの7thまで使ったダイアトニックコードを基にコードを考えることが多いですね。




ダイアトニックの知識が即興演奏に役立つワケ


もったいつけるわけじゃないんですけど、
前置きが長くてごめんなさいねm(_ _)m


これ、気になってる人、多いと思います。

また別の機会でもきちんとお話しようと思いますが、
サラッと触れておきます。


なんでこのダイアトニックコードが即興演奏に役に立つのか?


よ〜〜っく考えてみてください!


例えばCキーのこんな曲があったとします。
07_Sampletune.png
(▲クリックで画像拡大)

まず、キーはCですよね?
#も♭も付いてないですから。

そして、このサンプル曲で使われているコード…
これはすべてCキーのダイアトニックコードなわけです。

ということはですよ?

この曲のコードの構成音は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」だけで出来ているということです。

つまり、「ドレミファソラシド」だけを使ってアドリブをしていれば、
極端にコードやキーから外れた音を出すことはない、

と言えるわけです。


もしこの曲のキーが変わっても、考え方は同じですね。
そのキーの「使える音」だけでアドリブしていれば、
極端にコードやキーから外れた音を出してしまうことはありません。



逆に言えば、
アドリブを演奏する前にコードをササッと見て、
ダイアトニック以外のコードが入っていたら、
そのコードの所だけ気をつけて弾けばいい、
という考え方も出来るわけです。



かなりざっくりとお話してますが、
そういう理屈になるわけです。
このままだとかなり味のない演奏にはなりますが(笑)


ね?
そう考えると、たかがダイアトニックコードって言っても、結構役に立つでしょう??


詳しくはまた別の機会でお話しますね。

















キー(マイナーキー)

こんにちわ。
しげのです。

今回はマイナーキーについてお話します。

メジャーキー同様、僕なりの独特の考え方ですが、
メジャーキーとセットで覚えておくといいです。


マイナーキーは「ラシドレミファソラ」


メジャーキーは「ドレミファソラシド」の音の並びを転調していったもの、でしたよね?

それに対しマイナーキーは、「ラシドレミファソラ」の音の並びです。


特殊な音使いが加わったり使う音が変化したわけではなく、
「並び順」が変化しただけなんですね。

「ドレミファソラシド〜」と並ぶと明るく聴こえ、
「ラシドレミファソラ〜」と並ぶと暗く聴こえる。


たったこれだけの違いです。


01_key-of-C.png



↑これ、#も♭も何もつかないこのキー。
メジャーキーの時はCキーでしたが、
マイナーキーだと「Amキー」になります。


音の並びはこう↓↓
まぁ、「ラシドレミファソラ」って言っちゃってるし、


02_Amスケール.png


「ラシドレミファソラ」ですよね(笑)


これは転調しても同じ。
「ラシドレミファソラ〜の転調版」に聴こえる“音の並び”です。




そして、メジャーキーの時と同じく、
A音から数え始めているから「Amキー」と呼びます。




これをB音から数え始めて、Bマイナーキーにしたらどうでしょう?


B音から数え始めて「ラシドレミファソラ〜」の響きになるには、

03_AmtoBm.png
(▲クリックで画像拡大)

C音とF音が#してないといけない。

だから、BマイナーキーはC音とF音に#が付いている。

という考え方です。


ではもう1つ。

C音から数え始まって、「Cマイナーキー」だったらどうでしょう?



04_AmtoCm.png
(▲クリックで画像拡大)


C音から数え始めて「ラシドレミファソラ〜」の響きになるには、

E音、A音、B音の3つが♭しないといけない。

だから、Cマイナーキーには♭が3つ付いている。


という考え方です。




キー まとめ


メジャーキー、マイナーキー、簡単にまとめます。




ドレミファソラシド〜の響きになるように音が並んでいればメジャーキー。


ラシドレミファソラ〜の響きになるように音が並んでいればマイナーキー。




これだけです。

そんなに難しいわけではないでしょう?





















キー(メジャーキー)

こんにちわ。
しげのです。

今回はキーについてお話します。

僕なりの独特の考え方ですが、
最終的にあなたが即興演奏できるようになればいいわけです。

その近道の1つだと思って読んでくれれば幸いです。



キー


実はこれ、あなたも体験したことがあるものだと思います。

カラオケで歌う時、
友達と「1つ下げて」とか話したり、
画面上や曲のリストで「+2」とかいう表記を見たことありますよね?

あれは「キー」を表しているのです。


ちなみにカラオケでいう「±1」というのは、
実はキーの「半音±1」のことを指しています。

小難しい表現を使わず、
一般の人にも分かりやすいように、
「±○○」で表現されていますね。

逆に、「C」とか「Bb」とか表現されていたら、
一般の人にはわかりにくくてしょうがないですよね?(笑)


これをもう少し音楽的に言い換えると、
キーとは「よく使う音の並び方」で、
ちょっと変な言い方ですが、
「ドレミファソラシドの高さとでも言っておきましょう。

カレーで例えると、
「カレーはスパイス」と思うかもしれませんが、
実はほとんどが水と野菜からできていますよね?
キーとは、カレーで言うところの水と野菜のようなものと思って下さい。

これがわかると、アドリブソロや即興伴奏の下地としてかなり進歩しますよ。



キーの表現



譜面上では、キーってどうやって表現されているのでしょうか?

おそらくこれも見たことあると思います。


譜面のト音記号の横についてる#や♭、アレのことです。


よくこのブログに登場してくるコレ↓↓

01_key-of-C.png

これは「Cキー」です。


他に、例えばこんなの…

02_key-of-D.png

ト音記号の横に#が2つ付いてます。

これは「Dキー」です。

それから、こんなの…


03_key-of-Eb.png

♭が3つ。これは「Ebキー」です。


譜面上ではこのように表現されてるんですね。


じゃあなぜこうなるか?を見て行きましょう。



よく使う音の並び・・・ドレミファソラシドの高さ



「ドレミファソラシドはドレミファソラシドでしょ?
高さもクソもないじゃん?
(1音)高くなったらレ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レじゃん?」

と思ったあなたは正しい。

ただここで言いたいのはそういうことじゃありません。

要するに「ドレミファソラシド〜♪」と聴こえる“音の並び”です。

専門的に言うと「メジャースケール」というものです。


「メジャースケール」なんて言うとちょっと難しく感じるかもしれませんが、一旦忘れてください。

全てのキーにおいて、ドレミファソラシド〜の並びに聴こえる「音の組合せ」のこと、と思って下さい。


先ほど登場したCキー。


04_key_CtoD.png
(▲クリックで画像を拡大)

C音から数え始めてドレミファソラシド〜の響きになるためには、
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」という並びになりますよね?

当たり前の話ですけど(笑)

じゃあもしこれをD音から始めるとしたら?
…と考えてみましょう。


D音から数え始めてドレミファソラシド〜のように聴こえる並びにするには、
「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・・レ」じゃない。
ファとドを#しなければいけないですよね?
結果、「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」という並びになります。

これがDキー。

だから、Dキーにはファとドに#が付いているんです。


…という考え方。

じゃあ、もう1つ。

Ebから始めた場合を考えてみましょう。


05_key_CtoEb.png
(▲クリックで画像を拡大)

これもさっきのDキーと考え方は一緒です。

Eb音から数え始めて、ドレミファソラシド〜のように聴こえる並びにするには、
ミとラとシを♭しないといけない。

だからEbキーにはミ・ラ・シに♭が付いている。



こんな考え方です。


キーの名前



この考え方でキーを見ると、
キーの名前の由来は一目瞭然。

CキーはC音からドレミファソラシド〜を数え始めましたが、
この「数え始めの音」キーの名前になっています。

D音から数え始めたからDキー。
Eb音から数え始めたからEbキー、なわけです。


実際に音に出して聴き比べて欲しいのですが、
「ドレミファソラシド〜」をそのまま転調してるだけですよね?

これがキーです。


そして、今日お話したのは「メジャーキー」という、
曲調が明るい曲で使われるキーのことです。


コードのように、キーにも「明るい暗い」っていうのがあって、
暗い方のキーを「マイナーキー」と呼びます。

マイナーキーについてはまた後日。


















2016年09月23日

3rdと7thは2つずつ −コードの明と暗−

こんにちわ。
しげのです。

今回はコードの明暗のしくみについてお話します。

分かりやすく言うと、
3rdと7thは2つずつある、というお話です。

音の世界のしくみを知るには、
今回の考え方はとっても大切なところ。

これを理解すると、
どんなコードに対面しても、
そのコードが何を言おうとしているのか?
だいぶわかるようになりますよ。


01_3rd7th度数.png

ここまでコードを勉強してきたあなたなら、
3rd7thのところでメジャー・マイナーが別れていたことに気付いているはず。

さらに、3rdマイナー3rdで違う音なのに、
同じ3rdという呼び名…。
7thはかろうじて呼び方は違うけれど…。

というような違和感とややこしさがモヤッと残っていませんか?


3rdと7thは明と暗、2つずつ


3rdと7thは2つずつあります。

それは、それぞれに別れているからです。


04_数列.png


これが音楽と数学の違うところ。

数学はあくまで「数字の並び」ですよね?

音楽はあくまで「音の並び」数字で表現しているからややこしく感じるんですね。

1から(音を)数えていって、
3のところで必ず明るい3 or 暗い3のどちらかの選択肢を通ります。

中間の3とか普通の3というものは音楽にはないんです。

そしてまた4から数えていって、
7のところでまた明るい7 or 暗い7のどちらかの選択肢になるんです。


鍵盤と譜面で見てみるとちょっと分かりやすくなるかな?

02_3rd7th2ツずつ.png
03_鍵盤.png


明るい音は、暗い音はにしてます。


ね?

鍵盤で見てみると、中間に鍵盤はないでしょう??


これも、スッキリ暗記するんじゃなくて、
あくまで曲を弾きながら「意識」しておくだけでOKです。


こういうしくみがある、ということを知ってくれればOKです。














コードの読み方 − マイナー7th −

こんにちわ。
しげのです。

今回はマイナー7thについてです。


これは超簡単です。

というか、あまり書くネタもない(笑)




さて、マイナー7thというのは、
マイナートライアド(3和音のマイナーコード)に7thを付け足しただけのものです。

01_m7th.png

左側がCm7、「シー・マイナー・セブンス」と読みます。
右側がCmM7、「シー・マイナー・メジャーセブンス」と読みます。


普通の7thやメジャー7thの時と同じ、
マイナー7thにも2種類あります。


図の赤いところが7thです。


繰返しになりますが、
土台のトライアドがマイナーコードになっただけです。



CmM7にも、CM7と同様に複数の表記の仕方があります。


CmM7
Cmmaj7
Cm△7





これらは3つとも「シー・マイナー・メジャーセブンス」と読みます。


そんなわけで、今回はマイナーセブンスについてでした。













コードの読み方 −7thコード−

こんにちわ。
しげのです。

今回は7thコードについてです。


7thとは・・・?


01_7th.png

7thとは、Rootから数えていって7つ目の音のこと。

逆に数えると「Rootの1つ下の音」とも言えます。


その7thの音を、トライアドの上に重ね、4和音にしたものが7thコードです。


コードにはメジャーとマイナーがあって響きの明暗を分けていますね。

7thの役目は、メジャーとマイナーに更にもう1つ明暗を分ける要素を与えるものです。

なんていうと難しくなっちゃうけど、
簡単に言うと、「濁った響き」「透明感のある響き」

3rdの「明暗」7thの「濃淡」を加える、というイメージです。


7thは2種類


7thには2種類あります。

セブンスと、メジャーセブンスです。

02_7th_M7th.png

ただの7thの方が濁った響き。
Rootから1音下の音です。

メジャー7thの方が透明感のある響き。
Rootから半音下の音です。



追々お話していくことになると思いますが、
この2つは「どちらかを使い分ける」というよりも、
そもそもの用途が違っているので、
名前は似ていても亜種ではないんです。


ちなみにメジャー7thの方は、
譜面上での表記の仕方が何種類かあります。


CM7
Cmaj7
C△7


この3つとも全部同じメジャー7thを表していて、
読み方も皆一緒です。


そんなわけで、今回は7thについてでした。















コードの読み方 −マイナートライアド−

こんにちわ。
しげのです。


今日はマイナートライアドについて。


メジャートライアドの時のまとめをおさらいすると、、、

・コードとは和音のこと
・3和音のことを「トライアド」と言う
・コードネームの由来はRoot音から
・組合せが一緒なら並び順が変わってもコードは同じ

というものでした。

今日お話するマイナートライアドも、
メジャートライアドと同様、基本的な考え方は同じです。




じゃあ、メジャーコードとの違いは何か?

まず、響きが明るいか、暗いか?です。

明るい響きのコードを総称してメジャーと呼びます。

逆に暗い響きのコードを総称してマイナーと呼びます。


表記としては、

Cm

このように、コードネームに小文字の「m」が付きます。

読み方は、「シー・マイナー」と読みます。

02_Cm.png
03_C.png

譜面で表すとこんな感じです。

Cとの違いは、真ん中の音(3rd)が半音下がっただけ。


そう、コツとして知っておきましょう。

コードは、3rdが半音高いか?低いか?で、
明るいか?暗いか?が別れるんですね。
(この特徴については別の記事で掘り下げます)

この半音下がった3rdのことを「マイナーサード」と言います。
ですが実際現場ではメジャーもマイナーも、3rdは同じ「3rd」と読んでいます。

だって、コードネームに「m」が付いてるから見分けがつくわけですからね。


ここがメジャートライアドとの違いで、
あとは考え方は全部同じ。

01_Cm構成音と転回.png

Root音がCで、暗い響きだからマイナーコードになっています。

構成音もトライアドである限り3和音なのです。

転回してもコードネームは変わらず、構成音の名前も変化しません。

ね?簡単でしょ?





そんなわけで、今回はマイナートライアドについてでした。















コードのしくみ −メジャートライアド−

こんにちわ。
しげのです。


コードのしくみについてお話します。

今日は、メジャーコードについてです。


補足
先に、ちょっとだけ補足しておきますね。


04_白鍵黒鍵.png

ドレミファソラシドを英語で表記すると、
C D E F G A B、となります。


これはあくまで単音のことを指して言っていますが、
わからない人にはちょっとややこしいのが、
コードも似たような言い方をするということ。


ですが、コードはあくまで「和音」を指します。

5線の上の方に書いてあるアレは、
原則として「コード」のことを言っています。

5線上で単音を表現するのにわざわざCとかDとかは書かれません。
(単音は音符で表現されているから)


コードの構成音


では本題のコードについてです。

03_C.png

これは「C」というコード。

Cと書かれたら「ドミソのことを言っている」と受け取りましょう。

このように、CとかDとかFとかは、3和音を表しています。

こういう3和音のことを、「トライアド」と言います。


では「ドミソの組合せ」をなぜ「C」と言うのか?というと…


実はコードの構成音(この例で言うドミソのこと)の組合せには法則があり、
構成音それぞれに名前が付いているのです。

その3和音の代表者の名前を取って、「C」というコードネームになっているのです。

01_C.png

構成音それぞれは、このように下から順に、

Root(ルート・1度) =ド
3rd(3度) =ミ
5th(5度) =ソ

というような名前になっています。

この代表者がRoot(「根」という意味)で、
Rootの名前をそのままコード名にしているのです。

Cの場合、Root音がC音だから「C」なんです。


だから、FがR音だったら・・・

06_F.png

Fは「ファ」ですよね?

ファをR音として、
3rdと5thが重なって、
ファ・ラ・ドという和音ができました。

これが、F。
だから、F。


Root音は、なにもCやFのように、ピアノで言う白鍵だけではありません。
C#やAbなど(黒鍵)がRoot音になることもあります。


例えば…

08_C#_Db.png

コードがC#だった場合・・・

Root = ド#
3rd = ファ
5th = ソ#

の組合せで、C#となります。

09_C#_Db_鍵盤.png

C#とDbは同じ音でもあるので、
名前は違っても同じコードです。

この鍵盤の図で言うと、
赤い色がRoot、3rdと5thは水色です。

こうして見てみると、同じコードであることがわかるかと思います。





構成音の数え方


Rootはわかったけど、
3rdと5thってなんだ?って思いませんか?

詳しくは別の記事で触れますので、
ここではサラッと…。

07_度数.png

この図のように、
Root音から数えていって3番目と5番目に来る音を重ねているから、です。

ここではあまり深堀しません。


Cはドミソ、Fはファラド…と言うように、
コードそのものを覚えてしまえば十分とも言えるので、
これを理解しなくてもOKです。



コードの転回


02_C転回.png

Cはドミソ。

このド・ミ・ソという並び。

これは並びが変わって、ミ・ソ・ドになっても、ソ・ド・ミになっても、
コードとしては同じCです。


逆に言うと、並びは関係ないんですね。

ド・ミ・ソという組合せCと言います。

構成音それぞれの呼び方も変わりません。


こういう並び順を変えることを、「転回」と言います。

これは、この先コードがもっと複雑になっていったとしても考え方は同じです。


並び順が変わってもコードは変わらない(=響きは変わらない)っていうこの仕組みは、
コードのいいところです。


この仕組みに是非慣れていってください。


まとめ



さあ、いかがでしたでしょうか?

今日のまとめです。

・コードとは和音のこと
・3和音のことを「トライアド」と言う
・コードネームの由来はRoot音から
・組合せが一緒なら並び順が変わってもコードは同じ



そんなわけで、今日はトライアドについてやってみました。


またお会いしましょう。














コードの読み方

こんにちわ。
しげのです。


今日はコードの読み方についてお話しします。


譜面を前にしたとき、5線の上に書いてあるアレ…
気になったことありませんか?

いつも「なんだろう?」って思いつつもスルーしていたりしませんか?(笑)

03_コード.png

アレが「コード」というものです。


「コード」という言葉は一度は聞いたことがあるでしょう?


アドリブでサクサク弾ける人の多くは、
実は5線に書いてあるメロディーよりも、
このコードを素に弾いているのです。


というか、ぶっちゃけコードしか見ていません。


天性の才能で弾いているんじゃないんです。


アドリブでサクサク弾きたいけど、
「自分には才能なんてあるはずない…」

もしあなたがそんな風に思っていたなら、
安心して下さい。


あれは才能で弾いているものではないからです。

人がやってるのを見ると才能に見えるだけですし、
弾いてる本人も「才能だ」と思って弾いてたりしますから(笑)



きちんとノウハウがあるんですね。


その最も基礎となるのが、
このコードの読み方。


もしあなたがスポーツ選手だったら基礎体力、
英語の先生だったらアルファベット、
レーサーだったら運転免許みたいなものです。


暗記しなくていいですから、
流し読みして、
気になったらこの記事に戻る…という辞書的な使い方でこのブログを楽しんでください。


さてでは本題に入ります。

05_C.png

これはC(シー)です。

読み方は、「シー」とか「シーメジャー」と読みます。


ドミソの音符が書いてありますが、
これはコードとしてのCの構成音です。

構成音についてはまた別の記事で触れますから、
ここでは単純に「Cはドミソ」って覚えておくといいでしょう。

04_Am.png

これはAm(エーマイナー)です。

大文字の横に、小文字のmが付いていて、
コードではこの小文字のmのことを「マイナー」と読みます。

他のコードでも、複雑なコードになっても一緒。

小文字のmが出てきたら「マイナー」と読みます。




ちょっと実例を見てみると、


F…エフ、エフメジャー

E♭…イー・フラット

Gm…ジー・マイナー

C#m…シー・シャープ・マイナー

というように読んでいきます。




いかがでしたか?

読み方自体はそんなに難しいものではないですよね?




さぁ、これが、あなたがアドリブ奏者になる第1歩です。


あなたが持っている譜面を一度見直してみて、
まずは読むだけ読んでみてください。


応援しています。














2016年09月21日

ドレミの読み方

こんにちわ。
しげのです。


今日は初歩の初歩。


ドレミ…の英語表記について、です。


↑↑というと、いきなり嫌な顔されそうですが(笑)



これだって、わからない人にはわからない代物なわけです。

そういう初心者にも役立つ情報として書きますね。




もしあなたが初心者で、
いつも譜面の上の方に書いてあるアレ、意味がわかんない…。

という方、どうぞ安心して下さい。

このブログで少しずつ解説していきますからね。


アレは「コード」と呼ばれるもの。

そしてその「コード」を読めるようになるために、
まずはドレミの英語読みを見てみましょう。

実はとっても簡単。



01_白鍵.png

こうなっているんです。

ドレミファソラシド、の順に、
C-D-E-F-G-A-B-C


となっているだけ。

英語では、ドをCと言うんですね。


音楽の時間とかに、「ハニホヘトイロハ」って聞いたことありません?

昔の日本語表記なんでしょうけど、これと並びは同じです。



それで…


初心者にはちとやっかいなのは、図の黒鍵部分ですよね。


黒鍵部分も表すとこうなります。


02_白鍵黒鍵.png


なにやら図がゴチャゴチャしてきてわかりにくくなった…なんて思われそうですが(笑)


ざっくりまとめます。


■Step 1
まず音楽では、音が上がること「#(シャープ)」と言います。

#で半音上がります。

逆に音が下がることを「♭(フラット)」と言います。

♭で半音下がります。


上がる単位と下がる単位は「半音」なのです。

ド → レ のように上がると「全音」とか「1音」とか言います。



■Step2
ドをすると、ドから半音上がる。
そして、ドとレの中間の音になる。
これを「ド#(ド・シャープ)」と言います。

英語だったら「C#(シー・シャープ)」ですね。

逆に、レからすると、レから半音下がる。
そして、ドとレの中間の音になる。
これを「レ♭(レ・フラット)」と言います。

英語だったら「D♭(ディー・フラット)」と言います。



■Step3
もう一度、2つ目の図を見てみてください。

ドとレの中間の音は、呼び方は違えど「同じ音」なんですね。

C# = D♭

譜面上では、書いた人によって表記が違ったりしますが、
(他にも要素はあるけど、難しくなるし知っててもあまり意味ないんで割愛。)
言いたいのは「CとDの中間の音」ということ。




それでは最後に、ちょっとトリビアっぽいしくみを(古っ)話して終わります。


図をよく見てみると、E→Fの間、B→Cの間には半音階はありません。

というのは、Eを#して半音上げるとFになるからです。

E#とかF♭という表記はまずありません。
(考え方としてはあっても)

E→F、B→Cは、半音しか離れていないんですね。

ごく稀に譜面にC♭とか書いてあるけど、
慣れてくるとかえって読みにくくて、
素直にBと書いて欲しいとか思ったりします(笑)


ややこしく思うかもしれませんが、
暗記する必要はないんです。

実際に演奏していると自動的にそういうものだと身体が覚えてくれます。


そう、一番大切なのは、「暗記しないこと」だと思います。

必ず「弾きながら」で覚えていくこと。


無理に暗記しようとすると身体に毒ですよ(笑)



そんなわけで、覚えなくてもいい回なわけですけど(笑)さらっとやってみました。












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