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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年11月02日

キー(メジャーキー)

こんにちわ。
しげのです。

今回はキーについてお話します。

僕なりの独特の考え方ですが、
最終的にあなたが即興演奏できるようになればいいわけです。

その近道の1つだと思って読んでくれれば幸いです。



キー


実はこれ、あなたも体験したことがあるものだと思います。

カラオケで歌う時、
友達と「1つ下げて」とか話したり、
画面上や曲のリストで「+2」とかいう表記を見たことありますよね?

あれは「キー」を表しているのです。


ちなみにカラオケでいう「±1」というのは、
実はキーの「半音±1」のことを指しています。

小難しい表現を使わず、
一般の人にも分かりやすいように、
「±○○」で表現されていますね。

逆に、「C」とか「Bb」とか表現されていたら、
一般の人にはわかりにくくてしょうがないですよね?(笑)


これをもう少し音楽的に言い換えると、
キーとは「よく使う音の並び方」で、
ちょっと変な言い方ですが、
「ドレミファソラシドの高さとでも言っておきましょう。

カレーで例えると、
「カレーはスパイス」と思うかもしれませんが、
実はほとんどが水と野菜からできていますよね?
キーとは、カレーで言うところの水と野菜のようなものと思って下さい。

これがわかると、アドリブソロや即興伴奏の下地としてかなり進歩しますよ。



キーの表現



譜面上では、キーってどうやって表現されているのでしょうか?

おそらくこれも見たことあると思います。


譜面のト音記号の横についてる#や♭、アレのことです。


よくこのブログに登場してくるコレ↓↓

01_key-of-C.png

これは「Cキー」です。


他に、例えばこんなの…

02_key-of-D.png

ト音記号の横に#が2つ付いてます。

これは「Dキー」です。

それから、こんなの…


03_key-of-Eb.png

♭が3つ。これは「Ebキー」です。


譜面上ではこのように表現されてるんですね。


じゃあなぜこうなるか?を見て行きましょう。



よく使う音の並び・・・ドレミファソラシドの高さ



「ドレミファソラシドはドレミファソラシドでしょ?
高さもクソもないじゃん?
(1音)高くなったらレ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レじゃん?」

と思ったあなたは正しい。

ただここで言いたいのはそういうことじゃありません。

要するに「ドレミファソラシド〜♪」と聴こえる“音の並び”です。

専門的に言うと「メジャースケール」というものです。


「メジャースケール」なんて言うとちょっと難しく感じるかもしれませんが、一旦忘れてください。

全てのキーにおいて、ドレミファソラシド〜の並びに聴こえる「音の組合せ」のこと、と思って下さい。


先ほど登場したCキー。


04_key_CtoD.png
(▲クリックで画像を拡大)

C音から数え始めてドレミファソラシド〜の響きになるためには、
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」という並びになりますよね?

当たり前の話ですけど(笑)

じゃあもしこれをD音から始めるとしたら?
…と考えてみましょう。


D音から数え始めてドレミファソラシド〜のように聴こえる並びにするには、
「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・・レ」じゃない。
ファとドを#しなければいけないですよね?
結果、「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」という並びになります。

これがDキー。

だから、Dキーにはファとドに#が付いているんです。


…という考え方。

じゃあ、もう1つ。

Ebから始めた場合を考えてみましょう。


05_key_CtoEb.png
(▲クリックで画像を拡大)

これもさっきのDキーと考え方は一緒です。

Eb音から数え始めて、ドレミファソラシド〜のように聴こえる並びにするには、
ミとラとシを♭しないといけない。

だからEbキーにはミ・ラ・シに♭が付いている。



こんな考え方です。


キーの名前



この考え方でキーを見ると、
キーの名前の由来は一目瞭然。

CキーはC音からドレミファソラシド〜を数え始めましたが、
この「数え始めの音」キーの名前になっています。

D音から数え始めたからDキー。
Eb音から数え始めたからEbキー、なわけです。


実際に音に出して聴き比べて欲しいのですが、
「ドレミファソラシド〜」をそのまま転調してるだけですよね?

これがキーです。


そして、今日お話したのは「メジャーキー」という、
曲調が明るい曲で使われるキーのことです。


コードのように、キーにも「明るい暗い」っていうのがあって、
暗い方のキーを「マイナーキー」と呼びます。

マイナーキーについてはまた後日。


















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