2016年11月27日
コードは回転系で使う
こんばんわ。
しげのです。
今日はコードの回転についてお話しようと思います。
以前、トライアドのお話をした時に、
コードの構成音(Root, 3rd, 5th)は並び順が変わっても組合せが同じなら同じコードだとお話しました。
わかりやすく、Cコードでお話すると、
![02_C転回.png](/jazzwalk/file/02_CE8BBA2E59B9E-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
Cは「ドミソ」ですね。
これが、ミソドになっても、ソドミになっても、同じC。
そう、ただこれだけの話なんです。
これは、マイナーでも同じ。
![01_Cm構成音と転回.png](/jazzwalk/file/01_CmE6A78BE68890E99FB3E381A8E8BBA2E59B9E-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
この図はCmの例。
と、以前はこの辺まではお話してましたね。
今日はもう少し進んだお話を…。
![01_onChord_NG.png](/jazzwalk/file/01_onChord_NG-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
これね…
あなたがもし真面目な性格だったり、
コード勉強の初心者だったりしたら、
例えばCを回転させて、
C=ミソド
の並びになったときに、
CなのにC/Eのように真面目に考えてしまうかもしれません。
中にはこの並びになった時に、
わざわざ読み方をC/Eに変えて説明している教則本やサイトがあります。
こんなこと考える必要はありません。
これは説明している人がややこしくしているだけです。
「ドミソ」の組合せだったら、
「ミソド」でも「ソドミ」でも同じ、Cのままでいいんです。
もしあなたがピアニストだったら、
この譜面には右手しか書いてませんが、
左手でドを弾いていたら結果は"C"ですよね?(笑)
大切なのは、譜面にCと書いてあるか?C/Eと書いてあるか?ではありません。
ぶっちゃけ音楽理論として正しいかどうか?も関係ないんですね。
並びが変わってもCはC。
呼び方なんて関係ないんです。
コードの回転系は実際、このように使われます。
![02_CFG_Progression.png](/jazzwalk/file/02_CFG_Progression-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
例えばこの図のように、 C-F-G というコード進行があったとします。
これを、回転を全く使わずに元の組み方(1-3-5)のまま弾くと、
ハーモニーの音域が大きく変化してしまいます。
これを、コードは進行するが、ハーモニーの音域をあまり変えたくない時、
このように回転系でコードを出してあげます。
・・・・・・
「ふーん・・・・。」
てなりそうですね(笑)
これが何に役に立つか?って話なんですけど…。
![04918f3fa52d87696f02f8ab82fe6989_s.jpg](/jazzwalk/file/04918f3fa52d87696f02f8ab82fe6989_s-thumbnail2.jpg)
これは一例ですけど、
このようなメリットがあるんです。
とは言ってもこれは時と場合によりけりで、一概には言えません。
あなたのセンスで使い分け方を学んでいって欲しいと思います。
コードを回転させていくと、
別のコードと同じになることってよくあります。
例えばC6とAm7。
![03_C6_Am7.png](/jazzwalk/file/03_C6_Am7-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
こうして見てみると、まず構成音が同じなんですよね。
で、違いは何か?っていうと、、、
ルート音 です。
実際はベーシストがルート音を弾いてくれたりするので、
特にルート音は気にしなくてもバンドアンサンブルとして成立します。
(ピアノ1台で伴奏するなら弾いてあげた方が曲の雰囲気は相手に伝わりやすいと思います。)
それよりもこういう時は、
ルート音と同じ位気にした方がいいのが、
トップノートです。
その曲の雰囲気などにもよりますが、
トップノートをどの音にするか?でアンサンブルだったり、
ボーカル目線から見た"歌いやすさ"に大きく影響します。
そいういう考え方からよくよくコードの回転を考えてみると、
ぶっちゃけC6でもAm7でもどっちでもいいということに(笑)
さて、回転コード、いかがでしたか?
ざっくり言うとこんな感じです。
回転系コードは、特に回転系として意識しなくても、
あなたが上達していくと自然と回転系の方が使いやすくなってくるはず。
ここまでお話ししたのをひっくり返すようですが、
回転系なんてわざわざ練習しなくても、ほっとけば勝手に使うようになると思いますよ(笑)
応援していますね!
![](https://www20.a8.net/svt/bgt?aid=160830460452&wid=001&eno=01&mid=s00000013869001016000&mc=1)
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+7H3Y7M+2Z0I+61RI9)
![](https://www24.a8.net/svt/bgt?aid=160830460540&wid=001&eno=01&mid=s00000015043001013000&mc=1)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+8XI3G2+382M+614CX)
![](https://www28.a8.net/svt/bgt?aid=160830460553&wid=001&eno=01&mid=s00000001948001037000&mc=1)
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+958QB6+F14+669JL)
![](https://www24.a8.net/svt/bgt?aid=160830460561&wid=001&eno=01&mid=s00000000214011005000&mc=1)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+9A075E+1NG+1TIR4H)
しげのです。
今日はコードの回転についてお話しようと思います。
ちょっとおさらい
以前、トライアドのお話をした時に、
コードの構成音(Root, 3rd, 5th)は並び順が変わっても組合せが同じなら同じコードだとお話しました。
わかりやすく、Cコードでお話すると、
![02_C転回.png](/jazzwalk/file/02_CE8BBA2E59B9E-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
Cは「ドミソ」ですね。
これが、ミソドになっても、ソドミになっても、同じC。
そう、ただこれだけの話なんです。
これは、マイナーでも同じ。
![01_Cm構成音と転回.png](/jazzwalk/file/01_CmE6A78BE68890E99FB3E381A8E8BBA2E59B9E-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
この図はCmの例。
と、以前はこの辺まではお話してましたね。
今日はもう少し進んだお話を…。
並び順が変わっても、考え方を変えるな!
![01_onChord_NG.png](/jazzwalk/file/01_onChord_NG-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
これね…
あなたがもし真面目な性格だったり、
コード勉強の初心者だったりしたら、
例えばCを回転させて、
C=ミソド
の並びになったときに、
CなのにC/Eのように真面目に考えてしまうかもしれません。
中にはこの並びになった時に、
わざわざ読み方をC/Eに変えて説明している教則本やサイトがあります。
こんなこと考える必要はありません。
これは説明している人がややこしくしているだけです。
「ドミソ」の組合せだったら、
「ミソド」でも「ソドミ」でも同じ、Cのままでいいんです。
もしあなたがピアニストだったら、
この譜面には右手しか書いてませんが、
左手でドを弾いていたら結果は"C"ですよね?(笑)
大切なのは、譜面にCと書いてあるか?C/Eと書いてあるか?ではありません。
ぶっちゃけ音楽理論として正しいかどうか?も関係ないんですね。
並びが変わってもCはC。
呼び方なんて関係ないんです。
回転コードは実際はこう使われる
コードの回転系は実際、このように使われます。
![02_CFG_Progression.png](/jazzwalk/file/02_CFG_Progression-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
例えばこの図のように、 C-F-G というコード進行があったとします。
これを、回転を全く使わずに元の組み方(1-3-5)のまま弾くと、
ハーモニーの音域が大きく変化してしまいます。
これを、コードは進行するが、ハーモニーの音域をあまり変えたくない時、
このように回転系でコードを出してあげます。
・・・・・・
「ふーん・・・・。」
てなりそうですね(笑)
これが何に役に立つか?って話なんですけど…。
![04918f3fa52d87696f02f8ab82fe6989_s.jpg](/jazzwalk/file/04918f3fa52d87696f02f8ab82fe6989_s-thumbnail2.jpg)
- コードが組みやすくなる
- 他のパートとぶつかりにくくなる
- ボーカルが歌いやすくなる
これは一例ですけど、
このようなメリットがあるんです。
とは言ってもこれは時と場合によりけりで、一概には言えません。
あなたのセンスで使い分け方を学んでいって欲しいと思います。
亜種…?
コードを回転させていくと、
別のコードと同じになることってよくあります。
例えばC6とAm7。
![03_C6_Am7.png](/jazzwalk/file/03_C6_Am7-thumbnail2.png)
(▲クリックで画像拡大)
こうして見てみると、まず構成音が同じなんですよね。
で、違いは何か?っていうと、、、
ルート音 です。
実際はベーシストがルート音を弾いてくれたりするので、
特にルート音は気にしなくてもバンドアンサンブルとして成立します。
(ピアノ1台で伴奏するなら弾いてあげた方が曲の雰囲気は相手に伝わりやすいと思います。)
それよりもこういう時は、
ルート音と同じ位気にした方がいいのが、
トップノートです。
その曲の雰囲気などにもよりますが、
トップノートをどの音にするか?でアンサンブルだったり、
ボーカル目線から見た"歌いやすさ"に大きく影響します。
そいういう考え方からよくよくコードの回転を考えてみると、
ぶっちゃけC6でもAm7でもどっちでもいいということに(笑)
まとめ
さて、回転コード、いかがでしたか?
- 構成音の並び順が変わってもコード自体は同じ、という考え方でOK
- 回転を駆使するとアンサンブルを整えやすい
- 同音異名があっても、気にするのはルート音とトップノートだけでOK
ざっくり言うとこんな感じです。
回転系コードは、特に回転系として意識しなくても、
あなたが上達していくと自然と回転系の方が使いやすくなってくるはず。
ここまでお話ししたのをひっくり返すようですが、
回転系なんてわざわざ練習しなくても、ほっとけば勝手に使うようになると思いますよ(笑)
応援していますね!
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+7H3Y7M+2Z0I+61RI9)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+8XI3G2+382M+614CX)
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+958QB6+F14+669JL)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2NR5KS+9A075E+1NG+1TIR4H)
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