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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年11月22日

聴く能力を開発しよう【Check it!】

こんばんわ。
しげのです。

前回お話した「聴くということ」、いかがでしたでしょうか?

今日はその「聴く」という能力を開発しよう、というお話をしようと思います。

そのためのトレーニング方法などをご紹介します。

先に言っておきますが、
結構地味です(笑)

が、効果テキメンです( ̄▽+ ̄*)

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あなたは「聴く」ということは得意ですか?ニガテですか?


この「聴く」という能力は、実は後天的に身につけることができます。


つまり、あなたが「聴く」はニガテと思っていても、
「聴く」ことができるようになるということです。


勘違いして欲しくないのは、
「絶対音感」と今日お話する「聴く」は全く別ものということ。

(詳しくは「聴くということ」を参照下さいね。)


「聴く」ことができるようになったら、
きっとあなたの音楽人生は大きく飛躍することになる能力だと思います。




是非「聴く」という能力を身につけて、
あなたの音楽生活を100倍楽しくして欲しいと思います。




「聴く」は習慣


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結論を先に言うと、
「聴く」という能力はただの習慣です。

「聴く耳を持つ」ということですね。


つまり、
普段から周りの人の音を聴こうとしているかどうか?
あなたに、普段から音を聴こうとする姿勢があるかどうか?

たったこれだけです。


これが何年も積み重なって大きな差となり、
「聴く」がニガテなあなたが出来上がったわけです。


そして、それを改善するには、
これからは演奏の度に「聴く」という姿勢を持つこと。

たったこれだけなんです。


かといってこれだけで終わってしまうわけにはいかないので、
あなたの聴く能力を開発するための、
いくつかの方法をご紹介します。

  • 他のパートが何をやっているか?知ろう

  • 「弾く」をやめよう

  • メトロノームと練習しよう

  • 譜面を見ずに相手の顔を見よう



他のパートがどんなことをやっているか?知ってみよう



僕の若かりし頃、実はベースに興味がなかったんですが、今はベース大好き人間。

その体験談からお話を進めますね。

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試しに何かCDを再生し、
1曲の最初から最後までベースを聴きっぱなしにしてみてください。
(もしくは普段あまり聴かないパートでもOK)

曲の途中で自分の興味あるパートに耳が向いてしまったりしませんか?(笑)



昔ベースに興味がなかった頃、
何となく四分音符でドゥンドゥンやってるな〜って程度にしか思ってなかったんですね。

それが、ピアノ1台で歌伴をする機会が増えたことで、
ベースを研究する必要性が出て来まして…


なので考えました。

1曲、始まりから終わりまで、ベースだけを聴きっぱなしにする習慣を持とうと。


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正直はじめはちょっと苦痛でした(笑)
ですがこれはすぐ慣れます。


そして聴けば聴く程、奥が深くて、シンプルな弾き方でも色んな工夫がされていることに気付きました。

「粋だな〜」と思いましたよ。

すると、実際の演奏現場で、友達が弾いてるベースの音が気になるようになってきたんです。
いい意味悪い意味も含めて。


ベースを知ると、今度はドラムがどんなことをやってベースと絡んでいるか?にも興味が湧いて来ました。

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そうしてベースとドラムがどんなことをやってるか?が具体的にわかると、
今度はベースとドラムのコンビネーションが気になるようになってきたんです。
いい意味悪い意味も含めて。


次第に上手い人とヘタな人の違いもわかるようになってきて、
気付いた頃にはバンド全体のアンサンブルとグルーヴを聴きながらプレイできるようになっていたんです。



こんな風に、他のパートがどんなことをやっているか?を知るだけで、
相手の音に対する理解度が格段に上がります。

そしてどんどん聴く耳が育ってきます。


是非一度、他のパートを曲の始まりから終わりまで聴きっぱなしにする、
ということを試してみて下さい。

地味ですけど結構効果テキメンです。


「弾く」をやめよう


(攻撃的なタイトルですいません…たぶん、そういう意味じゃないです)

実際に演奏するとき、
あなたが演奏するフレーズのことでアタマがいっぱいになってしまっていたり、
コードのことやスケール、フレージングのことばっかり考えてしまっていませんか?

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「弾くのに余裕が出て来ないと、まだ聴く余裕は…」

なんて思っているあなた。

これは順番が逆ですよ。

「聴く」はあくまで習慣。

聴く余裕を持たないから弾くことだけでイッパイイッパイなままなんです。


「聴く」を邪魔しているのは往々にして「弾く」ことなんです、実は。


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かと言って、いきなり弾きながら聴きっぱなしなんて難しいですよね?

そこでオススメなのが、
「弾く」をやめる = 手数を減らす です。

演奏中夢中になりすぎて、息つく間もない8分音符の羅列になっていませんか?


まずは、夢中になって弾いてても、
ふと我に返って聴く、を取り入れるだけでOK。

セッション中に、
→1フレーズ弾く
→周りの音に耳を向ける(=我に返る)
→また1フレーズ弾く
→また周りの音に耳を向ける(=我に返る)…


のように、交互にやってみることです。

意識的には、
周りの音に耳を向ける = ベース+ドラムの音をお客さんに聴かせてあげる
みたいに思ってもOK。


そして、聴く時間を少しずつ長く取っていきましょう。


何度も言いますが、「聴く」はあくまで「習慣」

周りの音を聴く習慣ができてくると、
自然といつの間にか弾くと同時に聴けるようになってきます。

何よりプレイ中に落ち着いていられるようになりますしね。


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また、こうすることであなたのソロフレーズにスペースも生まれ、
お客さんには聴き心地のいいフレーズになるというメリットもあります。



メトロノームと練習しよう





メトロノーム、持ってますか?

これも地味な練習だし嫌いな人もいるでしょう。





ireal Proの様なマイナスワン生成アプリなどで練習するのももちろんOKですが、
これだとカラオケ状態になってしまいがち。

単純に「聴く」能力を開発するには、メトロノームの方が効果テキメンと思います。

アナログでも電子メトロノームでもどちらでもOKです。
電子メトロノームの場合は、
演奏の音にかき消されないような、大きな音の出るものをオススメします。






メトロノームの効果的な使い方はまた別途お話しますが、
まずは単純にメトロノームに合わせて弾いてみましょう。

メトロノームとずれて来たら、それは聴けていない証拠。

これをリズム感だと勘違いしている人も多いですが、
メトロノームを聴きっぱなしで演奏することで、
ズレないしズレても即修正できるようになってきます。

この聴いて合わせるスキル、ズレても即修正するスキルは、
演奏現場であなたを助けてくれるスキルです。


練習する際、メトロノームを常に使う習慣をつけましょう。



譜面を見ずに相手の顔を見よう



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最後に、譜面を見ずに顔を上げようというお話をします。

譜面と始終にらめっこ…

こうなると譜面を処理することに夢中になってしまったりと、
これもまた「聴く」を妨害する習慣の1つなんですね。

聴けるようになってからは譜面を見っぱなしでも特に問題ないのですが、
発展途上の内こそ顔を上げて、周りのプレイヤーを見て演奏する習慣を持ちましょう。

実際に「聴く」だけでなく、その音を出してる「姿を見る」ことで、
聴くことを多いに加速させてくれます。

また、相手の呼吸を読みやすくなります。


曲が覚えられない!という人もいると思いますが、
丸暗記する必要はありません。

譜面とにらめっこしてしまう原因は、
「譜面を見てしか演奏できない」という習慣なだけです。

不安なとこだけちょっと見る、など、譜面を封印する必要はないので、
思い切って顔を上げてお互いの表情を見る習慣を持ちましょう。


なんと言っても聴く習慣がない人ほど、
自分が見ているものの音を聴こうとする習慣が身に付いている人です。
(TVとか見てると家族の話とか聴かなかったりしてません?)

相手の演奏する姿を見るだけで、
今のあなたの習慣が、そのまま相手の音を聴こうとする行為に直結するんです。


こうして「生演奏の音」が「必要な音」として認識されてくるだけで、
自然と聴く習慣は身に付いてくるものです。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

「聴く」能力開発。

  • 他のパートが何をやっているか?知ろう

  • 「弾く」をやめよう

  • メトロノームと練習しよう

  • 譜面を見ずに相手の顔を見よう


地味だし、くだらないと感じる人もいるような内容ですね。

でも、このくだらないことができてなくて「聴けてるつもり」になっている人ほど悲惨なものはありません。
(一度くらいそういう人、見かけたことあるんじゃないですか?)

是非「聴く」を習慣化していってください。

聴けている人は、これらの行動は空気を吸うように自然とやっていることです。

応援していますね!


















続きを読む...

2016年11月20日

心に響く演奏、鳥肌が立つような演奏

こんばんわ。
しげのです。

「聴く」の能力開発のお話、楽しみにしていてくれたならごめんなさいね。

今日は、心に響く演奏、鳥肌が立つような演奏についてお話したいと思います。


というのは、
実は今日、びっくりするくらい鳥肌が立つ演奏に出会ってしまったからなんです。



あなたは、演奏を聴いて鳥肌が立ったことってありますか?

あ、鳥肌が立つというのは、
感動して鳥肌が立つ方のお話です。

気持ち悪くて鳥肌が立つ方じゃないです(笑)




鳥肌が立つような演奏は、僕もこの37年間で何度も出会ってきました。

そして改めてそういう演奏っていうのは、
えてして演奏技術やその人の実績とは関係のないことなのだと、
つくづく思ったというお話です。



ちょっとエピソードとして不謹慎だと感じる人もいるかもしれませんが、
先に言っておきます。

その演奏に出会ったのは、とある方の通夜でのことです。

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実は僕の音楽仲間のお父さんが最近亡くなりまして、
今日はそのお通夜だったんです。


その音楽仲間というのは、
まだ20歳位の女の子のシンガーソングライター。

見た目も凄く可愛らしくて、
POPSのピアノ弾き語りで頑張ってる子です。

だからそのお父さんも実は50代で永眠されたんです。


さて彼女、アマチュアですけど、
2ヶ月程前に自主制作で念願のCD発売ができたばかり。

ルックスが可愛らしいこともあって、
彼女のFBとかを見ていると、
自分が可愛いことをわかっていての発信もあったり、
こういう活動に浮かれている面というのもあるでしょう。

まぁ、若い人にはよくあることなので僕はあまり気にしない方なんですが、
そういう態度が鼻につくという人も中にはいるでしょうね。

他の音楽仲間は、彼女のそういう面が気に入らないという人も中にはいるのは確かなんです。


さて、僕も応援の意味でCDを1枚買いました。
歌はとても上手なんですが、まだ20歳ということもあってか、
曲構成も演奏もまだ未熟な面が目立ってしまって、
Liveは面白いけどCDはそんなに面白くない…という印象だったんです。




話を戻しまして今日のお通夜での一場面。

お焼香が全員終わり、
最後に彼女がお父さんに歌を歌うという余興が始まりました。


とても緊張してたんでしょう。
涙をこらえて歌う体勢を作るのに手こずっていたのもあるのでしょう。

そこで一言。

「お父さん。まさかお父さんに歌うことになるなんて思ってなかったけど…」


そして彼女は歌い出しました。

伴奏なしの独唱。


涙をこらえながら、
震えて安定しないピッチを必死にキープしながら。


初めの数フレーズはそんな感じだったんですけど、
ある部分から急激に音が変わったんです。

その瞬間、僕の全身に鳥肌が立ち始まりました。


僕はすぐに目を閉じて、
音だけの世界に入り聴く体勢に。


彼女の声の震えは止まり、
驚く程真っすぐに透き通って、
に何かを必死に伝えようとしているのがはっきり伝わってくる

丸裸になった雑念のない無色透明の彼女の魂が響き渡っているんです。

会場中からすすり泣く声が一気に聴こえ始めました。
僕も涙が溢れました。

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(あ、この写真は僕じゃないです)



正直、歌詞なんて全然聴いてませんでした。
歌詞の内容なんて関係ないと思えたからです。
言語の要らない音、音だけの世界。


あの瞬間から歌が終わるまでの数分間、
あんなに長い時間、全身の鳥肌が止まらなかったのは初めての経験でした。



そう、そんな1コマに今日出会ったんです。



そして思ったこと。

魂が丸裸になって純粋に演奏された音は、
こんなにも力強いものなんだな、
と。


演奏技術、
曲や歌詞の善し悪し、
曲構成。


そういうものは一切関係なく、
魂から発せられる純粋なエネルギーに、
1生命体として反応したんだと思いました。

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僕自身も、何も考えずに集中して演奏できた時は、
録音した音源なんかを聴いてもよく演奏できてる、と思えることが多いのです。

そういう時こそ逆に、何を弾いたのか?全く覚えていないものですよね。



あなたにもそんな経験、ありませんか??
















posted by しげの at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | #. コラム

2016年11月16日

「聴く」ということ【Check it!】

こんばんわ。
しげのです。

今日は「聴く」ということについてお話しようと思います。


カテゴリを「アドリブ演奏に必要なこと」としてますが、
これはアドリブ演奏に限ったことじゃなくて、
すべての演奏に共通して言えることだと思います。


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あなたは、演奏する上で言う「聴く」とはどんな聴き方だと思いますか?


「聴く」という能力は、演奏技術以上に大切な能力。

  • リズム感やグルーヴ感の向上
  • 演奏ノウハウの吸収力向上〜上達速度UP
  • 演奏者としての資質の向上


など、あなたの音楽人生を左右するくらい大きなメリットがたくさんあります。


でも残念なことに「聴く」をおろそかにしてしまっている人がとても多いのです。

なぜこのお話をしているか?って、
もちろんあなたが「聴く」のが今はニガテだとしても、
ちゃんと聴けるようになれるものだと思うからです。

何回かに分けてがんばってまとめてみますんで、どうぞお付合いくださいm(_ _)m


今日お話しする「聴く」とは?


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音楽で「聴く」という言葉を聴くと、

  • 音程を聞き分ける能力

  • 耳コピーする能力

  • 絶対音感


なんてこをが真っ先に浮かんでくる人も多いでしょう?

ですが、そういうことではないんです。


ここで言いたい「聴く」とは、

  • 相手の音をきっちり聴く

  • 相手の音を聴きっぱなしにしつつ演奏すること

  • 自分の演奏へ向けた意識 vs 相手の音に向けた意識

  • 「聴く」ための脳みその使い方


というようなことです。

つまりあなたが1人でいる時の「聴く」という状態ではなく、
周りに人がいる状況での「聴く」です。


ちょっと表現するのが難しいですが、「感覚」の話ですしね。

あなたが食べたことのない料理の味を、口頭で伝えようとしてるようなものです。

僕の経験してきたことを全力で、僕なりにお伝えしていこうと思います。


昔、こんなことを言われたことがあります


(演奏する上で)
「聴く」とは「聴き取る」ことだ−−。

うん、相手の音をきっちりと聴こうとしたら、そういうことでしょうね。



いい役者とは、相手のセリフを聴ける役者だ−−。


この言葉、個人的にとても好きです。

演奏でも同じことが言えると思います。




あなたにも覚えがあるはず…。


わかりやすくお伝えするために、
あなたも必ず1度は経験したことのあるエピソードをお話します。


学校の休み時間の風景を思い出してみて下さい。

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クラスメート約30名が一斉にハイテンションで話している。
教室を見渡すと、約30名がいくつかのグループに別れて話している。

まるで居酒屋やパチンコ屋のように相当ガヤガヤしている風景です。


こんな状況にも関わらず、
目の前の友達の話し声は聴こえてるのに、
すぐ隣のグループの話し声は邪魔になっていない。

こんな風景、イメージできましたか?
今にして思い出してみると、これって不思議なことだと思いません?



この休み時間の状況での「聴く」とは、

興味ある音だけを聴いている状態。

意識を向けている相手の音だけを聴き取っている状態。

自分に関係のある音だけを聴き取っている状態。

自分に関係のない音はシャットアウトしている状態。

…です。

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音楽で言うと、

自分の楽器の音にだけ意識を向けている状態。


相手の音(周りの音)は聴けている”つもり”であって、
休み時間の他のグループのワイワイガヤガヤ=相手の音 となっている状態。

…です。

あなたはステージ上でこんな状態になっていませんか?


演奏に有効な「聴く」とは?


さっきの休み時間の状態で言うと、
目の前の友達と会話をしつつ、
クラス全員の話し声
ちゃっかりきちんと聴き取っているような状態が、
演奏に有効な「聴く」です。

まず自分の音のことだけ一生懸命考えてしまっていては論外。

ドラムだけとか、ボーカルだけとか、どこか1点だけを時折聴きつつ…
という状態ならば、もうちょっと意識を広げてみましょう。

↑↑周りの音にも意識を向けようというアタマがあるなら、
周りの音を聴き続ける時間を長くするよう意識してみましょう。
あと、他のパート、普段聴かないパートの音も聴いてみましょう。


ステージで、会場で鳴っている音の全てを聴けている状態だったらベスト。

↑↑いきなりその領域に達するのは無理と思ったあなた。
大丈夫。
最初は意識を向けやすいパートからでいいから、
普段から相手の音に耳を向ける習慣を身につけましょう。
段階を分けてステップUPすればOKです。

(聴く能力開発については別の記事で詳しくお話します。)

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こういうことを意識して演奏に臨むようになると、
それだけで「聴く」能力は上がっていきます。


クラシック系オーケストラの指揮者のように、全体を同時に聴くのです。

アンサンブルを聴くのです。

音の解像度を上げ、音から得られる情報量を増やすのです。


要するに、可能な限り客観的に聴くのです。

これが、演奏に有効な「聴く」です。


先ほどの休み時間で言えば、
自分のグループの話を聴きつつ、
隣のグループ、あっちのグループ、そっちのグループ…それぞれがどんなことを話しているか?

そういったことをすべて同時に聴けている状態が演奏上でできたら、
演奏に有効な「聴く」が出来ていると言えます。




「聴く」の脳の使われ方


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ちょっと音楽の話から離れてるように思うかもしれませんが…↓↓↓

人間の耳は、僕たちが一般的に思っているよりもずっと高性能です。

周りの音全体をちゃんとキャッチしてくれているのです。


キャッチはしてくれていますが、認知していない状態です。
「自分に必要のない音」としてあなたの脳が自らシャットアウトしてしまっているのです。

これは、長年あなたが脳をそういう風に使って来たから。

人間の脳は、聴こえてくる音の全てを認知してしまっていたら
情報量が多過ぎるしものすごく疲れるので、
長年の生活の中で「自分に必要な音」「必要のない音」という線引きの定義を
自動的にインストールしてきているのです。

防衛本能的な習性なので防ぎようがありませんが、
これはただの習慣であって、才能ではありません。


これからは相手の音を「必要な音」として上書きしていけばいいだけ。


「聴く」という能力を「才能」と勝手に決めつけ、
自分でその上書き作業を妨害しないことですね。


「聴く」は本来誰にでもできる能力。
運動神経のように生まれつきの差があるわけではありません。

人間に元々備わっている能力ですからね。


また、先ほど演奏中は全体を同時に聴くと言いましたが、
当然各パートによって音の大きさに差があります。
小さい音は流石に聴き取るのは大変ですよね?


実はこの「聴く」が出来るようになってくると、
小さい音も聴き取れるようになってきます。

まるで脳の中に高性能なミキサーが搭載されているように、
小さい音でも大きい音と同じようにレベルを調整してくれるようになるのです。


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今日のまとめ


さぁ、いかがでしたでしょうか?

「聴く」という能力。

  • 全体を同時に(客観的に)聴くということ

  • 生活の中で「必要な音」「不要な音」を勝手に分けてしまう習性が身に付いていること

  • そういうことに意識を向けるだけで「聴く」能力は向上すること



演奏する上では、これほど有効な能力は他にありません。

是非意識していってください。

応援していますね!



次回は、聴く能力の向上などについてお話してみたいと思います。
お楽しみに!
















2016年11月13日

これまで譜面でやってきた…というあなたへ。

こんばんわ。
しげのです。

今日は、これまで譜面ありきの環境でプレイしてきたというあなたにお話しようと思います。



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これまで譜面でやってきたのであれば、
即興演奏って意味わかんない?って思いません?

僕も実際、譜面でやってきた人とお話する機会が多いのですが、
その際によく話題に上がることのやりとりと、
僕なりの考えなどをシェアしようと思います。

ただし最初に言っておきたい。
この記事は、
即興演奏の優位性を主張するものではありませんし、
即興演奏の魅力を語るものでもありません。


譜面でやってきた人が即興を始めるにあたって、
こういう言葉で救われる人だっているんです。

そんなあなた向けに書いています。

今日はちょっと長いので、簡単に目次を書いておきます。
興味のあるところからどうぞ。

  • Q) アドリブってどうやったらできるようになる?
  • Q) アドリブってどうやってやってるの?
  • 「コード?」←の部分をもうすこし詳しく…
  • Q) 才能?
  • フレーズが出て来ない、何を弾いていいかわからない
  • 頭が真っ白になっちゃう




Q) アドリブってどうやったらできるようになる?


やっぱり一番多い質問ですね。

これを一言でお答えできるなら、
このブログの存在意義自体なくなってしまうわけですが(笑)


以前の記事でお話したように、
やはり答えは1つ。

「アウトプットの量産」です。

つまり、「アドリブで弾こうとした数」です。


あなたは今まで数多くの譜面をこなしてきたわけですから、
どんな譜面と対面しても初見でスラスラとハイクオリティな演奏を量産できるわけです。

それだけの演奏をするためにたくさんの失敗経験を積み重ねた賜物が、
譜面でやってきたあなたの財産なわけです。


その一方で、即興系のプレイヤーは?というと…

これもそう、数多くの即興演奏をこなしてきて、
たくさんの失敗経験を積み重ねた賜物が僕たち即興系プレイヤーの財産なわけです。


違いは?というと、
「譜面で弾こうとした経験値」か?
「即興で弾こうとした経験値」か?

だけ。


逆に僕たち即興系プレイヤーが逆の質問をしたら、
あなたは何て答えますか?

たぶん、「譜面でたくさん弾いてれば慣れるよ。」みたいなことではないでしょうか?


だからそう、即興ができるようになるには、
「即興で弾こうとした数」が全てなんです。



Q) アドリブってどうやってやってるの?


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これもよく聞かれる質問です。

二言目には
「コード?」
とチェーンコンボのように聞かれることが多いです。


質問の的が広過ぎてお答えするのが難しい質問です…。

まぁ、「コード?」と聞かれたら「コード」なんですが。

「どうやってやってるの?」の部分に対する答えはちょっと違います。

しいて言うなら「好き勝手に弾いてる」です。
もう少し詳しく言うと「なんとなく合うように弾いてる」です。

こればっかりは「慣れ」なので、
やはり「アウトプットの量産」に直結するのだと思います。



「コード?」←の部分をもう少し詳しく…


「コード?」←の質問の部分をもう少しお話しておきます。

まず、即興系プレイヤーの発展途上段階では、大きく分けて2種類います。

  • 理論派
  • 感覚派


の2種類です。
(ある程度経験を積んでくると、理論派も感覚派も関係なくなりますが…)

で、コードでやっているのは主に「理論派」の人たちです。

かといって、コードの構成音を覚えて、その構成音さえ弾いていればいい(ある意味アルペジオ)ということではありません。

つまり、Cと書いてあったら「ドミソだけ弾いてればいい」ではないんです。

コードはあくまで目安。


ちなみに僕が耳でできなくて理論一本で押し通してた頃は、
コードのどこの音をどういじればどうなる?
みたいな地味なことを散々やりました(笑)

まるで数学を「暗記」でやっているようなものですね(笑)


ただ、コードが強力な"盾"であることは変わりなくて、
全12種類の音からどの音を選ぶか?
次はどんなハーモニーになっていくか?
だからどんなメロディを作っていくか?
みたいに考えた時、羅針盤のような働きをしてくれるものです。


逆に「感覚派」の人たちはどんな風にやっているか?にも少し触れておきましょう。

かなりのキャリアを積んだベテラン感覚派ではなく、
わかりやすく、まだキャリアの浅い感覚派のお話をします。

彼らはいくら「感覚派」と言っても、
ド新規の曲をまっさらな状態で処理できているわけではありません。

そんなの…ただの天才です( ̄∀ ̄)
(うらやましいな、クソっ)


彼らは、その日やる曲をリハなどで事前に練習し、
ある程度「使える音」ってのを覚えておいて、
その音から選んで弾いているだけなんです。



Q) 才能?



はい、違います。
即興演奏の出来る/出来ないに、才能は関係ありません。

断じて関係ありません。



逆に、即興系の僕らもですね、
今から譜面で演奏するのを極める!
なんて事態になったらえらいこっちゃなわけなんです(笑)

それを思ったら、あなたが慌てふためく気持ちもとってもよくわかります。

ただ断じて、才能ではないことだけは言っておきたいです。

(譜面で弾くことが)好きか?嫌いか?は関係しそうですけど。




即興系プレイヤーって言っても、
フタを開ければそのほとんどはJAZZ系のプレイヤー。

JAZZ系プレイヤーのほとんどは、
大学くらいからJAZZをやり始めたとか、
楽器そのものも大学でJAZZ研に入ったのがキッカケとか、
そういう人が多いのが特徴です。

そんな彼らと、中学高校と譜面で何年もやってきたあなたの違いは何でしょう?


それは、キャリアがあるかないか?です。

ほとんど初心者に近い即興駆け出しの彼らには頼る財産がない。
だからこそ出来るor出来ないを自分で勝手に判断せずにやろうとするんですね。

そうやってアウトプットを量産するから即興系として育つんです。


逆に譜面でやってきた人には、
「譜面でやってきた」というキャリア=財産がある。

だから、譜面でやってきたことを即興演奏にもついつい活かそうとしてしまっていませんか?


譜面→即興は、
今まで野球をやってきた人がサッカーを始めるようなものなんです。


譜面から完成されたフレーズを受取り、アウトプットする。

それに対し、(当然ですが)即興の世界ではあなたにフレーズをインプットしてはくれません。


スタート地点が違うのです。

譜面は、育ての苦しみ。
即興は、産みの苦しみ〜育ての苦しみ。

即興はどうしたって道のりが長いのですが、
この習慣に慣れてしまえば後々ずっと楽ができるのです。



フレーズが出て来ない、何を弾いていいかわからない


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これはですね・・・


最初からエエ格好しようとしすぎてるからだと思います。
プライドを捨てましょう。


譜面には最初から完成度の高いカッコイイフレーズが描いてあるわけですから、
よほどヘタでなければカッコイイフレーズっぽいのが弾けるわけです。

逆に即興だと、
初心者の頃はまず、出てくるフレーズ自体がカッコ悪い、ということろからのスタート。

スタート地点のセレブ感が違っているんです。

即興の世界はもっと泥臭くて地味です。
あなたが譜面でやってきたなら、
今まで血統書付きの演奏をしていたのに、
急に野良猫にでもなったような気分がするものです。

まずはこのエコノミーな生活への慣れが必要なのかもしれません。


もしかすると、
「フレーズが出て来ないのは、JAZZのCDを聴き足りないからだ」
と思うかもしれません。

「JAZZのシャワーを浴び続けていれば…」
なんて、どっかの英語教材のキャッチコピーのようなセリフですが(笑)

JAZZのCDを聞きまくっているだけでは絶対に弾けるようにはなりません。
あくまで弾こうとしないと。
アウトプットしないと。

ただし、聞きまくったことは絶対に無駄にはなりません。


聞きまくることでイメージが作りやすくなります。

イメージがあればアドリブフレーズは出やすくなります。

けれど、なんでかんでやっぱり「弾こう」とする「勇気」は必要です。

ただ聴くのと、
弾いてから聴くのとでは、
1回聴くことから得られる情報量が、解像度が違います。



とにかく音に出すんです。

僕はクラシック系の世界はよくわからないのですが、
あれって間違えたりするとやっぱりものすごく怒られるもんなんですか?

あなたが譜面でやってきて、即興に一歩踏み出せないでいるとしたら、
もしかするとそういう怒られた経験がトラウマになっているのかもしれません。


即興演奏の世界は、
間違えて当然、カッコわるくて当然からスタートして、
常にその恐怖と二人三脚でいるから楽しいんです。

それに慣れて恐怖が麻痺してくると、
不思議と優雅な気持ちになるものなんです。

「間違えちゃダメ」じゃなくて、
「自分のヘタな部分も全て含めてアート」なんです。

「間違えてしまう自分はダメ」
「こんなのも出来ない自分には価値がない」
なんていう、いわゆる「スポ魂」ではなく、
あなたがやっているのはアートなんですよ。


頭が真っ白になっちゃう



頭が真っ白になってしまう、ということは、
あなたには即興演奏をする才能があるということです。


ん?

って思った人、多いですよね。

はい、ここ、お話します。


頭が真っ白になる=フリーズする、というのは、人間の一種の防衛本能なんです。

これは特に譜面でやってきた人に多く見られる現象です。




譜面でやってきたあなたが、
今この記事を読んでいる時点で、
「即興演奏の世界に興味がある」ということですよね?

逆を言うと、
譜面でやることに何らかの不満・不安・劣等感のような負の感情を抱いていることになるのです。


そんなものない、と本気で思っている人は、
そもそもこんな記事読みませんし。


もし即興演奏ができてしまうと、
あなたにとって不都合がある、というのが真相ではありませんか?

今まであなたが自分で遵守してきたあなたの中のルールが、
即興演奏できることで崩れさってしまうから。

  • 譜面に忠実にって言われて育って来た
  • 譜面に描いてあること以外してはいけない
  • 音を外したら怒られるから、絶対に外してはいけない
  • 同じ譜面系プレイヤー仲間から何か言われる
  • 自分が低俗な音楽に手を染めてしまう


↑↑
例えばこんな感じです。

こうして何年間も操を立てて守り抜いてきたものが、
犯罪に手を染めるような感覚で捉えていませんか?(笑)

そう、あなたの深層心理の深いところが、こうしたルールで埋まっているから、
防衛本能がはたらいてフリーズするんです。

心理学的な側面ですけどね。
悪い言い方ですが、「洗脳されている状態」に近いです。


その先生は、なぜ譜面に忠実に、って言ったのでしょうか?

なぜ譜面に描いてあること以外してはいけないと言ったのでしょうか?

なぜその先生は、音を外したら怒るのでしょうか?

なぜ譜面系プレイヤー仲間はあなたに色々言ってくるのでしょうか?



その先生も彼らも、防衛本能がはたらいているからです。

例えばその先生が、即興演奏もできるタイプの先生だったとしたら、
そんな生徒の未来の選択肢を狭めるようなことは言いません。

生徒や弟子が即興でできてしまったら
先生の威厳がなくなってしまうから、
防衛本能からそういう教えに走っているんですね。




譜面で演奏することを否定しているわけではありません。


ただ、譜面で演奏するにしても、即興で演奏するにしても、
アートの世界ですから、表現はあくまで自由なんです。


あなたのいい面悪い面も含めて、
等身大のあなた自身を余すところなく表現できた方が、アートとしては価値が高いわけです。


逆にここまで読んでみて、
どうしても踏み出したくない何らかの抵抗を感じているとしたら、
あなたは即興演奏を必要としていないのだと思います。
今のままで十分満足しているのだと思います。

そんなあなたを否定するつもりはありません。

もし必要に刈られたとき、また読みに来て下さいね。




そんなわけで、長くなってしまいましたが、
譜面でやってきた人とのよくあるやり取りをまとめてみました。


この記事を読んでいるあなたは、
少なくとも即興演奏に興味を抱いているわけです。

何も縛られることはありません。

両刀使いになったら、あなたはさらに素敵になるだけですから。


応援していますね!
























アドリブで弾けるようになるために ーアウトプットの量産ー

こんにちわ。
しげのです。

アドリブで弾けるようになるためには、
アウトプットの量産だけが唯一の方法だというお話をさせてもらいました。


では、あなたなら・・・

どんな方法でアウトプットを量産しますか?


どうやって1人でアドリブ練習をしますか?



もしあなたが初心者だったら、これって切実な問題だったりしますよね?

どうしたって相手がいないとできないことですからね。



僕がまだ二十歳位でJAZZを始めたばかりの頃、
この辺は本当に苦労しました。

キーボードの録音機能に自分でベースとバッキングを録音して、
それに合わせてアドリブしてましたからね(笑)

今にして思えば涙ぐましく努力していたんだな〜なんて思いますが(笑)




今はそういうアプリや教則本などが充実していて、
本当に恵まれた時代になっていると思います。

そこで今日は、アウトプットの量産に役立つツールや練習方法についてお話したいと思います。


アプリ


まずは一番手軽なスマホアプリから。




JAZZ屋さんならこれ、かなりの人が知ってると思います。

ireal Pro というスマホアプリ。

というか、スマホ版、PC版、タブレット版と全て別売りですが、あります。

画面上はこんな感じ。
(これはMac版)

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(▲クリックで画像拡大)

このアプリの基本的な使い方は、
  1. コードを打ち込む
  2. 再生ボタンを押す


というシンプルなもの。

オリジナル曲だって打ち込んでアドリブ練習に使うことができます。



たったこれだけの作業で、ベース、ドラム、ピアノが自動的にバッキングを生成してくれます。

もしあなたがピアニストなら、

SShot 2016-11-13 9.05.40.png
(▲クリックで画像拡大)

このように、各パートのボリュームを調整できるので、
ピアノパートをOFFにしてしまえば簡単にピアノトリオ練ができるわけです。

「コードを打ち込む」というところに不安を感じているかもしれません。

でも大丈夫。
「フォーラム」というirealPro専用サイトから、
約1300曲のスタンダード曲のコードが無料で入手可能です。


また、リズムの種類も、
SShot 2016-11-13 9.06.24.png
(▲クリックで画像拡大)

SShot 2016-11-13 9.16.47.png
(▲クリックで画像拡大)

このように、JAZZ、Latin、Popsとカテゴリ毎に沢山種類が用意されています。
(リズムパターンは一部有料)


そして何と言ってもJAZZ屋さんには嬉しい機能が、
「転調」の機能。

ヴォーカルさんに歌伴を頼まれたけど、
その人が歌うキーに移調された譜面がない!
なんていう場面でも、
このアプリならワンタッチで転調したコードを表示してくれるわけです。

セッション現場でこのアプリでセッションに参加している人も結構見かけます。


こういうアプリに自動伴奏してもらってアウトプットを量産するというのが
現代っ子ならではの便利なスタイル。

このアプリをスマホで使って練習するなら、
イヤホンを使うとか、
スマホをミキサーとかキーボードのAudio Inputなどにつないで使うことをオススメします。



アプリ PC版


続いてPC版のアプリ。

スマホだとある程度機能限定されてしまうところですが、
価格が安いというのもメリット。

さっきのirealProはPC版もありますが、
おそらくもともとはスマホ向けに開発されたものと思われます。

で、僕が最初に出会ったPC版アプリがコレ。



PG Musicさんの「Band in a Box」というソフト。

Windows版とMac版があります。




(この記事を書いている今日時点では、Mac版はver23までしか出てないようですね。)



基本的にはさっきのireal Proと使い方は同じ。

  1. コードを打ち込む
  2. 再生ボタンを押す


というたったこれだけで伴奏を自動再生してくれます。

画面はこんな感じ。
SShot 2016-11-13 9.30.53.png
(▲クリックで画像拡大)

ただし、このソフトの優れている点はそこじゃないんです。

SShot 2016-11-13 9.31.46.png
(▲クリックで画像拡大)

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(▲クリックで画像拡大)

なんとアドリブソロまで自動生成して演奏してくれるという優れもの。

しかも、アドリブの種類も、
「チャーリー・パーカー風」とか「ビル・エヴァンス風」とか、
そういうスタイルの違いまで再現してくれるのです。


さらに、ここで生成されたアドリブフレーズを研究したいというあなた。
もちろん印刷も可能です。
SShot 2016-11-13 9.33.34.png
(▲クリックで画像拡大)


そしてこのソフトの凄いところはそれだけではありません。

なんと、
音源を読み込ませることで、
コードの解析までやってくれてしまうという優れもの。

耳コピーがグッと楽になります。

(とはいえ、このコード解析は完璧ではないのであしからず…)


ireal Proに比べると機能が充実している分、高価ですが、
初心者には神アプリであることは間違いないのです。

僕も若い頃はかなり助けられました。


一応キチンと話しておくと、
Band in a Boxは再生されるサウンドがちょっと機械っぽいです。

このソフト、グレードが別れていて、
最高級グレードのものはにRealTrackという生音をサンプリングしたデータも入っています。

ただ、機械っぽいと言ったのは音色の話ではなく、
「演奏」の方です。

グルーヴ感がイマイチ。
例えばSwing系のベース4ビートなんかは、
音と音の切り替わりがプツプツと途切れていてなめらかな感じにはなっていません。

ただし、ベースなど各パートの音の出だし位置を調整する機能が付いているのはせめてもの救い。
ベースにForward Motionをかけさせたり、なんてことはできるようになっています。
(グルーヴについては別の機会にきちんとお話します。)

あなたがどんどん上達してくると気になるようになってきちゃいますが、
それでも初心者には神アプリであることには変わりありません。



1つ、使い方のコツを紹介しておくと、
もしあなたがピアニストやギタリストだったら、
ソロじゃなくてバッキングを練習したいということもあるはず。

そんなときは、
ソリスト機能でアドリブソロを生成させ、
ピアノパートをミュートしましょう。

↑↑
これだとireal Proでも似たようなことはできますが、
ここでベースもドラムも全部ミュートし、
アドリブソロパートのみ鳴らします。
それを聴きながらピアノ1台でのバッキングを練習する、という方法もあります。

この方法はかなり難易度が高くなりますが、
かなりいい練習になります。


録音して聴いてみよう


今日は記事がながくなっちゃってごめんなさいね。
最後に1つ、とーーーっても大切なことをお話しします。


こういったアプリを駆使してアウトプットを量産するのもいいでしょう。

でももっと効果的な練習方法があります。

それは、そうやって量産したアウトプットを録音して後で聴いてみる、ということ。

これ、本気でオススメします。


自分の演奏を聴くの、嫌いっていう人いますよね?
すごく気持ちわかります(笑)


アプリに頼ってアドリブしていると、
ちょっと慣れてくると、
ものすごく自分が出来る人になった気持ちになってしまうんです。

簡単に言うと、
カラオケで歌が上手い人が生演奏の現場でまったくダメなのと同じです。


自分の演奏を録音→客観的に聴くと、
自分のダメなところが一目瞭然でわかります。

そこで振返り、インプット作業をし、またアウトプットを量産…

そう、
アウトプット(実際に演奏)→インプット(レビューから研究)
順番がこれで完成するのです。

今は録音機材も手軽な者が増えています。
自宅での録音も簡単にできるわけですから、
毎日とは言いませんが、
録音して聴き直す習慣をつけましょう。

レベルUPのスピードが格段に上がることをお約束しますよ。


応援してますね!!
























2016年11月12日

アドリブで弾けるための唯一の練習(全ジャンル共通)

こんばんわ。
しげのです。

今日はちょっとコラム的な内容ですが、、、

アドリブ演奏ができるようになるための唯一の練習についてお話しようと思います。



あなたはアドリブが出来るようになるために、
どんなことが必要だと思いますか?


技術力ですか?
知識量ですか?
才能ですか?


色んなことが必要になってくるとお思いでしょう。


でもね、残念ながらこれらのどれも違うんです。


答えは…

「音を出すこと」

です。




もう少し噛み砕いて言うと、

「アドリブで弾こうとした量」

です。




あまりにあっけない答えで拍子抜けでしょう?(笑)
でも、これが唯一の真実です。



もうすこし詳しくお話しますね。



よくこんなことを言う人がいます。

アドリブで弾くには色んなコードを知ってないといけない。
アドリブで弾くには沢山のスケールの知識を知っていないといけない。
アドリブは才能がないと弾けない。
アドリブは絶対音感がないと弾けない。


まぁ、こういったことから、
・知識
・技術
・才能

とかこういったものに目がくらむわけですが・・・。

で、これらが自分にはないと思っているから、
「自分は譜面で弾きます」
みたいな話になってる人がとても多いのです。


では逆に質問なんですが、
たくさんの知識を得たらアドリブで弾けるようになりますか?
複雑怪奇な譜面をスラスラスラスラと弾けるようになったらアドリブで弾けるようになりますか?
絶対音感を持っていたらアドリブで弾けますか?


残念ながら、どれもNOなんです。



「スポーツ」で例えてみましょう。
例えばバスケットボールのシュート。

アドリブで演奏するということは、
試合中の奇想天外な展開の中で、
色んな機転を利かせてシュートを決めるということ。


もしバスケのド素人のAさんがいたとして、
このAさんが、たくさんのバスケ専門書をひたすら読みまくり、
シュートの打ち方の知識を得たとします。

そしたらシュートが決まるようになると思いますか?

NOですよね?


このAさんが、
ひたすら筋トレをして筋力やジャンプ力がUPしたら、
シュートが決まるようになると思いますか?


これもNOですよね?



このAさんがシュートを決められるようになるには、
たとえバスケの知識をたくさん持っていたとしても、
ものすごい筋力を持っていたとしても、
シュート練習でシュートを打ちまくって成功率を上げること以外に、
シュートを決められるようにはならないのです。

20161112_192227_367.jpg


楽器に話を戻すと、
譜面を裁く技量を持っていても、
音楽理論に長けていても、
たくさんアドリブで弾こうとしないと、
絶対にアドリブで弾けるようにはならないのです。


つまりはアウトプットです。



うまく弾けようが弾けまいが、
失敗した数が全てなのです。


どんな知識を得ようと、
(インプットを増やそうと)
アウトプットがないと絶対に弾けるようにはなりません。


シュート練習だと「外してもOK、ガンガン打とう」って思うのに、
音楽だと「外しちゃダメ」って思っている人の多いこと多いこと・・・。


失敗したら振返って修正すればいいのです。
練習の場で間違えなかったらいつ間違えればいいんですか?
あなたは一生間違えないで人生を終える気ですか?(笑)

本番でいきなりやろうとしないで、
日々の練習の中で膨大な失敗経験を積むしかないのですよ。

極めようと思っても、一生かかっても極められませんし(笑)



逆にアウトプットを量産していく過程で、
技術力を高め、
知識を深める、というような、

アウトプット→インプット

この順番にならないと絶対にアドリブは身に付かないのです。


例えば、
こんな譜面が売っています。



この本はシリーズ化している、
名演と呼ばれる楽曲の完全コピー譜です。

今となっては廃版になっていて、プレミアがついて価格が高騰している本です。


決してこの本を否定するわけではありません。
完全コピー譜は他にも沢山売っていますが、
これはベース、ドラムなどバンド全体の完全コピー譜になっていて、
コピー譜としてはかなりの優れものです。

20161112_192251_549.jpg
(▲中身、こんな感じになってます。)


ただ、あなたがアドリブ演奏ができるようになりたいと思って
この本を完全コピーして弾けるようになったとしても、
それはアドリブではないんですよね?

そう、つまり譜面を見て弾いていては、
アドリブ演奏に対するアウトプットではないからです。


こういった本は、
アドリブ演奏のための研究をする為にはかなりの優れものです。


でも、あなたがアドリブが出来るようになるための唯一の突破口は、
自分でアドリブを弾こうとするトライ&エラーの繰返しのみなのです。




まとめると、
インプットよりアウトプットを重視すること。

アウトプット→インプットの順を重視すること。



あなたがアドリブ演奏ができるための唯一の練習とは、
とにかくアウトプットなんです。

闇雲にアドリブで弾きまくっているだけで、
自然とアドリブで弾けるようになっていっちゃいます。

僕がそのタイプでしたので(笑)
(途中でこれはいかん、と思ってある程度の知識は得ましたが)


応援していますね!



















2016年11月11日

メジャーキーとマイナーキーの共通点【予備知識】

こんばんわ。
しげのです。

今日はちょっと予備知識的なお話をしようと思います。

メジャーキー、マイナーキーの共通点のお話です。


演奏に役立つ知識ってわけでもないですので、
興味ない人はスルーしてください(笑)


よくこんな人がいます。
↓↓↓

「CキーのマイナーはCmキー」

↑↑↑


うーむ。確かに初心者とかならそう思ってしまうでしょうね…。


字面を見るとそうかもしれませんが、
僕が言いたいのはそういうことではありません。

ちょっと周り道かもしれませんが、
全キー(メジャー・マイナー両方)のダイアトニックコードを書き出してみれば一目瞭然です。


例えばCキーに関して言えば、、、

Cキーをマイナーにすると、Amキーです。

01_C-AmDiatonic.png
(▲クリックで画像拡大)

メジャー・マイナーダイアトニックでの違いは、
ドミナント7が常にメジャーコードになるという点のみ、でしたね?


そこを除いて、この図を見てもらえれば分かる通りです。

Cメジャーキーのダイアトニックと、
Aマイナーのダイアトニックは、
コードの並び順が違うだけ。

実は使われているコードは同じなんです。


メジャーは「ドレミファソラシド〜」の並び。
マイナーは「ラシドレミファソラ〜」の並び。


これはコードも同じなんです。


ということは?

Cキーであっても、Amキーであっても、
使われているコードが同じということは、使える音も同じということ。
(ドミナント以外、ね。)

そういう考え方から言えば、
実際にアドリブするとき、
メジャーキーとかマイナーキーとかは関係ない、とも言えるのです。

多少は役にたったかな?


今日はそんなお話でした。
















2016年11月07日

ダイアトニックには主役、脇役がある(マイナー編)

こんにちわ。
しげのです。

今日は、マイナーダイアトニックの主役、脇役についてお話しようと思います。


基本的にはメジャーダイアトニックと考え方は一緒



メジャーダイアトニックで、
Tmaj7、Wmaj7、X7が主役、他は脇役というお話をしました。

要するに、下から数えて1番目、4番目、5番目のコードが主役なわけで、
これはいわゆる「3コード」ってやつのことです。

そして、
Tmaj7=トニック
Wmaj7=サブドミナント
X7=ドミナント

と呼びます。


これはマイナーダイアトニックでも一緒。

01_AmDiatonic.png
(▲クリックで画像拡大)

02_AmDiatonic_7th.png
(▲クリックで画像拡大)


1番目、4番目、5番目が主役です。

Tm7=トニック
Wm7=サブドミナント
X7=ドミナント

譜例はAmキーです。


気をつけないといけないのはドミナント


02_AmDiatonic_7th.png
(▲クリックで画像拡大)


マイナーダイアトニックでは、
ドミナント7である5番目のコードは、
「使える音」でコードを構築したらXm7になるはずなんですよね。

でも、ここが数学と音楽の違い。

マイナーダイアトニックでもドミナント7はあくまでメジャー。
だからE7(X7)なんです。

Em7(Xm7)にはなりません。

ごく稀にXm7が使われることがありますが、
それはドミナント7としてではなく、脇役的な意味合いです。


これは音に出してみれば一発でわかりますよ。


試しに、
 Tm7 → Wm7 → X7 → Tm7  
(Am7 → Dm7 → E7 → Am7)

と鳴らしてみて下さい。



そして、マイナーでもメジャー同様、
特に注目すべきは、Tm7とX7。

地球の北極と南極のように、
すべてのコードはTm7かX7に向かって進行していて、
更にX7はTm7に向かって進行しようとする特徴があります。

また、サブドミナントであるWm7は赤道のように、
どこからでもTm7へもX7へも行ける、という特徴があります。


















ダイアトニックには主役、脇役がある(メジャー編)

こんにちわ。
しげのです。

今日はダイアトニックコードには主役、脇役があるというお話をします。


主役、脇役ってなんだ?


  • Tonic(トニック)
  • Dominant(ドミナント)
  • Sub Dominant(サブドミナント)


↑↑
これ(主役)とそれ以外のコード(脇役)のことです。

ここに列挙したのは主役級のコード。
そのキーの主要なコードですね。
いわゆる「3コード」ってやつです。


ダイアトニックコードは、
このように主役・脇役とがあって、
曲の構成などに極めて強い支配力を持っています。

(※「主役」「脇役」というのはしげの用語であって、初心者にわかりやすくするため使っています)




ダイアトニック…役者の名前


では、ダイアトニックのどのコードが主役級なのでしょうか?

見てみましょう。
↓↓↓

01_CMajDiatonic.png
(▲クリックで画像拡大)

これはCキーでの例ですが、
冒頭でお話しした主役級の3つ=3コードとは、
C、F、Gのことです。

実際は7thまで含めたダイアトニックで扱われることが多いので、
ここからは7thまでを含めたものでお話します。

02_CMajDiatonic7th.png
(▲クリックで画像拡大)

↑↑
7thまで含めるとこうなります。

C(CM7)…Tonic
F(FM7)…Sub Dominant
G(G7)…Dominant

この3つが3コードと呼ばれる、いわゆる主役級の役者達です。

そしてその他は、大変失礼ながら脇役というくくりでお話させてもらいます。


このローマ数字は??


さて、ダイアトニックの中で主役級が誰なのか?わかったところで…

このローマ数字はなんなの??

…気になりますよね?( ̄∀ ̄)


これはディグリーネーム(Degree Name)と言って、度数を表すものです。

それぞれを下から数字で列挙しているだけです。


Degree Nameは、実践でこれを見ながら演奏する機会はまずありません。

でも…

これからあなたが音楽理論を勉強していったり、
演奏現場で即興を武器に活躍していく中で、
Degree Nameで解析する技術を持っていたなら…

それは極めて協力なあなたの武器になってくれることは間違いありません。


Degree Nameは度数を表すものですので、
キーを無視して音楽を考えられるとても便利なものです。


この例のようにCキーだったら、

T Maj7 = Tonic = CMaj7
W Maj7 = Sub Dominant = FMaj7
X 7 = Dominant = G7

というように、T・W・Xが主役級というわけです。

もしあなたが少し理論をかじったことがあるなら、
「ドミナント・セブン」とか「ツー・ファイブ」なんていう言葉を
どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。


C〜Bまでを、それぞれ T〜Z に置き換えて使います。


これがどう役に立つか?というと、
例えばVocalさんの伴奏をやるときに役に立つことが多いです。

「この譜面だとちょっと高いから、キーを少し下げてもらえる?」

なんていう時に、目の前のコードが羅列されている譜面をDegree Nameで考えて、
瞬時にキーを変換させながら演奏する…なんていうことができるわけです。


主役に注目せよ〜まとめ


ちょっと話がそれましたが…

とにかく、ダイアトニックを考えるときは、
まずは主役の3コードに注目して考えること。

特に目立つのが、
Tonic(TMaj7)と、Dominant(X7)です。

なぜなら・・・

全ての曲の根幹がその2つだからです。

北極南極のように、
全てのコードはこのどちらかに向かって進行していて、

さらに、

Dominant(X7)は、Tonic(T)に向かって進行しているからです。

そして、Sub Dominant(W)は、赤道のようなもの。
TとXの丁度中間にいて、どんな角度からでもどちらにも進行できるからです。
(数字の並び順からだと想像できないですけどね。音に出すとわかります。)



これはマイナーキーでも同じ。


さ、そんなわけで、いかがでしたでしょう?

ダイアトニックの主役・脇役についてお話しました。


次回はマイナー・ダイアトニックの主役・脇役についてお話します。















2016年11月02日

ダイアトニックコード(マイナー)

こんにちわ。
しげのです。

今日はマイナーダイアトニックコードのお話です。


ダイアトニックコードは、
そのキーの「使える音」だけで作れるコードの集まり、
というお話をしました。


マイナーダイアトニックコードも基本的にはそうです。

が。
1点だけ違うところがあるんです。

そこを踏まえてお話していきましょう。


マイナーダイアトニックコード



まず、マイナーダイアトニックはお察しの通り、
マイナーキーで使える音からコードを作ったその集まり、です。


マイナーキーで使える音とは?

Amキーなら「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」だから…
01_amScale.png

この音から作れるコードは?
↓↓↓

02_AmDiatonic_NG.png
(クリックで画像拡大)

↑↑↑
きっとこうだろう(^^)

と思ったあなた。

せっかく作ってくれたのにごめんなさいねヾ(^-^;)

実は、マイナーダイアトニックは1点だけ違うと冒頭でお話した通り、
そこだけややこしいんです…。

正解は、こうです。
↓↓↓

03_AmDiatonic_OK.png
(クリックで画像拡大)

コードEのところだけがEメジャー。

3rdのG音が#してるんですね。

なんでそうなるのか?
音に出して聴いていくとすごくわかりますよ。

これは別の機会でもう少し掘り下げますが、
今日はこんな風に思っといてください。

”マイナーダイアトニックの5番目のコードはメジャー”


まずはこんな風に思ってもらえればOKです。



マイナーダイアトニックもトライアドと7thがある



メジャーダイアトニックの時と同様、
マイナーダイアトニックにも、
トライアドのダイアトニック7thのダイアトニックがあります。


今日冒頭でお話したのはトライアドの方。
(トライアドとは3和音のコードのことです)


7thまで含めたダイアトニックはこうです
↓↓↓


04_AmDiatonic_7th.png

5番目、E7のところもトライアド同様、Em7ではなくE7になります。




まとめ



(1)マイナーダイアトニックも、そのキーでの「使える音」からコードを作ったものであること

(2)メジャーダイアトニックと1点だけちがうのは、5番目のコードだけは必ずメジャーコードになるということ。



















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