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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年11月16日

「聴く」ということ【Check it!】

こんばんわ。
しげのです。

今日は「聴く」ということについてお話しようと思います。


カテゴリを「アドリブ演奏に必要なこと」としてますが、
これはアドリブ演奏に限ったことじゃなくて、
すべての演奏に共通して言えることだと思います。


17fc143431bd77970dec8cc0bc0c07dc_s.jpg


あなたは、演奏する上で言う「聴く」とはどんな聴き方だと思いますか?


「聴く」という能力は、演奏技術以上に大切な能力。

  • リズム感やグルーヴ感の向上
  • 演奏ノウハウの吸収力向上〜上達速度UP
  • 演奏者としての資質の向上


など、あなたの音楽人生を左右するくらい大きなメリットがたくさんあります。


でも残念なことに「聴く」をおろそかにしてしまっている人がとても多いのです。

なぜこのお話をしているか?って、
もちろんあなたが「聴く」のが今はニガテだとしても、
ちゃんと聴けるようになれるものだと思うからです。

何回かに分けてがんばってまとめてみますんで、どうぞお付合いくださいm(_ _)m


今日お話しする「聴く」とは?


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音楽で「聴く」という言葉を聴くと、

  • 音程を聞き分ける能力

  • 耳コピーする能力

  • 絶対音感


なんてこをが真っ先に浮かんでくる人も多いでしょう?

ですが、そういうことではないんです。


ここで言いたい「聴く」とは、

  • 相手の音をきっちり聴く

  • 相手の音を聴きっぱなしにしつつ演奏すること

  • 自分の演奏へ向けた意識 vs 相手の音に向けた意識

  • 「聴く」ための脳みその使い方


というようなことです。

つまりあなたが1人でいる時の「聴く」という状態ではなく、
周りに人がいる状況での「聴く」です。


ちょっと表現するのが難しいですが、「感覚」の話ですしね。

あなたが食べたことのない料理の味を、口頭で伝えようとしてるようなものです。

僕の経験してきたことを全力で、僕なりにお伝えしていこうと思います。


昔、こんなことを言われたことがあります


(演奏する上で)
「聴く」とは「聴き取る」ことだ−−。

うん、相手の音をきっちりと聴こうとしたら、そういうことでしょうね。



いい役者とは、相手のセリフを聴ける役者だ−−。


この言葉、個人的にとても好きです。

演奏でも同じことが言えると思います。




あなたにも覚えがあるはず…。


わかりやすくお伝えするために、
あなたも必ず1度は経験したことのあるエピソードをお話します。


学校の休み時間の風景を思い出してみて下さい。

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クラスメート約30名が一斉にハイテンションで話している。
教室を見渡すと、約30名がいくつかのグループに別れて話している。

まるで居酒屋やパチンコ屋のように相当ガヤガヤしている風景です。


こんな状況にも関わらず、
目の前の友達の話し声は聴こえてるのに、
すぐ隣のグループの話し声は邪魔になっていない。

こんな風景、イメージできましたか?
今にして思い出してみると、これって不思議なことだと思いません?



この休み時間の状況での「聴く」とは、

興味ある音だけを聴いている状態。

意識を向けている相手の音だけを聴き取っている状態。

自分に関係のある音だけを聴き取っている状態。

自分に関係のない音はシャットアウトしている状態。

…です。

01_hear.png


音楽で言うと、

自分の楽器の音にだけ意識を向けている状態。


相手の音(周りの音)は聴けている”つもり”であって、
休み時間の他のグループのワイワイガヤガヤ=相手の音 となっている状態。

…です。

あなたはステージ上でこんな状態になっていませんか?


演奏に有効な「聴く」とは?


さっきの休み時間の状態で言うと、
目の前の友達と会話をしつつ、
クラス全員の話し声
ちゃっかりきちんと聴き取っているような状態が、
演奏に有効な「聴く」です。

まず自分の音のことだけ一生懸命考えてしまっていては論外。

ドラムだけとか、ボーカルだけとか、どこか1点だけを時折聴きつつ…
という状態ならば、もうちょっと意識を広げてみましょう。

↑↑周りの音にも意識を向けようというアタマがあるなら、
周りの音を聴き続ける時間を長くするよう意識してみましょう。
あと、他のパート、普段聴かないパートの音も聴いてみましょう。


ステージで、会場で鳴っている音の全てを聴けている状態だったらベスト。

↑↑いきなりその領域に達するのは無理と思ったあなた。
大丈夫。
最初は意識を向けやすいパートからでいいから、
普段から相手の音に耳を向ける習慣を身につけましょう。
段階を分けてステップUPすればOKです。

(聴く能力開発については別の記事で詳しくお話します。)

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こういうことを意識して演奏に臨むようになると、
それだけで「聴く」能力は上がっていきます。


クラシック系オーケストラの指揮者のように、全体を同時に聴くのです。

アンサンブルを聴くのです。

音の解像度を上げ、音から得られる情報量を増やすのです。


要するに、可能な限り客観的に聴くのです。

これが、演奏に有効な「聴く」です。


先ほどの休み時間で言えば、
自分のグループの話を聴きつつ、
隣のグループ、あっちのグループ、そっちのグループ…それぞれがどんなことを話しているか?

そういったことをすべて同時に聴けている状態が演奏上でできたら、
演奏に有効な「聴く」が出来ていると言えます。




「聴く」の脳の使われ方


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ちょっと音楽の話から離れてるように思うかもしれませんが…↓↓↓

人間の耳は、僕たちが一般的に思っているよりもずっと高性能です。

周りの音全体をちゃんとキャッチしてくれているのです。


キャッチはしてくれていますが、認知していない状態です。
「自分に必要のない音」としてあなたの脳が自らシャットアウトしてしまっているのです。

これは、長年あなたが脳をそういう風に使って来たから。

人間の脳は、聴こえてくる音の全てを認知してしまっていたら
情報量が多過ぎるしものすごく疲れるので、
長年の生活の中で「自分に必要な音」「必要のない音」という線引きの定義を
自動的にインストールしてきているのです。

防衛本能的な習性なので防ぎようがありませんが、
これはただの習慣であって、才能ではありません。


これからは相手の音を「必要な音」として上書きしていけばいいだけ。


「聴く」という能力を「才能」と勝手に決めつけ、
自分でその上書き作業を妨害しないことですね。


「聴く」は本来誰にでもできる能力。
運動神経のように生まれつきの差があるわけではありません。

人間に元々備わっている能力ですからね。


また、先ほど演奏中は全体を同時に聴くと言いましたが、
当然各パートによって音の大きさに差があります。
小さい音は流石に聴き取るのは大変ですよね?


実はこの「聴く」が出来るようになってくると、
小さい音も聴き取れるようになってきます。

まるで脳の中に高性能なミキサーが搭載されているように、
小さい音でも大きい音と同じようにレベルを調整してくれるようになるのです。


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今日のまとめ


さぁ、いかがでしたでしょうか?

「聴く」という能力。

  • 全体を同時に(客観的に)聴くということ

  • 生活の中で「必要な音」「不要な音」を勝手に分けてしまう習性が身に付いていること

  • そういうことに意識を向けるだけで「聴く」能力は向上すること



演奏する上では、これほど有効な能力は他にありません。

是非意識していってください。

応援していますね!



次回は、聴く能力の向上などについてお話してみたいと思います。
お楽しみに!
















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