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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年11月12日

アドリブで弾けるための唯一の練習(全ジャンル共通)

こんばんわ。
しげのです。

今日はちょっとコラム的な内容ですが、、、

アドリブ演奏ができるようになるための唯一の練習についてお話しようと思います。



あなたはアドリブが出来るようになるために、
どんなことが必要だと思いますか?


技術力ですか?
知識量ですか?
才能ですか?


色んなことが必要になってくるとお思いでしょう。


でもね、残念ながらこれらのどれも違うんです。


答えは…

「音を出すこと」

です。




もう少し噛み砕いて言うと、

「アドリブで弾こうとした量」

です。




あまりにあっけない答えで拍子抜けでしょう?(笑)
でも、これが唯一の真実です。



もうすこし詳しくお話しますね。



よくこんなことを言う人がいます。

アドリブで弾くには色んなコードを知ってないといけない。
アドリブで弾くには沢山のスケールの知識を知っていないといけない。
アドリブは才能がないと弾けない。
アドリブは絶対音感がないと弾けない。


まぁ、こういったことから、
・知識
・技術
・才能

とかこういったものに目がくらむわけですが・・・。

で、これらが自分にはないと思っているから、
「自分は譜面で弾きます」
みたいな話になってる人がとても多いのです。


では逆に質問なんですが、
たくさんの知識を得たらアドリブで弾けるようになりますか?
複雑怪奇な譜面をスラスラスラスラと弾けるようになったらアドリブで弾けるようになりますか?
絶対音感を持っていたらアドリブで弾けますか?


残念ながら、どれもNOなんです。



「スポーツ」で例えてみましょう。
例えばバスケットボールのシュート。

アドリブで演奏するということは、
試合中の奇想天外な展開の中で、
色んな機転を利かせてシュートを決めるということ。


もしバスケのド素人のAさんがいたとして、
このAさんが、たくさんのバスケ専門書をひたすら読みまくり、
シュートの打ち方の知識を得たとします。

そしたらシュートが決まるようになると思いますか?

NOですよね?


このAさんが、
ひたすら筋トレをして筋力やジャンプ力がUPしたら、
シュートが決まるようになると思いますか?


これもNOですよね?



このAさんがシュートを決められるようになるには、
たとえバスケの知識をたくさん持っていたとしても、
ものすごい筋力を持っていたとしても、
シュート練習でシュートを打ちまくって成功率を上げること以外に、
シュートを決められるようにはならないのです。

20161112_192227_367.jpg


楽器に話を戻すと、
譜面を裁く技量を持っていても、
音楽理論に長けていても、
たくさんアドリブで弾こうとしないと、
絶対にアドリブで弾けるようにはならないのです。


つまりはアウトプットです。



うまく弾けようが弾けまいが、
失敗した数が全てなのです。


どんな知識を得ようと、
(インプットを増やそうと)
アウトプットがないと絶対に弾けるようにはなりません。


シュート練習だと「外してもOK、ガンガン打とう」って思うのに、
音楽だと「外しちゃダメ」って思っている人の多いこと多いこと・・・。


失敗したら振返って修正すればいいのです。
練習の場で間違えなかったらいつ間違えればいいんですか?
あなたは一生間違えないで人生を終える気ですか?(笑)

本番でいきなりやろうとしないで、
日々の練習の中で膨大な失敗経験を積むしかないのですよ。

極めようと思っても、一生かかっても極められませんし(笑)



逆にアウトプットを量産していく過程で、
技術力を高め、
知識を深める、というような、

アウトプット→インプット

この順番にならないと絶対にアドリブは身に付かないのです。


例えば、
こんな譜面が売っています。



この本はシリーズ化している、
名演と呼ばれる楽曲の完全コピー譜です。

今となっては廃版になっていて、プレミアがついて価格が高騰している本です。


決してこの本を否定するわけではありません。
完全コピー譜は他にも沢山売っていますが、
これはベース、ドラムなどバンド全体の完全コピー譜になっていて、
コピー譜としてはかなりの優れものです。

20161112_192251_549.jpg
(▲中身、こんな感じになってます。)


ただ、あなたがアドリブ演奏ができるようになりたいと思って
この本を完全コピーして弾けるようになったとしても、
それはアドリブではないんですよね?

そう、つまり譜面を見て弾いていては、
アドリブ演奏に対するアウトプットではないからです。


こういった本は、
アドリブ演奏のための研究をする為にはかなりの優れものです。


でも、あなたがアドリブが出来るようになるための唯一の突破口は、
自分でアドリブを弾こうとするトライ&エラーの繰返しのみなのです。




まとめると、
インプットよりアウトプットを重視すること。

アウトプット→インプットの順を重視すること。



あなたがアドリブ演奏ができるための唯一の練習とは、
とにかくアウトプットなんです。

闇雲にアドリブで弾きまくっているだけで、
自然とアドリブで弾けるようになっていっちゃいます。

僕がそのタイプでしたので(笑)
(途中でこれはいかん、と思ってある程度の知識は得ましたが)


応援していますね!



















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