神奈川県警による「被疑者ノート」改ざん事件に判決
神奈川県警警察官が、被疑者ノートを不当に無断で閲覧し、警察にとって不利な内容を削除させようとしていたことが問題になっています。
神奈川県警の警察官が、弁護士が差し入れて被疑者が利用している被疑者ノートを無断で閲覧し、さらに警察官から受けた不当な処遇を書き留めた部分を黒塗りするよう被疑者に指示していたのは違法な行為であるとして、2023年月3日に横浜地方裁判所において、慰謝料の支払いを命じる判決が下されました。
「被疑者ノート」
弁護人が容疑者や被告人に差し入れるノートで、被疑者本人が体調・精神状態・取り調べの有無と時間・警察官に何を聞かれたのか・怒鳴られたり暴力は受けていないか、などを日々記入するノートです。
完全に密室となる警察署に勾留された国民が、違法や不当な取り調べを受けていないかの確認と、それらの証拠保全をすることが目的です。
「被疑者ノート」には、弁護人と被疑者の接見は警察などの立ち会いを受けず、またその会話内容などを知られない権利(秘密交通権)の保障が及びます。
そのことは「被疑者ノート」の表紙にも書いてあります。
令和の世で、昭和の警察で横行していた悪しき犯罪が復活しました
民事訴訟だけではなく、刑事事件や公務員に対する懲戒処分が求められます
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