2016年02月16日
甘口カレーは甘いカレー?
春節の特別営業期間が終わり、ここ数日は午後3時過ぎに店に行っています。
最近は朝から晩まで店にいた為に、自宅の掃除や洗濯が疎かになっていました。
久しぶりに掃除機をかけて、その後にクイックルワイパーで床を拭いてビックリです。
掃除機をかけた後なのに
「何でこんなにホコリが溜まっているの?」
ソファーの下、本棚の下など掃除機が入らない所にクイックルワイパーを入れると、出てくる時にホコリの固まりがくっ付いて来ます。
一日中閉めきって外出しており、窓やドアをほとんど開けていないのにです。
「このホコリは何処から?」
中国では思いがけない事で驚かされます。(笑)
掃除と洗濯を済ませ3時過ぎに店に行くと、珍しくオーナーが真面目な顔をして厨房スタッフと話し込んでいました。
何を話してるのかと思いきや
「小さな子供でも食べられるカレーは作れないのか?」
「うちはカレー専門店なんだから、その程度の工夫はすべき!」
珍しく良い意見を言っていました。
それに対しスタッフは
「カレーはベースが中辛だから、それ以上辛くする事は出来るが、甘くは出来ない」
確かにその通りです。
するとオーナーは
「だったら辛く無いカレーをベースにすれば良いじゃないか!」
理に適った事を言ってます。
その程度の理屈は理解出来るのだと少々見直しました。
スタッフも負けていません。
「銀座から送られて来る調合済みのスパイスが中辛だから無理!」
なるほど、そういう事なら仕方無い。
するとオーナーが反撃です。
「じゃあ銀座に甘いカレーのスパイス調合をたのむしかないか?」
「えっ、今なんて言った?」
「もしかして甘いカレーって言った?」
「甘いって、スイートっていう意味?」
オーナー曰く
「子供は甘いものが好きだから、甘いカレーは絶対にウケる」
「それにスーパーでもハウスの甘口カレーを売ってるでしょ!」
「・ ・ ・ もしかして甘口カレーは甘いと思ってる?」
「カレーに砂糖でも入っていると思ってる?」
私もスタッフも唖然です。
「あなたバカですか?」
と口から出そうになったが、グッと堪えました。
そして
「甘口カレーは辛さを極力抑えたカレーの事で、甘くは無いよ!」
すると予想通りの言葉が返って来ました。
素直なのか?
バカなのか?
ともかく分かり易い人です。
「え、甘く無いの?」
「それならば、うちだけの甘いカレーを作ったら喜ばれるんじゃない?」
「子供カレーとかいう名称でメニューに載せるとか」
「売れると思うけどなあ・・・」
なるほど、一理有るような無いような
「まあ、それも有りかなあ」
という気がしないでもありません。
理屈では
ブラックカレー(スパイス抑え目)ルー
に
柑橘系ジュースやハチミツなど
を足して煮込めば
「甘いブラックカレー」ができる?
なんて簡単なものでは無いと思いますが、
取り敢えず
明日は「スパイス抑え目カレー」にパイナップルやオレンジジュース、ハチミツ、ココナッツミルク等を入れて「甘いカレー」を試作してみるつもりです。
でも「甘いカレー」を「カレー」として売っても良いのでしょうか?
「甘いブラックカレー」
ハッキリ言って不気味なものができそうです。
「子供が恐がるカレー」にならなければ良いのですが・・・(笑)
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「包丁人味平」は少年ジャンプの連載だったと思いますが、私も毎回欠かさず見ておりました。
「ブラックカレー」有りましたね。残念ながら正体までは憶えておりません。
それと屋台での「丼ぶりカレー」というのも有ったように記憶しています。
当店の「スイートカレー」は試作作業中です。今しばらくお待ちください!
牛乳入り「ミルクカレー」です。
私はその後登場の醤油(かえし)を入れた「味平カレー」を食べたかったのを思い出しました。