鶯谷。「三好弥（みよしや）」。
ところどころで見かける三好弥は三河の好弥さんが開業した店からのれん分けして広まった。店によりとんかつ屋や洋食屋に分かれる。本店や支店という関係ではないが、一門としてのつながりはある。一時期は100店以上になったが現在では20店ほど。
三河の人の店だからか、ところどころで味噌かつのある店もある。
各店のメニューを見て、鶯谷に行く。
店内はどこかでリニューアルしたようで、いい感じにきれい。
「ボリュームディッシュ④ ロース照り焼き・ポークピカタ・カニクリームコロッケ・ベーコンエッグ・ライス・サラダの盛り合わせ・みそ汁」。1,160円。
ボリュームディッシュとはよく言った。これは④。他にもいろいろな組み合わせがある。
ベーコンエッグの後ろにポークピカタ。
ロース照り焼きの上にカニクリームコロッケ。
ポークピカタを見つけたのでここに来た。ピカタは肉に小麦粉と卵をからませてソテーしたもの。日本では。
イタリアではバター焼きした仔牛肉のレモン汁かけ。それが日本の洋食で独自に進化した。ポークチャップのような、一昔前の洋食というイメージ。
鶯谷の三好弥のポークピカタはわりと肉が薄く、その分卵が肉と同等の存在になっている。豚肉に卵をからめてソテーしたもの。おいしい。
ピカタは滅んでほしくない料理。松屋やファミマで商品化してほしい。松屋だと「厚切り三元豚のポークピカタ定食」とかそんな感じか。ファミマだと「厚切り三元豚のポークピカタ弁当」とか。こういう事を書いておくとネット上のキーワードで引っかかって、回りまわって本当に商品化される事もある。
さて。鶯谷の三好弥のボリュームディッシュ。メニューを見ていた時は、どうせならライスはオムライスやカレーの方がいい気もしていたが実物だと白米でよかった。ロース照り焼きを白米にのせたら正しくうまかったので。
後、カニクリームコロッケの出来がいい。思ったより正統派。思っていたより正しく出来がよく、おいしい。
ベーコンエッグが一緒なのもとてもいい。
この組み合わせ非常に満足度が高い。
おいしかった。そして居心地がよくて、いい店だった。
食べログで3.28。個人的には3.38。鶯谷に行く価値がある。三好弥、いい店だよ。ごちそうさまでした。
 | 価格:10,000円 |
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