池袋。蒙古タンメン中本。これは西池袋店。西口、ABCの2階。
激辛の蒙古タンメンで有名。
1度ぐらい行った事のある人は多いと思います。
1度行ったけど2度は行っていない人も多いと思います。自分もその口です。
だいぶ前、有名な蒙古タンメンってヤツを食べてみるかぁと観光気分で来て、思ったより本当に辛かった。カウンターパンチ。本当に激辛。
ビールを飲んでいて、ビールばかりが進み、だんだん腹もいっぱいになってきて全然減らない。
ただ減らすためだけの作業となり、そのうち、自分は何と戦っているんだろうと、ふと冷めて帰ってきた。
それまで辛いものもわりと平気だと自分で思っていたのだが、それまでに体験した事のないレベルだった。
中本でそんな体験をした当時の自分はたぶんまだ知音食堂に行く前だったのだろう。
それ以来、行っていない。
今回、中本に味噌タンメンというメニューがあるのを知り、少し心が動く。
「池袋 タンメン」で調べると「蒙古タンメン 中本」もぼちぼち出て来る。そういえば、蒙古タンメンもタンメンだ。蒙古の印象が強く、どこがタンメンだったのか全然覚えていない。
あれから、だいぶたつ。
行ってみようか。
味噌タンメン。780円。
定食。180円。
「定食」というメニューでご飯と麻婆豆腐の小皿がつく。
今回、この定食をつけるか少し考えた。量的には単品で十分だが、もし思ったより辛さが厳しかった場合のためのリスクヘッジだ。しかし、量はその分増えるのでここは両刃の剣。考えどころだが結局注文。ちなみに来る途中で少し、蒙古タンメンに行ってやろうかという気もわいたが、そこは踏みとどまった。
店内に味噌タンメンと蒙古タンメンの説明が書いてある。
初心者は味噌タンメンがおすすめ。それに慣れたら蒙古タンメンと書いてある。
味噌タンメンの辛さは3。蒙古タンメンの辛さは5と。何だ。親切に説明してあったんだ。
味噌タンメンは野菜がクタクタに煮込まれている。ビジュアルは悪い。しかし、これは煮込まれて柔らかくなった方が間違いなくうまい。安いタンメンだと主に野菜クズを入れる仕様なのかキャベツの固いのがなぜかノルマのように入っている店が多いが、あの嫌な固さがなく、うまい。
麺もタンメンの麺だ。少しチャンポン系というか、極太でも細麺でもない、丸くてストレートで、ちゃんとコシのある麺。
野菜が柔らかい分、麺も柔らかいと、たぶんかなりまずい代物になるが、麺にちゃんとコシがあるので、うまい。
かなり、うまい、これ。
辛いとか辛くないの前にちゃんとうまい。それから考えたら確かに辛い系だなという感じ。
ご飯は普通。失敗してもいないが、特においしいものでもない。
麻婆豆腐はたまたまだろうが豆腐の割合が少なく、粘度が高い。地味に個性的。そして、だいぶ辛い。これだ。蒙古タンメンに通じる。他の味がわからなくなるヤツ。
ただ今回、定食で、麻婆豆腐自体の量はそれ程でもないので、ご飯と麻婆豆腐で別のベクトルに味噌タンメンの味変をする、いいバランスになった。
総量的には定食の分、かなり腹いっぱいになる。ただ、限界内だ。吐きそうとか死にそうとか何らかの体の不調はない。大丈夫。
中本は実は蒙古タンメン一本ではなく、味噌とかトッピングとかセットとかあり、それぞれ辛さの説明もあり、救済策がしっかりしてあった。
説明を読まずに蒙古タンメンにチャレンジして敗退するのは、準備不足で雪山で遭難するようなものだな。
今回行ってみて、反省しました。
中本、うまい。いい店だ。
食べログで3.54か。納得。昨日までは納得していなかったが今日、味噌タンメンを食べて納得した。
別にチャレンジするだけの店ではないです。
タグ:ラーメン