上野。「上野精養軒 3153店」。
不忍口。UENO3153の3階。山手線から見える精養軒。その分、店内からも山手線や京浜東北線などが見える。
数分ごとに行き来する電車は鉄道模型のよう。ぼんやり見るのは悪くない。
「サッポロ SORACHI1984 ソラチ」。700円。
北海道空知郡上富良野産「ソラチエース」ホップを使用。杉やヒノキ、レモングラスのような香りのゴールデンエール。
ゴールデンエールなのでコクや苦みは少なく、見た目がきれいな金色。たしかに杉やヒノキに通じる香り。
クラフトビールでたまに樹みたいな香りのものがあるが、あれは狙ったものだったのかと再認識する。
旅先で1杯めや2杯めに飲むにはいいかなという感じ。軽い。別のビールを追加したくなる。
「舌平目のムニエル」。1,780円。
パンかライスはパンにする。思ったより小ぶり。
粉はうすく、舌平目がおいしい。あさりも乗っていて、小海老の食感もよくおいしい。
パンはバゲットというか日本人がイメージする正統派のフランスパン。pain français(パン・フランセ)。
ムニエルとパンで1,780円。もう少し何かついてもいいかなと思うが、これが精養軒のスタイルなのだろう。
メニューがあまり多くない。メンチボーでもあればおもしろいのだが、別におもしろさを提供するところでもないのか。
メンチボーとは夏目漱石の『吾輩は猫である』に出て来る洋食。メンチボー=メンチボール。今でいうミートボール。『吾輩は猫である』にはもう一つ存在しない架空の洋食としてトチメンボーというのも出て来るが、どちらもどこかの店で出してくれないかな。「明治の洋食 メンチボー」とか「漱石原案 幻のトチメンボー」とかいうメニューがあればとりあえず一度食べてみたいと思う。
食べログで3.63。自分もちょうどそう思う。3153店はファミレスぐらい敷居が低く、レベルは精養軒クオリティなので、ふらっと行ってゆったりくつろげる。
価格:3,886円 |
ケイエス)アルボンディガス(スペイン風ミートボール) 172g(冷凍食品 肉団子 メンチボール ミンチボール 洋食 洋風 肉料理 洋食一品) 価格:311円 |