池袋。「日本大酒場シリーズ 池袋大酒場 池袋西口店」。
西口。「ミトヤ」の手前。前は違う店だったと思うが居酒屋枠。
店頭に500円でランチメニューが出ている。
①「生姜焼き」。②「豚レバーとキャベツの黒胡椒炒め」。③「ナスと豚肉四川風炒め」。④「ホタテと玉子炒め」。⑤「天津丼（麻婆ソース）」。⑥「チャーシュー カレー炒飯」。
①以外、少しずつ個性のあるメニュー。少し考える6択。
⑤にする。
ウーロン茶はセルフで無料。ジョッキなのは結果的にありがたかった。
「天津丼（麻婆ソース）」。500円。
スープとサラダとハッサクがついた。
すごい大盛り。
中身は白いご飯。
まず、麻婆ソースの天津丼。
天津丼あるいは天津飯は日本独自の料理。中国にはない。そのため、中国人の中華料理屋でたまにある天津飯は日本料理がおいてあるようなものなので、日本人が思い浮かべる天津飯と多少違う事も少なくない。
というような事は今日はいい。
そんな天津丼に麻婆ソース。豆腐が入っていないので麻婆豆腐ではなく麻婆ソース。
これは考えてみた人も多いと思うが、なぜか、飲食店のメニューにはほとんどない。
ミートソースをかけたオムライスと同じぐらい、やってみれば絶対おいしいはずの麻婆ソースをかけた天津丼。
食べてみる。
うん。イメージ通りのもの。普通にうまい。これ、中華料理屋の人、普通にメニューに出した方がいい。
学食にあったら絶対人気メニューになるタイプ。
ご飯と玉子と麻婆。うまいに決まっている組み合わせ。
玉子と麻婆の両方というのがポイント。片方ずつの天津飯と麻婆飯のはるかに上の存在。
ちなみにこれ、麻婆豆腐でなくて豆腐抜きにしたのは正解だな。豆腐はここだと邪魔になる。
麻婆飯ってカレーに近い存在だと前から思っていたんだけど、豆腐を抜きにするとさらにカレー的になる。
そして、そこに玉子が合う。
ABCにオムカレーというのがある。あれはおいしい。オムライスとカレーは組み合わせる事ができる。
そして天津飯と麻婆も同様に組み合わせる事ができる。
ちなみにこの玉子はそれほど、ふわとろではない。ここではそれが正しい。ふわとろである必要はない。
麻婆を受け止めるためにある程度しっかりしていた方がいい。
麻婆も玉子もご飯もそれほど特別なクオリティのものではないが、この組み合わせはいい。普通にうまい。
そして、量が多い。
フルサイズのラーメンとチャーハンのセットより多い。完全に2食分以上。完食したが、本気で腹いっぱい。
ジョッキのウーロン茶があってよかった。水がコップ一杯あっただけではとても足りなかった。
食べログで3.09。個人的には3.2。満足度は数字以上。
麻婆ソースの天津飯は世の中にもっと普及していい。大手のチェーン店が始めたら必ず話題になると思う。
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