池袋。「太陽のトマト麺Next サンシャインシティ」。
東口。サンシャイン。アルパの3階。
ところどこにある「太陽のトマト麺」のここは「Next 」。
「太陽のトマト麺」は「大阪王将」や「ローストビーフ油そば ビースト」などと同じ「イートアンド」という会社のグループ。
限定で今「絶品 チーズバーグクリームトマト麺」というのが出ている。
「太陽のトマト麺」を知らない人のために説明すると「太陽のトマト麺」はトマトのラーメンの店。そこまでは基本。
今回はそこにハンバーグが乗るというのが目新しい。
「チーズバーグクリームトマト麺」。968円。
一見、ハンバーグが見当たらない。
スープの中を探ると沈んでいた。
細麺でやわらかい。
ハンバーグもやわらかい。ハシで持つと折れた。
食べてみる。
トマトソースと細麺とチーズまでは合う。
細麺は個人的にはもう少し固い方が好み。そうめんのようなやわらかさ。
麺の固さは個人の好みもあると思うが、問題はハンバーグ。
ハンバーグと呼ぶのに抵抗があるようなやわらかめのひき肉の固まり。
なぜハンバーグと呼ぶのに抵抗があるのかというと、こういうハンバーグはあまり外食だと出てこない。
やわらかいハンバーグというのも世の中にはある。それは知っている。しかし、これをハンバーグと呼ぶのには抵抗がある。これは、やわらかめのひき肉の固まりだ。ハンバーグとしての完成度が低い。ぼやけている。
このトマトソースの中で存在感が薄い。味も目立たない。肉らしさもない。
ハンバーグという、普通は主役のはずの存在がここではひどくその存在感がない。
主役のいない世界。
厚切りのベーコンとかの方がここには合うかと思う。くずれない分、その存在感は保てる。
ハンバーグを使いたいなら工夫が足りない。ハンバーグについてのこだわりがない。イージーにメニューに出してしまった感が否めない。「絶品」とはとても思えなかった。
基本のトマト麺はおいしいが、ついでに言うと、トマト麺自体も実はまだまだ先があると思う。
トマトソースのラーメンは、やりようによってはもっとおいしいものができると思う。
他店がやっていないのは、その最初の完成体が世の中にできていないからだ。「太陽のトマト麺」はまだ完成体ではない。他店が模倣したくなるほどのものではない。
食べログで3.09か。もう少し上だと思っていた。好き嫌いが分かれるとしても。個人的には3.32。個性は評価する。
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