池袋。「楼蘭(ローラン)」。
西口。池袋消防署からびっくりガードに続く道に昔からある。よくある中華料理屋という外観だが台湾料理屋でもあり、台湾の素食=菜食=肉、卵、乳製品などを動物由来以外の食材で再現する料理がある。
通常のランチメニューと別に素食のランチメニューもある。
「素食ランチ とんかつ」。900円。
サラダと杏仁豆腐はセルフで取り放題。
素食ランチには青椒肉絲や五目そば、五目焼きそばなどもあったが、それだと肉が代用品でもわかりにくいだろう。もっと肉としての特徴が前面に出ているもの、肉でなければ成立しないようなものがいいと思い「とんかつ」にした。
もしかしたらパイコー的なものかもしれないと少し思ったが、全面的に日本のとんかつのスタイルだった。
見た目は完全にとんかつ。
食べてみる。
うん。これは、とんかつだ。
リアルな肉の肉肉しさ、ワイルド感、シズル感、ジューシー感はないが、こういうとんかつはある。
少し冷凍食品っぽくもあるが、カツに力を入れていないところのカツカレーのカツよりむしろ出来がいい。
大豆で作っているそうだが、食べてみて、冷静に考えてもこれは大豆というより普通にとんかつだ。
素食だと知っていなければ、これはこういうとんかつだと普通に思うと思う。
しょぼくもない。ボリューム的にガッツリという感じではないが、油っぽくなくヘルシー志向のとんかつという感じでけっして悪くない。
おいしいかおいしくないかと言えば、素直においしい。
「焼き餃子」。528円。餃子は480円に外税だった。
とんかつがしょぼかった時の保険と、普通においしそうに見えたので一緒に注文する。
餃子も素食と、普通の肉入りのものがあったが、これは普通の肉入りのものにする。
「開楽」や「天龍」ほどではないがなかなか大きい。
肉入り。
食べてみても肉の存在感がちょうどよく、おいしい。これは好きなタイプの餃子。
素食の肉は思った以上に肉として問題なかった。このとんかつから考えるに青椒肉絲や他の料理だと完全に肉の役を務められると思う。
食べた後に物足りなさはまったくない。
食後の杏仁豆腐もいい意味で普通においしかった。
おそらく素食でなくても普通においしいだろうという手応え。
食べログで3.33。なるほど。自分も3.35。
普通に悪くなく、菜食主義の人にはかなり価値のある店だと思う。
価格:3,980円 |
価格:1,780円 |