池袋。かつや 池袋西口店。
例年だと500円の感謝祭の時期だが告知がない。やらないのかな。
かつやでは今年、定番のメニューが変わった。チキンカツのバリエーションが加わり、メンチカツがなくなった。他にエビフライとセットの定食が増えた。
チキンカレーカツ丼。100円割引で494円。
イメージしていたものより実物は一見、普通のカツ丼色が強い。カツの下にカレーという構成だからか。
カツ丼とカレーの合わさったもの。カツはチキン。
食べてみる。
あれ? ……うーん。ちょっと思っていたのと違う。
これは、普通のカツ丼でよかった。
カツ丼とカレーがなじんでいない。ぶつかっている。
食べてみてわかったのだが、かつやのカツ丼をチキンカツにして、かつやのカレーをかけたら、確かにこうなる。そういうもの。
富士そばにもカレーカツ丼がメニューにある店舗がある。カツが揚げたてで質がいいので、あれより格段によくなるはず……と来るまでは思っていた。しかし、そう簡単なものではなかった。
かつやのカツ丼は出来がいい。一定の完成度に達している。カツ丼王国は平和な毎日を送っている。そこに外国のカレーの王様が来た。カレーの王様はパワーがあるので揚げ物は軒並み支配下における。しかし、カツ丼はカレーと対等なぐらいパワーがあるので屈しなかった。
また、カツ丼はカツというビッグワードに目が取られるが、正確には「カツの玉子とじ丼」だ。
つまり、「カツ丼とカレーの相性」というより「カツの玉子とじ丼とカレーの相性」あるいは「玉子とじとカレーの相性」の問題だった。
カツ丼王国が栄えていたは、カツの王様だけではなく、王様を支える玉子とじ姫の存在があったわけだ。
カツ単体とカレーの相性はカツカレーという傑作がある以上、もちろん、いい。
しかし、カツ丼はカツと玉子とじの世界。玉子とじをそのままにしてカツの王様とカレーの王様が手を組もうとしても、カツと一緒にカレーをかけられた玉子とじ姫の立場がなかった。
かつやのカツ丼はすでに調和がとれている分、その世界をカレーに乱されたといういう感じも強くなった。
むしろ、カツ丼としては質の高くない富士そばの方がカレーという他者が加わっても、気にならない。
足りないところには何かを足していい。しかし、十分足りているところに何かを足すと調和がこわれる。
かつやのチキンカレーカツ丼。いつものカツ丼に慣れている人だと、やや戸惑うかもしれない。
ただ、もちろんまずくはない。要素はカツ丼とカレーなので。
安いので一度ぐらいは試してみてもいいと思う。中には、これが好み、こういうのを待っていたという人もいるかもしれない。
チキンカツ定食。100円割引で537円。
定食にデフォでつく豚汁(小)。
具だくさんでしっかりおいしい。
チキンカツ1枚。チキンカツは重さは不明。
それほど厚くはないが必要最低限のボリューム。
食べてみる。
うん。ジューシーさがあって、まずはそこがいい。トンカツとは違うチキンカツのおいしさがちゃんと出ている。惣菜屋のカツとは違う揚げたてのチキンカツ。おいしい。
まずは、かつやのチキンカツ定食、合格点。
これで100円割引で537円。安い。値段で考えたら十分すぎるクオリティ。
チキンカツ定食はロースカツ定食より定価の税抜で100円安く、通常メニューの定食の中では一番安い。
ライトなカツの定食という立ち位置も兼ねているのだと思う。
本音を言うと、ボリュームや肉質がもっと上なら上の方がもちろん満足度は上がる。ただし、まずここでは十分。もう少し食べたい人にはエビフライ2本を追加した海老チキンカツ定食もいいと思う。定価の税抜で160円のアップ。
かつやのチキンカツ定食、まずは歓迎したい。
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