池袋。東京チカラめし 池袋西口店。
西口というか北口。ロサのエリア。
一時期、かなり支店が増えたがその後急速に減った。ここが1号店だが本店は今、新宿東口。多い時は130店舗を超えていたが、現在は全国で10店。
チカラめしで今「誕生祭」として6月7日から10日までの4日間「元祖 焼き牛丼」が通常450円のところ、280円になっている。
元祖 焼き牛丼。誕生祭で280円。
元祖 焼き牛丼。
「元祖」というのは通常の牛丼に対して、焼いた牛肉を丼に乗せたチェーン店という事で。
ひさしぶりに食べた。
正直、チカラめしはクオリティが低い。
料理に熱が十分に入っていない。
セルフサービスのカウンターの水が空。
そんな事がかなりの割合である。
店のオペレーションだけではなく公式サイトのメニューで値段が違っている。
新しいメニューを出したり、値引きのセールをする時も公式サイトで告知されていない。
一店舗のクオリティではなく、企業としての力の入れ方が低い。
ハタから見てそう思わざるを得ない。
焼き牛丼。
今回、これについて目についたマイナスポイントはない。
これはこういうもの。
牛肉は薄く油っぽいが、これはこういうもの。
店のオペレーションも今日は特に問題なかった。
オペレーションに問題はなかったんだが、この焼き牛丼が根本的に今一。開店当時も思ったし、今も同じ。
好みの問題とも言える。
しかし、「焼いた牛肉の丼」という魅力的なキーワードなのに、なぜ、こうなってしまうのか。また、なぜ、これで商品化してしまったのかと、どうしても思える。
レシピに工夫がない。
コスト的にこれ以上の肉は用意できない。それはわかる。ならば、味付けにもう少し凝ってほしかった。
その味は個人の嗜好によると思う。だから、これはこういうものと言えば、それまで。
しかし。
丼ものはご飯との親和性が大事だ。白いご飯を、白いご飯ではなくする要因。それが丼ものの価値。要はタレ。何を乗せるかというメインと共に、それに付随するちょっとしたソース的な部分。
カツ丼、天丼、うまい丼はすべてご飯にどうなじむかがポイントになっている。
カレーはそれ自体がその役割になっているのでライスプラスアルファの料理で基本的に優秀なものになっている。
焼き牛丼。
たぶん、通常の牛丼が開発された過程で多くの人が肉を焼いたパターンは考えたのだろうと思う。
そして、却下した。
これは、丼として今一だと。あえて丼にした料理として商品にするほどのものではないと。
もっとご飯に合うものをと考えた結果が通常の牛丼になったのだと思う。
焼いた肉の丼は北海道帯広系の豚丼が秀逸だ。あれはおいしい。焼いた肉は牛より豚の方がご飯に合う。さらにタレ。また肉のボリューム。
焼き牛丼は、それを商品にするなら、肉か、味つけか、あるいは両方、それ以外の要素など、もっと考える余地が多いのだろう。
その一つの答が多くの店で出されているカルビ丼だ。また、それの派生メニュー。
多くの店では今一だと判断し、途中で却下されたもの。とりあえず牛肉を焼いただけの焼き牛丼。
チカラめしの焼き牛丼はそんな、今一感がある。
他にいろいろある店のメニューに一つあってもいいのだが、それをメインにするほどのメニューではない。
280円は安いのだが、満足度が低い。280円なら牛若丸の牛丼の方が個人的に十分おいしいと思う。
そして、こうしてみると、吉野家の牛丼は完成度が高いとあらためて思った。
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タグ:牛丼 定食 カレー