池袋。祥龍房 池袋店。
西口。西口公園や芸術劇場の手前。メガネ屋の角を回ってすぐの2階。
あの辺りにごちゃごちゃとランチメニューが出ていて、よく見ると中華料理もあるのを見かけた覚えのある人もいると思う。
あまり特徴のないメニューだが右下に「カニチャーハン+半チャーハン」と書かれている。
少し考えて、これは「カニチャーハン+半ラーメン」の間違いだなと思う。
一度通り過ぎて、カニチャーハンと半ラーメンでもいいか。確かめたいしと思って戻って来る。
店内は中国人の中華料理屋なのだが、それよりも何というか、地方の食堂っぽい。
店内にあった手書きで文字だけが書かれたランチメニューには「カニチャーハン+半ラーメン」とある。
何だかおもしろくなくなる。
回鍋肉が650円。ニンニクと豚肉の炒めが700円。鶏肉とカシューナッツ炒めが700円。天津麺+半チャーハンが700円。サンラータン麺+半チャーハンが750円。カニチャーハン+半ラーメンが750円。
ランチメニューは6種類。どうしようかなと思う。
いずれも、それほどおもしろくない。
じゃあ、いいやと回鍋肉にする。普通の回鍋肉も少し前から食べたい気分だったので。
説明はなかったがサラダや杏仁豆腐は自分で取って来るシステムのよう。
別の客が店員と話していたのはしばらくお互い通じなかったが結論はコーヒーはまだできていないという話だった。
回鍋肉。650円。ご飯とスープと豆腐とザーサイがついた。
それにサラダと杏仁豆腐を自分で取って来る。コーヒーはまだできていない。
中国人の中華料理屋にしてはメインのおかずがそれほど大きくない。
キャベツが多く、赤っぽい。
食べてみる。
食べる前からわかっていたがサラダは乾燥していて新鮮味はない。
ご飯はパサパサ系。
スープは薄い。
回鍋肉はキャベツが多く、味噌や豆板醤の感じはなく辣油っぽい。ただし辛くて困る事はない。
どこ系というんだろう。
日本の典型的な回鍋肉とも合致しないが、本場っぽくもない。
こういう流儀の人の家の回鍋肉という感じ。
プラス要素もないが、取り立てて言うほどのマイナス要素もなく、普通ですらない。
普通といえば普通なのだが、典型的なものではない。
地方の食堂のよう。池袋によくある中国人の中華料理屋とも少し違う。客に中国人がいないからか。中華っぽさが薄い。
ある意味、ちょっと変わった体験。
店の名前もネット上で見覚えがあまりない。
今見てみたら「池袋 中華料理」で87位にあった。食べログで3.06。
まぁ、3.0だと思うが、食べログとは別に関係ない世界。
繰り返すけど、取り立てて言うほどのマイナス要素はない。プラスに超えていなくても、致命的なマイナスはない。
650円。池袋の平均より安い。職場の近くにあったら昼に行くような店。
安くて、クオリティは相応だが、致命的なマイナスはない店。ある意味、穴場。
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