池袋。「とんかつは飲み物。」。「。」までが店名。
「カレーは飲み物。」の系列。
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の「壬生」。「カレーは飲み物。」「カレーは飲み物(揚)。」と来てとんかつの新店が7月28日にできた。
開店前に店名がネットですでに話題になり、開店から3日間はとんかつ定食が500円。毎日朝夕各80食限定と告知して、あたりまえの大行列。
最初の3日間だけではなくその後も行列ができている。
今日は多少並ぶのを覚悟して開店15分前に到着。先客は2名。座って並べてすみやかに入れた。自分の後にはすぐいつもの行列ができた。
並ぶのを覚悟する人は開店10分前ではなくもう少しがんばって15分前に着くと分かれ目になる。
春にできた「カレーは飲み物(揚)。」は個人的に今一に思った。
今回の「とんかつは飲み物。」にも正直あまり期待していない。
それでも行ってみなければ気が済まない。
そう思う人間が行列を作るわけだ。
踊らされている。ビジネスモデルとしてうまいと思う。
メニューは「カレーは飲み物。」的。
「濃厚とんかつ定食」と「淡麗とんかつ定食」。それに「サーロイン牛かつ定食」などがある。
濃厚はロース。淡麗はヒレ下ロース。ヒレではなく、ヒレはない。
カツは有料で増やせる。
ご飯の量は小・中・大・山と選べ、料金はすべて同じ。
トッピングが10種類の中から3種類選べるのも同じ。内容はとんかつ店的になっている。
@しっとり卯の花(大桃豆腐さんのおから使用)
A切干大根の煮込み
Bシビれる麻辣春雨
Cサッパリわかめ酢の物
D卵入りポテトサラダ
Eひじきの煮物
Fきゅうりの浅漬け
G生卵(TKGでどうぞ)
H山形だしの豆腐
Iもやしナムル
濃厚とんかつ定食。890円。ごはんは中。トッピングの他に赤だしの味噌汁がつく。
トッピングは@しっとり卯の花(大桃豆腐さんのおから使用)、Eひじきの煮物、G生卵(TKGでどうぞ)を選んだ。
濃厚とんかつ。こってり味 肩ロース 柔らかジューシー。
第一印象はごはん、とんかつ、キャベツが少なく見える。
ご飯の中は後から見たら200gとあった。小は120g。大は300g。山は400g。
中が小という感じ。
キャベツはとんかつ屋としてはかなり少ない部類。
ちなみにご飯とキャベツのおかわりは無料ではない。
食べてみる。
卯の花はおいしい。
ひじきは普通。ダメじゃない方の普通。
キャベツはとんかつとのバランスでやはり少ない。
ご飯は普通。ダメじゃない。生卵はTKGでどうぞという事だったので二口めから玉子かけご飯にした。
玉子かけご飯にするにはご飯の量は少し少ない。玉子かけご飯は普通においしい。
そして、とんかつ。ロース。
こってりではなく、柔らかでもなかったが、おいしい。これはダメじゃない。
ちなみに淡麗とんかつ定食は790円で「さっぱり味ヘルシーなヒレ下ロース ヘルシー赤身 噛み応えあり」とあったが濃厚890円がこれだと、790円の方はちょっと固いんじゃないかと想像する。
ご飯、とんかつ、キャベツが少ない印象だったが、トッピングの分、腹はいっぱいになる。
個人的には、とんかつが意外にちゃんとしていたので、おいしかった。
オペレーションはまだ慣れてなく全体的に悪い。
回転が遅いのはオペレーションの不手際も理由になっていると思う。
トッピングの手間は客よりスタッフに負担をかけていた。
どうだろう。
トッピングに価値を見出すかどうかで評価が分かれるところだと思う。
トッピングなんていらないから普通にご飯とキャベツでワシワシ食べたいという人も多いと思う。
悪くないと思う。こういう店があっても。
大衆とんかつ食堂というほど安くない。しかし、清水屋でもなく、かつやでもなく、「とんかつは飲み物。」としての個性と存在価値がある。
なお、地の利はいい。西口は寿々屋、とんぼと閉店して、とんかつ屋が不足していた。
ここにとんかつ屋というのは、池袋を知っている人だなと思う。
「とんかつは飲み物。」成功だな。この後も客足は続くと思う。
食べログには出たばかりで店のポイントはまだ出ていない。ちなみに池袋のランチ1,200位中今日は1,193位ぐらいだった。これは新店補正なので、まもなく、間違いなく上位に入ってくる。
オペレーションは悪かったがそれも含めて3.3というところかな。順調に回るようになったら3.4。
なお、メニューに普通のカツ丼はなかった。
その辺からも、次は「カツ丼は飲み物。」かなと想像する。
まだまだ伸びそうなグループ。
「カレーは飲み物(揚)。」の時はちょっとマイナスの印象を受けたが、「とんかつは飲み物。」悪くないです。
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