2023年01月04日
橋本左内による日露同盟論
毎回、しつこく同じことを言っていて申し訳ないですが、良ければ聞いて頂きたいことがあります。
常々、日本は中国、ロシア、北朝鮮の三か国を敵に回せば滅びるということとウクライナ戦争の先に米露核戦争が起きる可能性があるため、日本はロシアとウクライナとの間に立って、和平交渉をすべきだし、ロシアとの友好の道を残すべきだと言っていますが、今日も言います。
今回は維新の志士であり、15歳で啓発録を表した橋本左内の意見を紹介したいです。
佐内は、イギリスとロシアが覇権を争っていると、当時の国際情勢を見抜き、それを見て、この慧眼の士がこういう意見を述べています。
「私はロシアと同盟したいと思う。なぜならロシアは信義もあり、かつ隣国で、密接な関係にある国だからだ。我が国がロシアに従えば、ロシアは喜んで受け入れるだろう。そうすると、イギリスは怒って我が国に討伐しに来る。これはかえって願うところで、日本単独では西洋の同盟諸国に敵対できないが、ロシアの後援があれば、たとえ敗れても、滅亡することはあるまい。」
要するに、覇権国家、イギリスへのカウンターパートナーとしてロシアと組めば、日本は滅びることは無いと言っています。
現代で言えば、中国を想定すれば、その背後にいるロシアと組めば、日本は滅びないということになります。
佐内はその後、維新後の日本を見ずに25歳で亡くなりますが、伊藤博文や後藤新平がその意思を受け継いで、日露同盟に奔走しました。結果的に、失敗しましたが、成功していれば日露戦争は無かったかもしれません。
日本はもう一度、日露同盟について再考すべきです。
今、一生懸命にグローバリストが悪いから世界がこんなに悪くなっただとか、そういう発信をしている人たちがいますが、これは自分がこうなったのは他人のせいだと一生懸命に発信しているようなもので恥ずかしいことです。恥ずかしいことだと知るべきです。
発信すべきは、未来ビジョンだし、正しき国家観だし、あるべき人材像だと思います。
恐れてはいけません。どうか、みなさんも正しいことを述べてください。現代は橋本左内や吉田松陰のように首を斬られることはありません。人気をとることや保身ばかり考えないでください。以上です。
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