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2018年06月10日

患者さんに安心感を与える接し方

皆さんこんにちは。
当ブログを運営している桃の助です
kid_job_girl_teacher.png

本日は、「患者さんに安心感を与える接し方」というテーマでお話しをしたいと思います。
皆さんが患者さんに安心感を与えるために心掛けている事はなんですか?

私が考える患者さんに安心感を与える要素は、@傾聴・共感A十分な説明です。
もちろんその他にも、丁寧な言葉使いや、表情、自信なども安心感を与える要素だと思います。

私は言語聴覚士として日々働いている中で、言葉があまり話せない患者さんと触れ合う機会が多いです。
そんな方々と接していると、傾聴・共感と十分な説明が大切だと感じています。
では、どのように傾聴・共感、十分な説明を心がけているかお話ししたいと思います。


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@傾聴・共感

傾聴

まず初めに、傾聴という言葉の意味は、耳をかたむけて熱心に聞くという意味があります。

患者さんは何を言いたいのか?
患者さんは何を求めているのか?


というところを私は考えながら話を聞いています。
もしかすると、患者さんが何かを訴えていたとしても、その時はただグチを聞いてほしいだけかもしれません。

でも、話を聞くだけでもいいんです。
その患者さんにとっては、私たちが話を聞くだけでもストレス解消につながります。
そうする事で、病気に向かう姿勢や、リハビリに臨む姿勢がいい方向へ変化してきます。
私の経験では、ただ話を聞いてほしい(グチを聞いてほしい)という方は女性に多く、何か早急に解決しなければいけない要件は男性に多いように感じます。

共感

共感とは、他人の考えに、そうだと感じる気持ちです。
患者さんの立場にたって物事を判断する事が必要となります。

私たち医療職は病気の治療やリハビリをする立場から物事を判断しがちです。
でも、患者さん1人1人にいろいろな意見や見解があります。

患者さんが考える全ての事に対して共感するのは医療的な立場からもお勧めできませんが、患者さんの心情(おかれている状況)に共感する事はとても大切な事だと思います。

そうすることで、患者さんは1人だけで病気に立ち向かっているのではないという気持ちになれるのではないでしょうか。

A十分な説明

仕事をする中で、説明と同意が大切だという事は誰しもが知っている事だと思います。
しかし、私たちが考える以上に、患者さんは説明を必要としている場合があります。

質問をしてくる、または出来る患者さんはそこまで問題にはなりません。
しかし、質問をできずに心の中で不安に思っている人は特に注意が必要です。

よく漏れがちなのが、タイムスケジュールの説明です。
先生やスタッフの方に全て任せます。という患者さんであればさほど問題ないです。
しかし、時にはこの検査はどれくらい前から準備が必要で、どれくらい検査に時間がかかって、どれくらい薬の効果が続いて、そのあとどれくらい入院する必要があるのか?といった具合に不安に思っている患者さんもいます。

リハビリでは、段階毎のゴールの時期や状況などを事前に患者さんに伝える事が苦手な療法士が多いように感じます。
そういった場合には、予後予測(病態予測)が十分にできているか見直す必要もあります。

患者さんに対して十分な説明ができていれば、患者さんもその時期や時間に向けて考え、取り組みを自主的に行ってくれることもあります。
また、不安感をもったまま治療やリハビリを実施することなく、スタッフと患者が同じベクトルで退院まで向かう事ができるようになります。

おわりに

医療職は日々業務に追われ、忙しい毎日を過ごしている事でしょう。
そんなに患者さんの話を聞く時間をとることはできないよ!という方もいるかもしれません。
そういった時は逆に、全ての作業を止めて、患者さんに向かい、ゆっくりと相づちをうつようにしてみてください。
カルテを書きながら患者さんの話を聞くよりも、傾聴・共感を行う事で訴えの本質が見え、患者さんも安心感を得る事ができます。
そうすれば、スタッフの作業効率もあがることに繋がります。
ただし、時にはマシンガントークでなかなかその場を離れさせてくれない患者さんもいますが……笑

最後まで読んで頂きありがとうございます。
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです


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posted by 桃の助 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談

麻痺やパーキンソン病などによる構音障害、運動障害性構音障害(dysarthria)とは

皆さんこんにちは。
言語聴覚士の桃の助です

本日は、麻痺やパーキンソン病によって生じる構音障害である、運動障害性構音障害(dysarthria)についてお話ししたいと思います。
このページの内容は非常に難しい内容となっています。
興味がある方のみ最後までご覧ください
sick_kao_yugamu.png
画像は末梢性顔面神経障害によるベル麻痺のイメージ



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運動障害性構音障害とは

運動障害性構音障害とは、中枢から末梢に至る神経・筋系のいずれかの病変による構音器官の運動障害で起きる構音障害に対する総称です。
運動障害性構音障害には、呼吸・発声・共鳴・構音・プロソディの障害が含まれます。

簡単に言うと、神経や筋系の問題によって、発話する器官に何らかの障害が出た状態を「運動障害性構音障害」と言います。
病変によって様々な症状があり、6タイプにタイプ分類されます。

タイプ分類一覧

運動障害性構音障害dysarthriaのタイプ分類一覧.png
一覧でまとめると上の図のようになります。

タイプ1:麻痺性構音障害

麻痺性構音障害は痙性麻痺と弛緩性麻痺に分けられます。
痙性構音障害

脳卒中、閉塞性頭部外傷などで発症します。
上位運動ニューロン病変により、錐体路の皮質脊髄路が損傷される場合、体側に麻痺が起きます。
運動性の脳神経核は両側性支配のため、一側の損傷ではあまり症状はでません。
両側損傷の場合は仮性球麻痺といわれる重度の発話障害をきたします。
急性期には弛緩性の症状を示すこともあります。

<運動障害の特徴>
筋緊張亢進、筋力低下、筋伸展反射亢進、深部反射亢進、異常反射出現、口唇・軟口蓋反射の消失、運動速度および運動範囲の低下、随意運動障害、運動パターンの障害。

<発話特徴>
発話中の咽頭の緊張と声帯振動の非同期性、努力性嗄声、母音における過度の鼻咽腔共鳴、母音の誤り、子音の誤り、抑揚に乏しい、不自然な会話の途切れ、発話速度低下、遅く規則的な交互運動。

<その他>
感情失禁、口角からの流涎など

弛緩性構音障害

重症筋無力症、筋ジストロフィー、ギラン・バレー症候群などで症状出現します。
下位運動ニューロン障害、脊髄に神経核を持つ呼吸筋、脳幹に神経核をもつ脳神経支配の筋の障害、球麻痺、末梢神経レベルの障害のため筋委縮あり。

<運動障害の特徴>
筋緊張低下、筋力低下、筋委縮、舌筋の繊維束攣縮、反射の減弱・消失、随意・自動・反射という運動のすべてが障害、嚥下障害合併が多く注意が必要。

<発話特徴>
声量低下、可聴吸気、呼気鼻漏出、顕著な開鼻声、持続的な気息性嗄声、子音の歪み、頻繁な息継ぎによって発話が途切れる。

タイプ2:錐体外路性構音障害

大脳基底核の損傷によって症状が出現します。
大脳皮質運動野、内包損傷による症状と性質は異なります。
運動低下性、運動過多性に分けられます。
運動低下性構音障害

パーキンソン症候群など。

<運動障害の特徴>
筋緊張亢進、硬直、徴候として立ち直り反射、不随意運動、随意運動の異常顕著な運動範囲の減少、顕著な運動速度の低下、無動、寡動、運動開始困難、製紙時の振戦。

<発話特徴>
気息性嗄声、粗糙性嗄声、声のふるえ、呼吸症状が構音に影響、舌・口唇・下顎の障害による子音の誤り、同語反復、抑揚に乏しい、発話の加速(急語症)、不適切な休止・沈黙。

<その他>
仮面様顔貌

運動過多性構音障害

ハンチントン舞踏病(急速型)、ジストニア、アテトーシス(緩徐型)などで症状が出現します。

<運動障害の特徴>
筋緊張の低下、筋緊張の変動による顕著な不随意運動の出現。

<発話特徴>
突発的な呼気・吸気、声質の変動、声の大きさ変動、粗糙性嗄声、努力性嗄声、頸部・顔面の不随意運動のために持続的呼気の調節が困難、母音や子音の不規則な歪み、発話全体にわたる不規則性、発話速度の変動、音素・語間の伸び、平坦な強勢、異常な中断や沈黙。



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タイプ3:失調性構音障害

小脳病変では、迅速な交互反復性共同運動や筋群の協調運動が抑制できなくなります。
失調性構音障害

小脳または小脳路病変、脊髄小脳変性症などで症状が出現します。

<運動障害の特徴>
筋緊張の低下、測定障害、協調運動障害、変換運動障害、交互反復運動障害。

<発話特徴>
声の爆発性、起声の渋滞、母音・子音の誤り(有声無声の間違い)、不規則な構音の誤り、断啜性発話、プロソディ面での問題が目立つ

<その他>
企図振戦

タイプ4:混合型の構音障害

上記のタイプが2個以上重なって出現した場合が混合型の構音障害となります。
混合型構音障害

筋委縮性側索硬化症(痙性+弛緩性)、多発性硬化症(不特定、痙性+弛緩性)、ウィルソン病(痙性+失調性+運動低下性)で出現します。

<運動障害の特徴>
筋力の減弱、痙攣、深部反射の亢進、筋委縮、繊維束攣縮。

<発話特徴>
声のコントロール困難、粗糙性嗄声・努力性嗄声に近い過鼻声が加わる、母音・子音の誤り、鼻漏れによる子音の歪み、抑揚に乏しい、切れ切れの発話。

おわりに

最後まで読んで頂きありがとうございます。
このページは非常に難しい内容で、専門職にしか需要がないように思われます
もし、忘れてしまった場合や、確認の時に見てもらえたらと思います。

この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです
それではまた。

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皆さんはじめまして! 日々、病院で言語聴覚士として勤務している桃の助といいます。 言語聴覚士として実際場面にいることで知り得る情報を皆さんに発信していきたいと思います。 子どもの発達や障害、大人の障害はもちろんですが、健康や予防方法についてもお話ししたいと思います。 何か気になることなどあればコメントを宜しくお願いします。
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