2016年07月05日
【王立宇宙軍 オネアミスの翼】アニメ 感想&あらすじ 宇宙へのロマンを追いかける物語
王立宇宙軍 オネアミスの翼
1987年3月14日公開
製作:ガイナックス
監督:山賀博之
脚本:山賀博之
シロツグ・ラーダットの声:森本レオ
リイクニ・ノンデライコの声:弥生みつき
マナの声:村田彩
あらすじ・概要
有人宇宙飛行を目的とした王立宇宙軍に所属しているシロツグ。しかし、実験は失敗に次ぐ失敗によって王国内では見下され、シロツグ自身も夢を諦め仕方なく入隊した経緯から、怠惰で無気力な日々を過ごしていた。
ある日、そんなシロツグは街で布教活動をしていた少女・リイクニと出会い、彼女の言葉に刺激を受けたことで人類初の有人宇宙飛行のパイロットに志願することを決める。しかし、ロケット開発が起動に乗り、いよいよ打ち上げの日がせまってくると、ロケットを良く思わない敵国との間に緊張が・・・。
登場人物
・シロツグ・ラーダット・・・本作の主人公。ジェット機のパイロットを夢見ていたが、学不足により断念し、それからは怠惰な日々を過ごしていました。リイクニとの出会いがきっかけとなり、宇宙飛行士としての訓練に励むようになります。
・リイクニ・ノンデライコ・・・マナと2人で暮らしている少女。宗教家の祖母に育てられた影響から、自身も歓楽街で布教活動をしてます。彼女の純粋な言葉に気分を良くしたお調子者のシロツグが宇宙飛行士に志願しました。
・マナ・・・両親が喧嘩の絶えない不仲な家庭で育ち、それを見かねたリイクニが引き取った5歳の少女。人見知りのため全く話しませんが、少しずつシロツグに懐くようになります。
感想
最近80年代、90年代のアニメにハマってしまいました。この作品もそのうちのひとつで私は結構好きなんですが、恐らくつまらないと感じる人は多いだろうなとも思いました。
ストーリーがラスト以外とても単調なので、派手なアクションが好きな人にとっては眠たくなる作品でしょうね。悪く言えば地味、良く言えば味わいある作品かな。
この映画、ただ男達のロマンを見せ付けられるだけの内容。私はこういうの嫌いじゃないですね。周囲から無駄で必要ない存在として扱われてきた人たちが、多くの問題を抱えながらも力を合わせて宇宙というロマンを目指す話です。
最初シロツグに対してはずいぶんつまらない主人公だなと思って観てたんですが、宇宙飛行士を目指す理由が馬鹿らしかったことがむしろ気に入る原因にもあなりましたね。その理由は、女の子に少し良いこと言われ、その子に気に入られたいからです。すっごい浅い理由だったんですが、女にカッコイイところを見せたいという馬鹿らしい理由は逆に人間味を感じ、良いなと思ってしまいました。
ただ、そういう設定やストーリーは悪くないんですが、いかんせん説明不足が目立ち、盛り上がりにも欠けてるところがもったいないですね。せめてシロツグにパイロットを目指すライバル的な存在がいてくれたら少しは盛り上がったんじゃないかなと思うんですが。不必要だなと思うようなシーンも所々にあり、その部分を解説にあてたら良かったのになとも思いました。
世界観と設定、そしてなにより映像美は文句なく素晴らし出来栄えでした。鑑賞した後に29年前の作品だと知ってちょっと驚きましたね。当然CGなんて作ってない時代でしょうから、それでここまでの映像を作り出したことには脱帽。ロケット打ち上げシーンはちょっと感動しました。
正直言うと感想書くか迷ったんですが、ロケット打ち上げシーンが素晴らしく、浪漫を純粋に追いかける人達の姿はこの現代ではとても輝いて見えたことから書くことにしました。子供向けではなく、どちらかというと大人向けのアニメ映画だと思います。とても印象深い作品でした。
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