2017年10月01日
【紹介した作品の新刊発売情報】ぐらんぶる 第9巻 他6作品
2017年10月2日〜10月8日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
スピーシーズドメイン 第7巻 2017年10月6日発売
スピーシーズドメインの過去記事
BEASTARS 第5巻 2017年10月6日発売
BEASTARSの過去記事
能面女子の花子さん 第3巻 2017年10月6日発売
能面女子の花子さんの過去記事
ぐらんぶる 第9巻 2017年10月6日発売
ぐらんぶるの過去記事
三成さんは京都を許さない 琵琶湖ノ水ヲ止メヨ 第2巻 2017年10月7日発売
三成さんは京都を許さない―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―の過去記事
おもたせしました。 第2巻 2017年10月7日発売
おもたせしました。の過去記事
試し読みをして気になった作品もひとつ紹介します。
鉤月のオルタ 第01巻
著者:麻日 隆
掲載: 別冊少年マガジン
2017年10月6日発売
16世紀初頭コーカサス地方。その山脈地帯の合間には、小国ながら勇猛と名高い戦士の国「ミュチャイトレル」が在った。
国の王家に生を受けた双子の姉弟、王子「アゼル」と姫「グルシア」。剣の才に恵まれ瞳を地下強く輝かせるグルシアに対し、強い姉の後ろに隠れがちな気が弱い泣き虫のアゼル。正反対の性格ながら、お互いの足りない部分を補い合い、平和な国で家族や友人たちと仲良く暮らしていた。
しかし、祭りで皆が大いに盛り上がる中、突如襲撃を報せる鐘の音が響き渡る。迫り来るはオスマン帝国最強の軍「イェニチェリ」。王は兵たちを鼓舞し、巨大な敵に立ち向かおうとするが・・・。
その夜、一つのの小さな国がこの地から、歴史から消えた――。国を、家族を、全てを奪われたアゼルは、奪っていった全ての者への復讐を心に刻む。
国を滅ぼされ、家族を奪われた子供たちの復讐劇を描いた中東ファンタジー。
作者はたぶん新人漫画家の麻日隆(あさひ りょう)先生。
オスマン帝国が隆盛を極めた16世紀初頭の中東が舞台の物語。
主人公は「ミュチャイトレル」という戦士の国の王家に生まれた、王子「アゼル」と姫「グルシア」の双子。
グルシアは姫でありながら剣の才能に恵まれ、自信を伺える力強さを瞳に宿した明朗快活な女の子。それに比べて王子のアゼルは、アガリ症で人前だと何かと失敗してしまい、グルシアの後ろに隠れがちな気の弱い男の子。
正反対の性格なうえ、姫の方が人目を引く資質を持つことから、臣下がうっかり「いっそのことグルシアが男であったなら」と言葉を漏らす始末です。
とは言え、姉弟仲は良好ですし、国も和やかで温かく、皆が笑って平和に暮らしていました。
そんな中、突如オスマン帝国最強の軍隊「イェニチェリ」が襲来。調べてみると、当時普及し始めていた銃火器を大陸でいち早く大量導入していた最新鋭の軍隊とのこと。日本で言うところの織田信長の軍ですね。
軍の規模、兵士や装備の質、何もがこれまでの敵とは別格。元から属国化すら眼中にない無慈悲な侵略によって、抵抗も虚しく国は蹂躙されていきます。そのうえ、グルシアはアゼルを逃がすために川へ突き落とし、自分は王子を装い敵の前に立ち塞がり・・・。
そして、アゼルは全てを奪われたことによって、気弱だった心に深い憎しみを刻むことに。あと、グルシアの運命は如何にといった感じ。
復讐劇とアゼルの成長を描いた戦記モノになりそうですね。グルシアは1話だけだと安否が不明のため、基本はアゼルを中心にストーリーは展開されていくと思われます。
結構凄惨なシーンも多くありますけど、キングダム、アルスラーン、将国のアルタイル辺りの作品を楽しめるなら問題ないかと。
画力が高いので迫力ある戦闘描写を楽しむことができ、背景や服装・装飾も丁寧にしっかり描き込まれているため、ストーリーと併せて絵の見応えも十分。
気になるのはこの物語の着地点。中東の史実にはそれほど詳しくはないので何とも言えませんが、もし史実に忠実だとしたら、オスマン帝国を滅ぼすなんていう展開にはなりそうにないですね。オスマン帝国は20世紀初頭まで続いていますから、作中の時代設定が16世紀初頭の時点でそれはまず考えられません。
でも、あくまでオスマン帝国時代をモチーフにしたファンタジーになるのかな?ミュチャイトレルという国も架空っぽいですし。
個人的には、舞台・時代設定はあくまでモチーフとして活用し、実際の史実とは異なる展開を見せてもらえた方が嬉しいです。
敵の総大将として登場したのは、後に大帝として広く知られることになる「スレイマン」殿下。あくまでひとつの願望ですけど、実際にあったスレイマン大帝の歴史に、アゼルという新たな石を投げ込んで変化をもたらし、架空の歴史を刻んでいったら面白そう。
まあどうなるにせよ、ストーリー、キャラクター、設定、作画、どれもが高水準で作られている漫画。とても期待してますし、上手く人気が出ればアニメ化もありえなくはないと思っていますので、今後が非常に楽しみです。
試し読みはマガメガMAGAMEGAさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
スピーシーズドメイン 第7巻 2017年10月6日発売
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BEASTARS 第5巻 2017年10月6日発売
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能面女子の花子さん 第3巻 2017年10月6日発売
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ぐらんぶる 第9巻 2017年10月6日発売
ぐらんぶるの過去記事
三成さんは京都を許さない 琵琶湖ノ水ヲ止メヨ 第2巻 2017年10月7日発売
三成さんは京都を許さない―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―の過去記事
おもたせしました。 第2巻 2017年10月7日発売
おもたせしました。の過去記事
試し読みをして気になった作品もひとつ紹介します。
鉤月のオルタ 第01巻
著者:麻日 隆
掲載: 別冊少年マガジン
2017年10月6日発売
16世紀初頭コーカサス地方。その山脈地帯の合間には、小国ながら勇猛と名高い戦士の国「ミュチャイトレル」が在った。
国の王家に生を受けた双子の姉弟、王子「アゼル」と姫「グルシア」。剣の才に恵まれ瞳を地下強く輝かせるグルシアに対し、強い姉の後ろに隠れがちな気が弱い泣き虫のアゼル。正反対の性格ながら、お互いの足りない部分を補い合い、平和な国で家族や友人たちと仲良く暮らしていた。
しかし、祭りで皆が大いに盛り上がる中、突如襲撃を報せる鐘の音が響き渡る。迫り来るはオスマン帝国最強の軍「イェニチェリ」。王は兵たちを鼓舞し、巨大な敵に立ち向かおうとするが・・・。
その夜、一つのの小さな国がこの地から、歴史から消えた――。国を、家族を、全てを奪われたアゼルは、奪っていった全ての者への復讐を心に刻む。
国を滅ぼされ、家族を奪われた子供たちの復讐劇を描いた中東ファンタジー。
作者はたぶん新人漫画家の麻日隆(あさひ りょう)先生。
オスマン帝国が隆盛を極めた16世紀初頭の中東が舞台の物語。
主人公は「ミュチャイトレル」という戦士の国の王家に生まれた、王子「アゼル」と姫「グルシア」の双子。
グルシアは姫でありながら剣の才能に恵まれ、自信を伺える力強さを瞳に宿した明朗快活な女の子。それに比べて王子のアゼルは、アガリ症で人前だと何かと失敗してしまい、グルシアの後ろに隠れがちな気の弱い男の子。
正反対の性格なうえ、姫の方が人目を引く資質を持つことから、臣下がうっかり「いっそのことグルシアが男であったなら」と言葉を漏らす始末です。
とは言え、姉弟仲は良好ですし、国も和やかで温かく、皆が笑って平和に暮らしていました。
そんな中、突如オスマン帝国最強の軍隊「イェニチェリ」が襲来。調べてみると、当時普及し始めていた銃火器を大陸でいち早く大量導入していた最新鋭の軍隊とのこと。日本で言うところの織田信長の軍ですね。
軍の規模、兵士や装備の質、何もがこれまでの敵とは別格。元から属国化すら眼中にない無慈悲な侵略によって、抵抗も虚しく国は蹂躙されていきます。そのうえ、グルシアはアゼルを逃がすために川へ突き落とし、自分は王子を装い敵の前に立ち塞がり・・・。
そして、アゼルは全てを奪われたことによって、気弱だった心に深い憎しみを刻むことに。あと、グルシアの運命は如何にといった感じ。
復讐劇とアゼルの成長を描いた戦記モノになりそうですね。グルシアは1話だけだと安否が不明のため、基本はアゼルを中心にストーリーは展開されていくと思われます。
結構凄惨なシーンも多くありますけど、キングダム、アルスラーン、将国のアルタイル辺りの作品を楽しめるなら問題ないかと。
画力が高いので迫力ある戦闘描写を楽しむことができ、背景や服装・装飾も丁寧にしっかり描き込まれているため、ストーリーと併せて絵の見応えも十分。
気になるのはこの物語の着地点。中東の史実にはそれほど詳しくはないので何とも言えませんが、もし史実に忠実だとしたら、オスマン帝国を滅ぼすなんていう展開にはなりそうにないですね。オスマン帝国は20世紀初頭まで続いていますから、作中の時代設定が16世紀初頭の時点でそれはまず考えられません。
でも、あくまでオスマン帝国時代をモチーフにしたファンタジーになるのかな?ミュチャイトレルという国も架空っぽいですし。
個人的には、舞台・時代設定はあくまでモチーフとして活用し、実際の史実とは異なる展開を見せてもらえた方が嬉しいです。
敵の総大将として登場したのは、後に大帝として広く知られることになる「スレイマン」殿下。あくまでひとつの願望ですけど、実際にあったスレイマン大帝の歴史に、アゼルという新たな石を投げ込んで変化をもたらし、架空の歴史を刻んでいったら面白そう。
まあどうなるにせよ、ストーリー、キャラクター、設定、作画、どれもが高水準で作られている漫画。とても期待してますし、上手く人気が出ればアニメ化もありえなくはないと思っていますので、今後が非常に楽しみです。
試し読みはマガメガMAGAMEGAさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
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