2016年07月29日
漫画『能面女子の花子さん』1巻の感想とあらすじ
『能面女子の花子さん』の感想。
能面女子の花子さん
著者:織田涼
掲載:KCx(ITAN)
発売日:2016年4月7日
家庭の事情で能面をつけて生活することを余儀なくされている女子高生・泉花子。学校生活でも決して能面を外すことはなく、その異様な姿から周囲の人達は奇異の視線を向けるも、当の花子は何食わぬ顔(?)で授業を受け、クラスメートとおしゃべりをし、お弁当を食べるなど、やっていることは普通の高校生の日常。
花子は人の視線など一切気に留めることなく堂々と過ごしているが、周囲は浮きに浮きまくっている彼女のことが気になって仕方ない様子。ご飯はどうやって食べてるの?飲み物は?そもそもなんで能面?
見た目はちょっとだけこわいけど、中身はとっても可愛い能面女子の花子さん。異端な女子高生の青春喜劇が幕を開ける。
まず表紙を見て「なんだこれ?」「伝統芸能モノかな?」というのが第一印象でした。気になったのでとりあえず試し読みしてみたらこれがとても面白く、続きのストーリーが気になる以上に能面少女の花子さんのことが気になり過ぎて方なくなってしまいました。
常に能面をつけて生活する女子高生の、スクールライフ、友情、恋などをシュールな笑いで描かれている作品ですね。これまたとんでもなく変てこな漫画が誕生してしまいました。
主人公の花子さんは常に能面をつけてるので素顔は見えないのですが、意外と感情は分かり易い女子高生。能面ではあっても表情豊かな女の子と言っても差し支えないと思います。周囲から奇異の視線を注がれていたとしても、凛とした姿勢を崩すことはありません。メンタルが強靭なのか、それが当たり前になってしまっているせいなのか、本人は全く気にもとめません。
なんだか、能面に慣れてくるとだんだん花子さんが可愛いなと思うようになってくるから不思議です。実際彼女は結構モテますしね。まあ、立ち居振る舞いは美しく、可愛い性格をしてるのでそれも納得ですけど。
「花子さんの素顔は美少女」に1票投じさせていただきますが、できれば素顔は今後も晒してほしくないなと思ってます。
花子さん以外の登場人物もなかなか濃ゆいキャラクターばかりでした。
伝統文化に通じている北山先生は、本人から没収“させられた”能面の面袋を作ってくれたり、何かと花子を気にかけてくれる良い味出てる教師です。
それから、花子に一目惚れした能楽師の松田三郎。能面が好き過ぎる作中随一の変人であり、花子さんに負けず劣らずといった感じの強烈なキャラです。手に取るように能面越しの花子さんの感情を読み取るすごい人だったりします。
あと、「もしかして?」と予想していた通り、花子さんのお母さんもお面をつけてました。しかも般若の・・・。見た目は花子さん以上に恐怖を抱かせる威圧感を放ってますが、やはり娘がアレなら親も面白い性格をした人物でしたね。
読み始めてすぐに引き込まれました。別段おかしなことをしていなくても能面効果によってシュールな状況に変貌し、それがクスっとした笑いを誘う大きな要素になってます。
ただ、掴みのインパクトは強烈ではあるものの、読者が能面に慣れてきたら飽きられてしまう不安はありますね。私の場合は、少し慣れてくると花子さんがどんどん可愛く見えてしまいましたけど。
とはいえ、まだまだ話の展開はいくらでも広げられそうですし、魅力的なキャラは花子さん以外にも多く、今後の展開には期待を持てると思います。もしかしたら能面自体にも興味が湧くかも?
あと、花子さんの恋の行方も気になっているので、続きは非常に楽しみ。1巻の表記がないため2巻あるのかは不明ですけど、次巻が出るなら喜んで買わせてもらいます。
『能面女子の花子さん』、自信を持っておすすめさせていただきます。
【eBookJapan】能面女子の花子さん
↑ここで立ち読みもできます
能面女子の花子さん
著者:織田涼
掲載:KCx(ITAN)
発売日:2016年4月7日
家庭の事情で能面をつけて生活することを余儀なくされている女子高生・泉花子。学校生活でも決して能面を外すことはなく、その異様な姿から周囲の人達は奇異の視線を向けるも、当の花子は何食わぬ顔(?)で授業を受け、クラスメートとおしゃべりをし、お弁当を食べるなど、やっていることは普通の高校生の日常。
花子は人の視線など一切気に留めることなく堂々と過ごしているが、周囲は浮きに浮きまくっている彼女のことが気になって仕方ない様子。ご飯はどうやって食べてるの?飲み物は?そもそもなんで能面?
見た目はちょっとだけこわいけど、中身はとっても可愛い能面女子の花子さん。異端な女子高生の青春喜劇が幕を開ける。
まず表紙を見て「なんだこれ?」「伝統芸能モノかな?」というのが第一印象でした。気になったのでとりあえず試し読みしてみたらこれがとても面白く、続きのストーリーが気になる以上に能面少女の花子さんのことが気になり過ぎて方なくなってしまいました。
常に能面をつけて生活する女子高生の、スクールライフ、友情、恋などをシュールな笑いで描かれている作品ですね。これまたとんでもなく変てこな漫画が誕生してしまいました。
主人公の花子さんは常に能面をつけてるので素顔は見えないのですが、意外と感情は分かり易い女子高生。能面ではあっても表情豊かな女の子と言っても差し支えないと思います。周囲から奇異の視線を注がれていたとしても、凛とした姿勢を崩すことはありません。メンタルが強靭なのか、それが当たり前になってしまっているせいなのか、本人は全く気にもとめません。
なんだか、能面に慣れてくるとだんだん花子さんが可愛いなと思うようになってくるから不思議です。実際彼女は結構モテますしね。まあ、立ち居振る舞いは美しく、可愛い性格をしてるのでそれも納得ですけど。
「花子さんの素顔は美少女」に1票投じさせていただきますが、できれば素顔は今後も晒してほしくないなと思ってます。
花子さん以外の登場人物もなかなか濃ゆいキャラクターばかりでした。
伝統文化に通じている北山先生は、本人から没収“させられた”能面の面袋を作ってくれたり、何かと花子を気にかけてくれる良い味出てる教師です。
それから、花子に一目惚れした能楽師の松田三郎。能面が好き過ぎる作中随一の変人であり、花子さんに負けず劣らずといった感じの強烈なキャラです。手に取るように能面越しの花子さんの感情を読み取るすごい人だったりします。
あと、「もしかして?」と予想していた通り、花子さんのお母さんもお面をつけてました。しかも般若の・・・。見た目は花子さん以上に恐怖を抱かせる威圧感を放ってますが、やはり娘がアレなら親も面白い性格をした人物でしたね。
読み始めてすぐに引き込まれました。別段おかしなことをしていなくても能面効果によってシュールな状況に変貌し、それがクスっとした笑いを誘う大きな要素になってます。
ただ、掴みのインパクトは強烈ではあるものの、読者が能面に慣れてきたら飽きられてしまう不安はありますね。私の場合は、少し慣れてくると花子さんがどんどん可愛く見えてしまいましたけど。
とはいえ、まだまだ話の展開はいくらでも広げられそうですし、魅力的なキャラは花子さん以外にも多く、今後の展開には期待を持てると思います。もしかしたら能面自体にも興味が湧くかも?
あと、花子さんの恋の行方も気になっているので、続きは非常に楽しみ。1巻の表記がないため2巻あるのかは不明ですけど、次巻が出るなら喜んで買わせてもらいます。
『能面女子の花子さん』、自信を持っておすすめさせていただきます。
能面女子の花子さん (KCx) 織田 涼 講談社 2016-04-07 売り上げランキング : 14930
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