2016年05月26日
放課後さいころ倶楽部 マンガ 感想
ゲッサン。2013年4月号より連載中。既刊7巻
作者:中道裕大
まずは簡単なあらすじから。
自分の殻に閉じこもりがちな大人しい女の子・武笠美姫は、ひょんなことから転校生の高屋敷綾と出会う。最初は彼女の奔放さに少し困惑する美姫だったが、何でも楽しむ彼女の姿に感化され、一緒に遊んでるうちに打ち解けた2人は高校で初めての友達になった。
ある日、2人は繁華街でクラスの委員長・大野翠の姿を偶然目撃すると、興味本位から彼女の尾行を開始する。そして、翠を追って美姫たちが辿り着いた場所は、アナログゲーム専門店「さいころ倶楽部」。そのお店でアナログゲームに出会った美姫と綾は、翠と一緒に同じゲームを遊んだことをきっかけに親しくなり、今まで知らなかった世界へ足を踏み入れることに。
この日から、彼女たちの楽しいアナログな放課後が始まるのだった。
アナログゲーム、意外とおもしろそうですね。
マイナーな遊び「アナログゲーム」を題材に扱った珍しい漫画。作中に登場しているゲームはどれもリアルに実在しているのですが、私はほとんど見たことも聞いたこともない物ばかりでした。
メインキャラクターは4人の女子高生。
引っ込み思案で大人しい性格の武笠美姫。綾たちと出会うまでは人の輪になかなか入れず、退屈で寂しい日々を過ごしていました。非常に高い観察力の持ち主。
いつでもどこでも明るく、楽しいことを探し歩いている高屋敷綾。動物の知識が半端なく豊富。勢いと直感だけの子ですが、たまに大当たりを引き当てます。
アナログゲーム専門店でバイトをし、ゲームデザイナーになる夢を持つ大野翠。融通の利かない性格。普段は標準語ですが、熱中しすぎると京都弁が出てしまう子。綾とは対照的な理論派です。
最後の一人は、ドイツからの留学生・エミーことエミーリア。母親がアイルランド、父親がドイツと日本のハーフです。翠と同様ゲームデザイナーになるという夢を持っています。
上記でも書いた通り、作中には実際に販売されているアナログゲームが登場しています。この分野について全く知識のない私は「こんなに沢山あるの?」と若干驚いてしまいましたが、ボードゲームなどのアナログゲームは世界的には結構メジャーな遊戯のようです。
日本ではマイナー扱いされているのであまり知られていないものの、毎年数多くの新作ゲームが世界中で生まれているとのこと。もちろんマイナーなものだけでなく、登場するゲームの中には「人狼ゲーム」などの日本でも知名度の高いゲームも登場します。
コンピューターゲームでは味わえない面白さがありますね。人の表情や仕草、呼吸を観察し、相手の出方を伺う心理戦、これは画面を見ながらプレイしていたら味わえない楽しみ方ですね。
ゲームだけではなく、単純にストーリーも面白い。各エピソードごとにマッチしているゲームをうまく内容と絡ませているので、どちらの面白さも互いに引き立てる効果があったと思います。
引っ込み思案の美姫の成長、仲が悪かった人達がゲームを通して和解したり、すれ違った思いがゲームによって紡がれるなど、この作者さんは話の組み立て方がうまかったですね。
ゲームのルール説明がくどくなく、ストーリーの邪魔になっていなかったところも良かったです。
登場するゲームはどれも面白そうなものばかりで、遊んでる彼女たちがとても楽しそう。そんな姿を見てると私もワクワクしてしまうので、誰かと一緒にプレイしたくなってしまいました。
私の中でゲームといえば、今まではTVやPC、スマホや携帯でプレイするコンピューターゲームのことだったのですが、この作品を通してゲームの広さと奥深さを知ることができました。
アナログゲームに詳しい方でも、そうでない方でも楽しめる内容ですので、よかったら読んでみてください。おすすめします。
【eBookJapan】 放課後さいころ倶楽部
↑無料で試し読みできます
作者:中道裕大
まずは簡単なあらすじから。
自分の殻に閉じこもりがちな大人しい女の子・武笠美姫は、ひょんなことから転校生の高屋敷綾と出会う。最初は彼女の奔放さに少し困惑する美姫だったが、何でも楽しむ彼女の姿に感化され、一緒に遊んでるうちに打ち解けた2人は高校で初めての友達になった。
ある日、2人は繁華街でクラスの委員長・大野翠の姿を偶然目撃すると、興味本位から彼女の尾行を開始する。そして、翠を追って美姫たちが辿り着いた場所は、アナログゲーム専門店「さいころ倶楽部」。そのお店でアナログゲームに出会った美姫と綾は、翠と一緒に同じゲームを遊んだことをきっかけに親しくなり、今まで知らなかった世界へ足を踏み入れることに。
この日から、彼女たちの楽しいアナログな放課後が始まるのだった。
アナログゲーム、意外とおもしろそうですね。
マイナーな遊び「アナログゲーム」を題材に扱った珍しい漫画。作中に登場しているゲームはどれもリアルに実在しているのですが、私はほとんど見たことも聞いたこともない物ばかりでした。
メインキャラクターは4人の女子高生。
引っ込み思案で大人しい性格の武笠美姫。綾たちと出会うまでは人の輪になかなか入れず、退屈で寂しい日々を過ごしていました。非常に高い観察力の持ち主。
いつでもどこでも明るく、楽しいことを探し歩いている高屋敷綾。動物の知識が半端なく豊富。勢いと直感だけの子ですが、たまに大当たりを引き当てます。
アナログゲーム専門店でバイトをし、ゲームデザイナーになる夢を持つ大野翠。融通の利かない性格。普段は標準語ですが、熱中しすぎると京都弁が出てしまう子。綾とは対照的な理論派です。
最後の一人は、ドイツからの留学生・エミーことエミーリア。母親がアイルランド、父親がドイツと日本のハーフです。翠と同様ゲームデザイナーになるという夢を持っています。
上記でも書いた通り、作中には実際に販売されているアナログゲームが登場しています。この分野について全く知識のない私は「こんなに沢山あるの?」と若干驚いてしまいましたが、ボードゲームなどのアナログゲームは世界的には結構メジャーな遊戯のようです。
日本ではマイナー扱いされているのであまり知られていないものの、毎年数多くの新作ゲームが世界中で生まれているとのこと。もちろんマイナーなものだけでなく、登場するゲームの中には「人狼ゲーム」などの日本でも知名度の高いゲームも登場します。
コンピューターゲームでは味わえない面白さがありますね。人の表情や仕草、呼吸を観察し、相手の出方を伺う心理戦、これは画面を見ながらプレイしていたら味わえない楽しみ方ですね。
ゲームだけではなく、単純にストーリーも面白い。各エピソードごとにマッチしているゲームをうまく内容と絡ませているので、どちらの面白さも互いに引き立てる効果があったと思います。
引っ込み思案の美姫の成長、仲が悪かった人達がゲームを通して和解したり、すれ違った思いがゲームによって紡がれるなど、この作者さんは話の組み立て方がうまかったですね。
ゲームのルール説明がくどくなく、ストーリーの邪魔になっていなかったところも良かったです。
登場するゲームはどれも面白そうなものばかりで、遊んでる彼女たちがとても楽しそう。そんな姿を見てると私もワクワクしてしまうので、誰かと一緒にプレイしたくなってしまいました。
私の中でゲームといえば、今まではTVやPC、スマホや携帯でプレイするコンピューターゲームのことだったのですが、この作品を通してゲームの広さと奥深さを知ることができました。
アナログゲームに詳しい方でも、そうでない方でも楽しめる内容ですので、よかったら読んでみてください。おすすめします。
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