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2024年03月07日

1081番:ロンドリ姉妹(36)


ロンドリ姉妹(36)


−−−−−−−【36】−−−−−−−−−−−−−−−

Paul se cala dans son coin, et déclara, dès
que le train se fut mis en route: ≪ C'est
stupide d'aller là-bas. ≫


.−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

ポ−ルは自分の席で、列車が出発するや否や、こう言っ
てのけた: 「かの地へ行くなんて、やっぱりばかげて
いるよ.」


..−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−−−−−

se cala:(3単単純過去) <se caler くつろぐ
coin:(m) 部屋の片隅、場 (...の側の席)、コーナー、
   快適なくつろげる場所、cozy nook
déclara:(3単単純過去) < déclarer (他) 断言する
表明する、言い渡す、言明する
dès que + 直説法:〜するや否や、
    Dès que le temps sera rétabli, on partira.
天気が回復しだい出発しよう.
fut :(3単単純過去) < être
se fut mis (3単複合過去) < se mettre (pr)
(ある状態に)なる
en route:道中、旅行中、途中
se mettre en route:無事走り出すこと
stupide:(形) 愚かな、ばかげた
là-bas:(副) あそこに、あそこで、
     ここでは「イタリアへ」

1080番:ロックの娘(34)


ロックの娘(34)
La petite Roque



−−−−−−−−−【34】−−−−−−−−−−−−−
   
 Âgé à peu près de quarante ans et veuf
depuis six mois, il vivait sur ses terres en
gentilhomme des champs.

 
.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

 年の頃は40そこそこで、半年前に配偶者に先立たれて
地元では田舎紳士として、とても好かれている人物だった.



.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−

âgé de + 数詞 + ans:〜歳の
à peu près :ほとんど、だいたい、およそ、
veuf, veuve :(形)配偶者を失くした、やもめの
vivait sur ses terres:(3単半過去) < vivre sur ses terres
(辞書不掲載)
sur la terre:この世で
être sur la terre:生きている
  以上から類推して
vivait sur ses terres:生きていた、暮らしていた
gentilhomme:[ジャンティヨム](gentilshommes)[ジャンティゾム]
(m) 貴族、[文] 紳士、高潔な人士、名士



1079番:アルルの女(28)


アルルの女(28)
L'ARLÉSIENNE




−−−−−−−−−−−【28】−−−−−−−−−−−−−−−

Le lendemain, à l'aube, la mère entendit
quelqu' un traverser sa chambre en courant.
Elle eut comme un pressentiment:

−−−Jan, c' est toi ?

Jan ne répond pas; il est * déjà dans l' escalier.
Vite, vite la mère se lève:

−−−Jan, où vas- tu ?


−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−

次の日の夜明け、母親は誰かが走りながら、部屋を通り
抜けるのが聞こえた。母親は虫の知らせのようなものを
感じました。

−−−ジャン、お前なのかい?

ジャンは答えませんでした; すでに階段のところにい
ました。急がなきゃ、急がなきゃと、母親は跳び起きた。

−−−お前、どこへ行く気なの?



−−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

pressentiment (m) 予感、虫の知らせ
プレサンティモン
entendit:(単純過去3単) <entendre (他) (が)聞こえる、聞く
  Entendez-vous le bruit des voitures ? / 車の音が聞こえますか?
−−Oui, je l'entends. / ええ、聞こえます.

テキスト解説によると
Elle eut comme un pressentiment.:「彼女は予感のようなものを感じた」.
comme 「いわば〜のようなもの」.= pour ainsi dire, en quelque sorte,



−−−−−−−−−(テキスト解説によると)−−−−−−−−−−−−

Elle eut comme un pressentiment.:「彼女は予感のようなものを感じた」.
comme 「いわば〜のようなもの」.
= pour ainsi dire, en quelque sorte, à peu prés.
断言を緩和する表現.
cf. Il y a comme un défaut dans ce costume.
「このスーツには何か傷のようなものがある」.



−−−−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−−−−−

il est * déjà dans l'escalier. 過去の話をしているのですが、
現在形になっています。 se lèveここの現在形も。印刷ミス
ではありません。物語文は基本的に「過去形」ばかりなので、
それを繰り返してばかりでは、だんだん、面白くなくなるの
です。
そこで、「読み手の眠気覚まし」の薬として、現在形をパッと
入れます。
過去の話だからと言って、読者を安心させてはいけない。
現在形を使って、臨場感を作り、眠気を吹き飛ばしてもらいます。

これをprésent narratif (物語的現在)と言います。
過去でも現在形。天地がひっくり返る手法。空に草木が生え、
地面にお星さま、みたいな。そういう手法です。

飽きっぽい私たちのために、作者は苦労するのでございます.


その2
re動詞の単純過去の語尾:(1単2単3単1複2複3複)

 is-is it-îmes-îtes-irent

entendre にあてはめて

1単: entendis
2単: entendis
3単: entendit
1複: entendîmes
2複: entendîtes
3複: entendirent

何?もうそろそろ休憩せよという天の声が聞こえる?
では、本日はここまで.さようなら.



1078番:ボヴァリー夫人(25)


Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人(25)


       
−−−−−−−−−【25】−−−−−−−−−−−−−−−

C'était le curé de son village qui lui avait
commencé le latin, ses parents, par économie,
ne l'ayant envoyé au collège que le plus tard
possible.


.−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

 彼にラテン語の手ほどきをしたのは村の司祭だった.
経済的な理由で、両親は彼を中学には、やれませんでし
た.やれるようになったのは、ずっと後のことでした.


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−

curé:(m) 主任司祭、
commencé:(p.passé) < commencer (他) 始める
   教え始める、手ほどきをする
latin:[ラタン](m) ラテン語
par économie:倹約のため、
ne l'ayant envoyé au collège:(分詞節) [ここでは理由]
(中学に)彼をやることができなかったものですから
(そういう理由で村の司祭さんがラテン語を教えた)

1077番:ナナ(15)(エミール・ゾラ)


Émile Zola
−Nana−

ナナ(15)



−−−−−−−−−【15】−−−−−−−−−−−−−−−−−

≪ Ah ! non, dit-il tout à coup, on se fait
trop vieux, ici. Moi, je sors...Nous allons
peut-être trouver Bordenave en bas. Il nous
donnera des détails. ≫

.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 「ああ、だめだ.」突然フォシュリーが言った.「ここ
にいると年寄り臭くなるよ.ぼくは出るよ...下に行け
ばボルドナーヴなる人物がわかるかも知れない.いろい
ろ話が聞けるだろうよ.」



..−−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−−−−

se fait:(直現3単) < se faire (pr)
se faire + 属詞:〜になる、なり始める
Il nous donnera des détails:彼からいろいろ話が聞ける
   だろう.donnera:(3単単純未来)<donner
des détails:いろいろな詳細(ナナのことでしょう)
   nous このnous は観劇を見る側の我々.相棒のエ
   クトルは上で、このまま居残るはずです. 


2024年03月06日

1076番:「湖畔」(39)(シュトルム作)076

 
湖畔(39)
IMMENSEE(39)



−−−−−−−−−【39】−−−−−−−−−−−−−−−

statt dessen verfaßte er ein langes Ge-
dicht; darin verglich er sich selbst mit einem
jungen Adler, den Schulmeister mit einer grauen
Krähe, Elisabeth war die weiße Taube; der
Adler gelobte an der grauen Krähe Rache zu
nehmen, sobald ihm die Flügel gewachsen sein
würden.


−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

地理の代わりに彼は長い詩を書きました.その中で彼は
自分自身を鷲のひな鳥になぞらえ、先生を灰色のカラス
になぞらえました.エリーザベットは白い鳩だった.鷲
のひな鳥は自分の翼が成長するとすぐに、灰色のカラス
に復讐をすることを誓いました.


−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−

statt:(前)[2格支配] 〜の代わりに
verfaßte:(過去形)新綴りverfasste < verfassen (他)書く
表す、執筆する、(文書を)作成する
das Gedicht:(E式) 詩
darin:その中で、その中に、その点で、それに関して
verglich:(過去形) < vergleichen (他) 比較する、
vergleichen−−verglich−−verglichen
vergleichen: (他) ❶比較する、比べる、❷たとえる
   なぞらえる
 In den Gedicht verglich er seine Geliebte mit einer Rose.
その詩で彼は恋人のことを薔薇に譬えた.
Die Liste wurde bekannt gegeben. Seine Name war darin
nicht zu finden. / リストが公表された.その中に彼の
名前は見当たらなかった.(bekannt/geben: 公表する)
sich selbst:(ここでは4格として) 自分自身を
jung:(形) 若い、幼い
der Adler [アードラー]:(同尾式) 鷲
Schulmeister:(同尾式)(やや古、今は場合により戯語)
  先生 
grau:(形) 灰色の、グレーの、ねずみ色の
  en は格語尾(女3弱) 
die Krähe:(弱n) カラス
die Taube:(弱n) 鳩
gelobte:(過去形) < geloben (他) 誓約する、誓う、
    約束する
die Rache:(複なし) 復讐
   an jm für et⁴ die Rache nehmen /
    jmにet⁴の復讐をする  
sobald:(従接) 〜するや否や、〜したらすぐに、
der Flügel:(同尾) (鳥などの)翼
gewachsen:(形、過去分詞) <
wachsen:(自s) 育つ、成長する;
wachsen−−wuchs−−gewachsen
gewachsen sein würden:(接続法U式3人称複数)
werden が活用されているので gewachsen waren
のwarenは不定詞に戻ってseinとなる. 
sobald ihm die Flügel gewachsen sein würden
    彼に翼が成長するとすぐに.

2024年03月05日

1075番:ロンドリ姉妹(35)


ロンドリ姉妹(35)


−−−−−−−−−【35】−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−− 2.−−−−−−−−−−−−−−

Nous prîmes le Rapide un jeudi soir, le 26
juin. On ne va guère dans le Midi à cette
époque; nous étions seuls dans le wagon, et
de mauvaise humeur tous les deux, ennuyés
de quitter Paris, déplorant d'avoir cédé à cet-
te idée de voyage, regrettant Marly si frais,
la Seine si belle, les berges si douce, les
bonnes journées de flâne dans une barque les
bonnes soirées de somnolence sur la rive, en
attendant la nuit qui tombe.


−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−

6月26日木曜日の夜、私たちは特急「南仏号」に乗った.
この時期には南仏に出かける人は稀だった.なので車両
は私たちだけだった.パリを出るときは憂鬱で気分は二
人とも最低だった.何が何でもこの旅行をしようとした
ことに嘆きながらのことだった.あんなに涼しかったマ
ルリーの町を後悔するほど恋しく思い、あんなに美しい
セーヌ川が懐かしくなり、あんなに甘く素敵な河岸を思
い出すほど後悔していた.セーヌを小舟で遊覧する日々、
夜になるのを待ちながら、岸辺でまどろむ夕べを思って
は、このイタリア旅行を後悔していたのだった.



...−−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−−−−−

prîmes:(単純過去1複) < prendre (他)
    (乗り物に) 乗る
rapide:(m) 特急列車【急行はexpress】テキストは大文
   字を使っているので、名前の付いたような特定の
   列車、たとえば「プロヴァンス号」などを暗示す
   る.たとえば、ラピートが南海電車の関空行き特
   急のように.
jeudi:(m) 木曜日
juin:(m) 6月
ne....guère:ほとんど...ない
le Midi:南フランス、南仏;
  Il part demain dans le Midi.
(明日彼は南仏へ出かける)
époque:(f) 時代、時期、
seul:(形) 副詞的に用いられている
   〜だけで、s がついていて複数一致しているので
    nous と同格、「私たちだけで」
    (私たち=私とポール)
wagon:(m) [鉄道] 車両、客車 
humeur:[ユムール](f) 機嫌、気分;
   être de bonne humeur / 機嫌がよい
   être de mauvaise humeur / 機嫌が悪い
tous les deux:二人とも
ennuyé(e):(形) 困った、当惑した、心配している、 
   うんざりしたような、残念に思う、
déplorant:(p.pré) 
déplorer:(他) ❶嘆く、悼む;❷残念に思う
déplorable:[デプローラブル](形) 嘆かわしい、
   何とも残念な
cédé:(p.passé) < céder (自)[à に] 負ける、譲る、
   屈する、折れる
regrettant:(p.pré) < regretter (他) 後悔する、悔やむ
Marly:マルリー
  (パリの北10数キロValencienne中心部 にある町)
si frais:あれほど涼しい
berge:(f) 土手、岸、堤
flâne:[文語] < flânerie (f) 気ままな散歩、そぞろ歩き
barque:(f) (甲板がない)小舟
somnolence:[ソムノランス](f) まどろみ、半睡状態
rive:(f) 岸、岸辺

1074番:ロックの娘(33)


ロックの娘(33)
La petite Roque


−−−−−−−−−【33】−−−−−−−−−−−−−
   
 C'était un gros et grand homme, lourd et
rouge, fort comme un bœuf, et très aimé
dans le pays, bien que violent à l'excès.

 
.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

 村長は背の高い大柄のでっぷりした赤ら顔の人だった.
逞しいこと牛の如くの体たらくで、行き過ぎて乱暴な面
もあるのだが、地元ではとても好かれている人物だった.


.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−

gros(se):[グロ(ス)](形) 太い、太った、厚い(名詞の前)
grand(e):[グラン(ド)](形) 背の高い、大きな
lourd(e):[ルール, ルルド](形) 重い 
rouge:(形) 赤い、(顔が)赤い、紅潮した
fort:(形) (力などが)強い、頑健な、たくましい
bœuf:
bien que + 接続法:〜にもかかわらず、〜ではあるが
violent(e):(形) 乱暴な
excès:(m) 行き過ぎ、過度 


−−−−−−−−−《ひとこと》−−−−−−−−−−−−−−−−−

今回は人物描写のくだりなので、それに因んだ形容詞が
たくさんでてきました.日常会話でも使う単語ですので
覚えておきましょう.注意点はgrosとgrand、どちらも
似たイメージがありますが、gros はヨコに、grand はタテ
に長いというイメージで覚えておきましょう.


1073番:アルルの女(27)


アルルの女(27)
L'ARLÉSIENNE



−−−−−−−−−−−【27】−−−−−−−−−−−−−−−

Jan lui- même avait l' air content: il voulut
faire danser sa mère ; la pauvre femme en
pleurait de bonheur*.
A minuit, on alla se coucher. Tout le monde
avait besoin de dormir ... Jan ne dormit pas,
lui. Cadet a raconté depuis que toute la nuit
il avait sangloté ... Ah ! Je vous réponds qu' il
était bien mordu, celui- là...



−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
ジャン自身も満足げだった: ジャンは母親を踊らせよ
うとしました。哀れなるかな、母親は感極まって涙をこ
ぼした。
真夜中、人はみな眠りにつきました。疲れて誰もが
眠られずににはいられませんでした...ジャンは眠ら
なかった。後に弟が語ったことなのですが、ジャンは、
一晩中、嗚咽していたのだった。ああ、(何ということ
か)請け合って言いいます。ジャンは実に苦しんでいた
のです、あの青年は・・


−−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

avait besoin de dormir: 眠らなければならなかった 
   < avoir besoin de + 不定詞: 〜しなければならない 
     その理由は、踊りつかれたからで、「眠らずには
     いられなかった」、ということです。
* depuis: この depuisは「〜以来」ではなく、単独の副詞で
「のちに」「あとで」「あとになって」などと訳します。
   なお、後で話したら、その時点も過去なので、話した内容は
  大過去です。 il avait sangloté これが大過去。
過去の中の過去。
sangloté: <sangloter (自)すすり泣く、むせび泣く、嗚咽する
réponds:(直、1単)<répondre 請け合う
répondre + que + 直説法(ことを)保証する
   Je vous réponds qu'il viendra./ 彼が来ることは保証します。 
bien: まさに; mordu の前の bien は
   「まさに」、「確かに」と訳します。
mordu:(過去分詞) <mordre  @ 嚙む、A 苦しめる、傷める、
    bien には「強調」の効果もあります。「よく嚙まれた」
    のではありません。悪人なら、
    「よくぞ犬に嚙まれてくれた」なのですが、
celui-là 主語と同格、対比強調させる効果があります。
    「あの人は!」という感じです。

 
−−−−−−−−−−−《文法》−−−−−−−−−−−−−−−−−

使役のfaire (1)
faire と不定詞は親和力が強いので、この間にたとえ
不定詞の主語であっても入ろうとしても、放り出され
てしまうほどです。一句できました。

 「主語でさえ放り出されるfaire + 不定詞かな。」(字余り)

J'ai fait partir mes enfants en Suisse.
ジェ フェ パルティール メザンファン アン スュイス
(私は子供たちをスイスへ発たせました)

使役のfaire (2)
代名詞の場合はfaire の前に来ます。とにかく、faire + 不定詞
の間には来させない。

   「代名詞 + faire + 不定詞」

Je les ai fait partir en Suisse.
ジュ レ ゼ フェ パルティール アン スュイス  
(私は彼らをスイスへ発たせました)

* 女性名詞の国に行くときの前置詞は en です。


使役のfaire (3)

  不定詞が他動詞のときの構造
「faire + 不定詞+ 不定詞の補語名詞
+ par (または à) + 名詞」

長ったらしい設計図ですが、よく見ると、主語はついに
放り出されて、「par 付きの名詞」という前置詞句に格下げ
されました。例文をみましょう。

J'ai fait construire une maison par (もしくはà) un architecte.
ジェ フェ コンストリュイール ユヌ メゾン パール (ア)  アン ナルシテクト
私は一軒の家を建築家に建てさせました。


使役のfaire (4)

不定詞が他動詞で直接補語が人称代名詞の場合
 「代名詞 + faire + 不定詞」

Je l'ai fait construire par lui.
ジュ レ フェ コンストリュイール パール リュイ 
私はそれを彼に建てさせました。
 ( par のあとは強勢形人称代名詞になります。)

尚、このlui は間接補語人称代名詞にすることもできます。
Je la lui ai fait construire.
ジュ ラ リュイ エ フェ コンストリュイール
私はそれを彼に建てさせました。

1072番:ボヴァリー夫人(24)


Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人(24)


       
−−−−−−−−−【24】−−−−−−−−−−−−−−−

C'était le curé de son village qui lui avait
commencé le latin, ses parents, par économie,
ne l'ayant envoyé au collège que le plus tard
possible.



..−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

彼にラテン語の手ほどきをしたのは、村の司祭さんでし
た.両親は経済的な理由から彼を中学へは行かせてやれ
ませんでした.ずっと後にはやれるようにはなったので
すが.


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−

curé:(m) 主任司祭
village:(m) 村
commencé:(p.passé) < commencer (他) 手ほどきする
latin:(m) ラテン語
économie:(f) 経済
envoyé:(p.passé) < envoyer (他) 〜へやる
collège:(m) 中学、コレージュ


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