鬱が苦しい.
数学をやる. なかなか集中できないし, 本に書いてあることが理解できない.
けれども単語一つづつ意味を確認しながら読んでいくうちにだんだんわかってきた.
これまでのノートの内容に間違いがあることもわかった.
※: デデキントの切断 (Dedekind cut) を用いて構成した実数の集合 (となるべきもの) において分配法則が成り立つことの証明である. 圏論と並行して解析学の基礎をもう一度勉強し始めた. 教科書は少し古いものだが Walter Rudin, "Principles of Mathematical Analysis".
今日はここまでにするつもりだったが, その間違いが気になった.
結局午前中いっぱい考えて正しいと思える証明を書く.
鬱が苦しい中でここまでできたことは一つの示唆になると思う.
数学に集中する状態に入ることができれば, 鬱の苦しさから逃れられる.
今日の場合にはそれば, 本の単語一つ一つの意味を確認しながら読んでいくという単調な作業の積み重ねによってなされた.
去年の夏に絵でも似たような経験があって, 1 ミリ四方くらいの小さな部分に色を付けていくという単調な作業を延々と続けているうちに絵に深く集中することができた.
鬱がひどくて思考力・想像力がほとんど働かない状態でも, 何とかできる, すぐに終わる簡単で単調な作業を一つ一つ繰り返す.
これによって苦しい状態から解放されるようになるのではないか.
本を読むということも最近ほとんどできないのだが, 一文字づつを確認しながら読んでいくなどの方法でできるのではないか.
それすらもできないほど鬱が酷い場合には寝込むしかない.
午前中で頭が疲れてしまったこともあり, 昼過ぎに堪え難い眠気に襲われる.
そのまま休む.
タグ:数学の勉強 デデキントの切断 (Dedekind cut) Walter Rudin, "Principles of Mathematical Analysis" 鬱状態から抜け出るための示唆 単調な作業の繰り返し
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