2010年07月24日
日本が危ない(69)原発を新輸出戦略産業に−韓国
原発を新輸出戦略産業に、5千億ウォン投じ育成
2010年1月13日
韓国政府はアラブ首長国連邦(UAE)の原子力発電所建設事業受注を機に、原発の国際競争力を高め、2030年までに80基を輸出し、世界3大原発輸出国を目指す。
これに向け、原発国産化など研究・開発(R&D)に総額5000億ウォン(約404億円)を投じ、関連人材も集中的に育成する。
知識経済部は13日、原発を韓国の新たな輸出戦略産業として育成することを目標に、こうした内容を盛り込んだ「原子力発電輸出産業化戦略」を、大統領に報告した。
政府は、UAE原電事業の受注で韓国の競争力が裏付けられたとし、2012年までに10基、2030年までに80基の原発を輸出し、世界の新規原発建設市場でシェア20%を獲得、米国、フランスに次ぐ3大原発輸出大国に成長する計画を掲げた。
目標が達成できれば、総受注規模は昨年の輸出額を上回る4000億ドル(約36兆4040億円)に達し、156万7000人の雇用効果が見込まれる。
政府はこの計画に向け、2006年から進められてきた原子炉冷却材ポンプ(RCP)など原発コア技術を2012年までに完全国産化できるよう、関連研究に追加で996億ウォンを支援することを決めた。
また、韓国型原発の寿命を現在の60年から80年に伸ばし、建設工期を52か月から36か月に短縮しながら、炉心の損傷頻度を10倍改善するなど安全性を高めることなどを目標に、世界的水準の原発に1段階レベルを上げる新たなR&Dプロジェクトを進める。
ここには官民共同で2011〜2017年に4000億ウォンを投じる計画だ。
さらに、UAEとの原子力部門協力締結により、韓国の技術とUAEの資金を動員し、共同で原発輸出を展開する計画もまとめた。
これまで進展がなかった、中小型原発と輸出型研究炉モデルの早期開発、超高温ガス炉など未来型原発の開発も進める。
これに向けては具体的な支援案をまとめる予定だ。
原発輸出と技術開発に、韓国電力公社、韓国水力原子力など原子力関連公営企業5社では、来年までに専門人材2800人余りが必要になるとみている。
今月中に新規採用を拡大する考えだ。
世界で初めて設立する国際原子力専門大学院の開校時期は、2012年3月から2011年9月に前倒しにする。
年100人程度の高級人材を育成する方針だ。ことし上半期中に原発特性化大学も10校指定する。
原発の原料となるウランの自主開発率は、現在の6.7%から2016年は25%、2030年には50%まで高める。
国内原発と輸出した海外原発に必要なウランを安定的に確保する長期対策も、近く策定する。
短期的には韓国電力内に原発輸出専門組織を新設し、中長期的には大企業と中小の資機材メーカーがともに成長する原発事業体制を構築する案も検討する方針だ。
知識経済部の長官は、今回の原発輸出産業化戦略で、向こう50年の新収益産業を育成する礎を築くとし、そのカギは絶え間ない技術革新と新人材育成だと強調。
政府の力をここに集中させる計画だと述べた。
追記: 韓国の計画発表はサムスンの計画発表と同じく、先をしっかりと見据えた実現性が感じられるね。
勿論、国家の後押しがなければ進展はない事業であるが、日本とは全く、スピードが違うね。
この積み重ねが、大卒初任給トップとなって現れているんだろうね。
2010年1月13日
韓国政府はアラブ首長国連邦(UAE)の原子力発電所建設事業受注を機に、原発の国際競争力を高め、2030年までに80基を輸出し、世界3大原発輸出国を目指す。
これに向け、原発国産化など研究・開発(R&D)に総額5000億ウォン(約404億円)を投じ、関連人材も集中的に育成する。
知識経済部は13日、原発を韓国の新たな輸出戦略産業として育成することを目標に、こうした内容を盛り込んだ「原子力発電輸出産業化戦略」を、大統領に報告した。
政府は、UAE原電事業の受注で韓国の競争力が裏付けられたとし、2012年までに10基、2030年までに80基の原発を輸出し、世界の新規原発建設市場でシェア20%を獲得、米国、フランスに次ぐ3大原発輸出大国に成長する計画を掲げた。
目標が達成できれば、総受注規模は昨年の輸出額を上回る4000億ドル(約36兆4040億円)に達し、156万7000人の雇用効果が見込まれる。
政府はこの計画に向け、2006年から進められてきた原子炉冷却材ポンプ(RCP)など原発コア技術を2012年までに完全国産化できるよう、関連研究に追加で996億ウォンを支援することを決めた。
また、韓国型原発の寿命を現在の60年から80年に伸ばし、建設工期を52か月から36か月に短縮しながら、炉心の損傷頻度を10倍改善するなど安全性を高めることなどを目標に、世界的水準の原発に1段階レベルを上げる新たなR&Dプロジェクトを進める。
ここには官民共同で2011〜2017年に4000億ウォンを投じる計画だ。
さらに、UAEとの原子力部門協力締結により、韓国の技術とUAEの資金を動員し、共同で原発輸出を展開する計画もまとめた。
これまで進展がなかった、中小型原発と輸出型研究炉モデルの早期開発、超高温ガス炉など未来型原発の開発も進める。
これに向けては具体的な支援案をまとめる予定だ。
原発輸出と技術開発に、韓国電力公社、韓国水力原子力など原子力関連公営企業5社では、来年までに専門人材2800人余りが必要になるとみている。
今月中に新規採用を拡大する考えだ。
世界で初めて設立する国際原子力専門大学院の開校時期は、2012年3月から2011年9月に前倒しにする。
年100人程度の高級人材を育成する方針だ。ことし上半期中に原発特性化大学も10校指定する。
原発の原料となるウランの自主開発率は、現在の6.7%から2016年は25%、2030年には50%まで高める。
国内原発と輸出した海外原発に必要なウランを安定的に確保する長期対策も、近く策定する。
短期的には韓国電力内に原発輸出専門組織を新設し、中長期的には大企業と中小の資機材メーカーがともに成長する原発事業体制を構築する案も検討する方針だ。
知識経済部の長官は、今回の原発輸出産業化戦略で、向こう50年の新収益産業を育成する礎を築くとし、そのカギは絶え間ない技術革新と新人材育成だと強調。
政府の力をここに集中させる計画だと述べた。
追記: 韓国の計画発表はサムスンの計画発表と同じく、先をしっかりと見据えた実現性が感じられるね。
勿論、国家の後押しがなければ進展はない事業であるが、日本とは全く、スピードが違うね。
この積み重ねが、大卒初任給トップとなって現れているんだろうね。
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投稿者:がくがく|00:15
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