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1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2013年 5月 1日(火)
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果
を紹介して見たいと思いました。

今日は昨日に引き続き「2010年「みらい」北極航海で観測された巨大暖水渦と生態系へのインパクト」の紹介です。

2010年「みらい」北極航海で観測された巨大暖水渦と生態系へのインパクト(7)  

平成 23年 8月 26日
独立法人・海洋研究開発機構

3. 成果(3/3)
(3) 過去の観測との比較
2002年の「みらい」北極航海によると、カナダ海盆の有光層には様々な種類の栄養分が十分にありました 。
その結果、珪藻を主とした大型植物プランクトンが海盆域でもみられました。

しかし、近年の海氷融解に伴って、栄養分の低い淡水がカナダ海盆の有光層に蓄積すると、有光層の栄養分が低下し、カナダ海盆では大型植物プランクトンがみられなくなりました。

ところが本研究により、2010年に観測した巨大暖水渦が、栄養分の少なくなったカナダ海盆の有光層に栄養分 (アンモニア)を供給する役割があることが分かりました 。

そして、アンモニアを栄養分とする鞭毛藻などの小型植物プランクトンが渦上で増加している、つまり暖水渦が生物活動を活発化させていることも明らかになりました。

これらの成果は、世界で初めて北極海の巨大な渦を観測した結果得られたものであり、その観測・解析から、巨大渦は栄養分に富んだ暖水でできており、それが北極海の海盆域の植物プランクトンの生産に大きく関与していることを世界で初めて実証的に明らかにしました。
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※ 今日は勝手ながら「石田博士の提言」はお休みとなります。
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春なのにー、春なのに・・(24)!音符
一昨日(29日)の夕方近く、「長野方向に放射状の地震雲確認」と、報告しましたが、どうやら、その後の地震情報でこの震源地は群馬県南部である事が判明。

方向的には長野は群馬の先に当たりますが、群馬は地震が少ない事で知られていますので、この方向に出る地震雲は、つい長野ではと思い込んでしまいます。

群馬県の地震発生は関東甲信越10都県の中で一番少なく、それこそ半年に1回、1年に数回程度ですので群馬県が震源である事を忘れてしまう程なのです。

この利を生かして群馬に引越す人も多い様に聞きます。
しかし、良く考えると群馬県には活火山が6つもあります。

浅間山・草津白根山・榛名山・赤城山・日光白根山・燧ヶ岳です。
浅間山は最近おとなしいのですが、20世紀の初めから半ばまで約3000回の爆発を繰り返し、このうち12回で死亡事故が起こっています。

又、草津白根山は、1882年に約2000年ぶりの噴火をしました。そのあと1997年まで噴火があった年が18年ありますが、現在噴火中であるといってもいいでしょう。

この為、少し前まではスキーヤー、登山者などが硫化水素ガスを吸って亡くなる事故が起きています。
現在は危険地帯にガスセンサーが設置されていますから、このような事故が発生する確率は減っています。

忘れてならない活火山としては、榛名山の二ツ岳は6世紀の噴火で出来た溶岩ドームです。

この時発生した熱雲で、伊香保町・渋川市・吉岡町・榛東村の全域と、前橋市などの一部を一瞬にして焼きつくしたそうです。

現在、その土地の上には、約20万人が住んでいます。













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