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1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2013年4月 15日(月)
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果
を紹介して見たいと思いました。

今日は「東南海地震(1944年)の津波断層を特定する物的証拠の発見」の紹介です。

東南海地震(1944年)の津波断層を特定する物的証拠の発見
〜地球深部探査船「ちきゅう」による南海トラフ地震発生帯掘削計画の成果(1)〜

平成 23年 10月 3日
独立法人・海洋研究開発機構/東京大学/高知大学

1.概要(1/2)
独立行政法人・海洋研究開発機構と国立大学法人・東京大学と国立大学法人・高知大学は、統合国際深海掘削計画(IODP)(※1)第316次航海・南海トラフ地震発生帯掘削計画(※2)ステージ1において採取した巨大分岐断層を含むコアについて、X線CT(※3)による三次元組織分析により強い地震動により生成したマッドブレッチャと呼ばれる構造を発見し、放射年代測定法を用いてその年代測定を行うことにより、この巨大分岐断層が明確な記録の残る1944年の東南海地震により活動したことを明らかにしました。

※1 統合国際深海掘削計画(IODP):
日本・米国が主導国となり、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州、中国、韓国、豪州、インド、NZの 24ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数 の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。

※3 X線CT(エックス線コンピュータトモグラフィー):
医療用として広く使用されているものと同じ装置で、X線を走査し試料の三次元内部構造を可視化する非破壊分析装置。
ここ10年くらいの間に地球科学分野での優れた有用性が認められるようになった。
掘削科学の分野で本格的に導入されたのは「ちきゅう」が初めて。

☆ターンして、最近のプレスリリースからの紹介に戻って来ました。
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※ 今日は勝手ながら「石田博士の提言」はお休みとなります。
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☆春なのにー、春なのに・・(8)!
何とタイミングが良い事か!。
昨日もNHKで大地震の特集番組が放映されていた。

内容は長期振動についてだったが、都市部に於ける高層ビルの揺れは、河口部に堆積した地盤状態が原因だと指摘していた。

次次に解明される揺れの正体であるが、未だ本丸には手が届かないでいる。
地下天気予報の実現が待ち遠しい・・。













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