最近はだいぶ精神医学も発達してきて、うつ病や統合失調症、不安障害や自律神経失調症などと
栄養素不足や糖質過剰が原因である因果関係が明らかになってきた。
私はどうして、うつ病がよくなっているのに、夜間に寝てから3時間程度で動悸や悪夢で毎日
目が覚めるのかその原因がいろいろと調べている中でわかった。
寝てから3時間程度すると、体内で急激に低下するものがあった。
それは血糖値であり、睡眠時低血糖症という病気があることを知り、
まさに自分の症状そのものだった。
睡眠して3時間前後になると血糖値が最低まで低下すると、血糖値をあげようと
アドレナリンや副腎ホルモンが分泌されるために、動悸や悪夢などで目が覚めるというものだ。
このよう低血糖症の原因はお菓子や清涼飲料水、砂糖入りコーヒーなどの甘い飲食物
パンやご飯などの精製された小麦などを多く食べ過ぎることであることは多くの医学者
や患者の共通経験である。
夜間ではそのような症状となるが、日中は昼食後の2時間から3時間後にすごいだるさと眠気に襲われるのも
反応性低血糖症といって、前述のように甘い飲食物を食べる習慣があると、すい臓が過敏に反応して
多くのインシュリンという血糖値を低下させるホルモンを分泌させることで低血糖状態になることが知られている。
低血糖症を放置していると、すい臓の機能が低下して、今度は高血糖になり、糖尿病に発展して
糖尿病になれば、体内の臓器や細胞の毛細血管、動脈硬化、壊疽、網膜炎で目が見えなくなる、
高血圧、腎臓病、いろんな命にかかわる病気になる。
よって、低血糖症の状態で食事を見直し、体の健康だけでなく、精神の健康も取り戻す必要があると思う。
低血糖症の精神症状はうつ、不安症、イライラ、怒りっぽくなる、恐怖症、緊張症、神経質、頭が回転しない
下痢、吐き気、腹痛、下痢、頻尿などの自律神経症状として現れることが多いことが知られている。
体の症状として、日中のひどい眠気、手が震える、ひどい空腹感、ふらつき、めまい、頭痛、疲労感、だるさ、
などの症状が体の臓器の検査をしても異常なしのために、
自律神経失調症、うつ病、パニック障害、不安障害、統合失調症などの精神疾患と間違われることが多いという。
原因は低血糖症であるから、抗うつ薬や抗不安薬を飲んでもさほど効果がなく、
そのまま精神科や心療内科にかかり続けると、薬も強いものを処方されたり、
逆にそれら安定剤のせいで食欲が増して、糖尿病になってしまう危険性も考えられる。
実をいうと私もそのような傾向だったが、途中で低血糖症である可能性に気が付き、
食事療法や運動療法で、難を逃れた経緯がある。
最近、若者も老人も衝動的に怒る(キレる)人が多いと事件やニュースを見ていて思うが、
30年前と現在での生活で大きく違ったことは「情報量の多さ」と「食生活の内容」だと言える。
特に近年はおいしい飲食品が増えたと感じるが、その多くが糖分が過剰であったり、
脂質が高かったり、体に悪い食品が増えたと感じる。
しかし、そのような飲食物はおいしいく製造され癖になるものが多い。
飲食物を販売する大手飲料メーカーや食品提供者は儲かるだろうが、
明らかに健康に悪いと言えないし、飲食しても個人差があるから悪いとは言い切れないボーダーラインであるし、
人はエネルギーのもとである糖分がないと脳も筋肉も働かないから悪いといえない。
しかし、過剰摂取は健康に悪いと言えるだろう。
ある精神科医の臨床ではイライラや不安、情緒障害と精神疾患に
栄養素の過剰や不足が大きく関係しているという見方が増えてきた。
特にイライラや不安や衝動性などの人の多くに飲食物の聞き取りを行うと
過剰な糖分や炭水化物の摂取が多いという。
栄養素と精神状態に関する知見はすでに30年ほど前から特に欧米で言われてたが、
当時の日本の精神科医の知見は薬物療法と心理療法が主流で栄養学での認識がまだ薄かったといえる。
現在でも精神科医の多くが栄養学と精神疾患の知見が薄いといわれている。
しかし、現在の国内、海外での知見で栄養素と精神疾患に関する因果関係がある一定存在するとの知見がおおくなってきた。
例えば、イライラや衝動性の原因は糖分の多い清涼飲料水やお菓子などの食べ過ぎによる
血糖値の乱降下によって起きるという知見が多くなった。
また、血糖値調整機能が下がることで、不安障害やパニック障害になるケースが知られるようになった。
うつ病については鉄分の慢性的な不足。
統合失調症でもお菓子など糖分や清涼飲料水の飲みすぎなど炭水化物の取りすぎで、
恐怖や緊張に関係するアドレナリンの過剰分泌が起きると言われている。
カナダでの医師はビタミンB3をはじめビタミン、ミネラルの投与と糖質制限で統合失調症の多数の治療例を発表している。
したがって、精神疾患、神経疾患の治療には反応性低血糖にならないように、糖分を控えるなど以下が必要と考えられる。
1、清涼飲料水、甘いお菓子など、糖分、炭水化物の摂取はなるべく控える習慣にする。
2、ご飯などの炭水化物を食べる前に食物繊維を含んだ野菜を食べる。
3、セロトニンの材料になるトリプトファンとビタミンB6の同時摂取
4、統合失調症や過敏症改善にビタミンB3(ナイアシン)を十分とる
5、神経伝達物質生成に必要な必須アミノ酸やタンパク質、マグネシウムなどを採る
6、なるべく体を動かし運動をするようにする。通勤や余暇時間に歩いくなど
7、糖分の急激な上昇を抑えるために、ゆっくり噛んで時間をかけて食べる。
以上を1カ月以上続けてみるとよいと考えられる。
私は食前に食物繊維の多い青汁を飲んでから食事するようにしている。
また、寝る3時間前には食べ物を食べない習慣を取り入れている。
眠る少し前に食べ物を食べると、寝ている間に膵臓からインシュリンが多量に分泌されて
夜中に低血糖状態になり、そこでアドレナリンあどが分泌されて、動悸や悪夢がおきて気分が悪く目が覚めるということだ。
血糖値の急激な低下とイライラに関係があるのか自己観察でも意識すればわかる。
私はかりんとうを食べて1時間程度から気分的にイライラしたことを自覚した。
これはかりんとうを食べたことで膵臓から急激にインスリンが分泌されて低血糖状態になり、
イライラしたのだと考えられる。
一般に血糖値は食後30分以内に急激に高まり、人によっては2時間から3時間で
インスリンが多量に分泌されてから血糖値が急に低下する。
この時に、様々な精神症状がおきると言われている。
また、私の経験でもそうだが一般的に人が空腹になると気が短くなりイライラ傾向になるのは
食後何時間も経って筋肉や細胞でエネルギーが消費されて血液内の血糖値が低下しているためだと考えられる。
このように血糖値の乱降下は、イライラという感情で切れやすい性格をつくると考えられる。
血糖値の乱降下はホルモン分泌にも影響するだろうし、
その習慣は脳の記憶神経に記憶されて自律神経の働きに影響するのではと考えられる。
なぜなら、脳の唯一のエネルギー源である炭水化物が減少すると
脳が危機状態だと認識して、どうにかしろ、と興奮しだすためだと考えられる。
それがインスリン分泌で急激に低下する習慣をつけると、脳も興奮しやすくなると考えられる。
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