初期症状は精神症状と身体症状があり個人差があるのが普通である。
しかし、多くの人が経験する頻度の多いものから記載する。
主な症状は睡眠障害、食欲減退(食事がおいしくない、食べなければならないから食べているという状況)
性欲減退、興味喪失(いままで興味があったことに興味がなくなる、何をやっても楽しくない)、
不快体験や失敗体験だけが頭によむがえってくる。何をやっても根気も集中力も続かない。過去の楽しかった
記憶が思い浮かばない。将来に希望が見いだせない。などが多く人に見られる共通した症状である。
ストレスの初期症状「その1」
1,睡眠障害:入眠困難、早朝覚醒、浅い眠り、起床がつらい。
以上の症状が頻繁に現れるようになる。
ストレスにさらされると脳内の神経興奮が治まらず眠ろうと し て も眠れない状態である。
特に深夜まで残業する人達がなりやすい。
また、職場が室内などの場合は日中に日光に当たらないため昼間に脳内からセロトニンという
興奮神経を抑制する神経の伝達物質の分泌量が少なく、
夜間にセロトニンが睡眠物質のメラトニンに変換される量が減少することが考えられる。
ストレスは神経だけを興奮させるだけでなく、副腎皮質ホルモンやアドレナリン、
ノルアドレナリンを分泌させ、血管を収縮させ血流も悪くする。
そうすると、睡眠時の細胞の修復が十分行われず、疲れが残り、朝起きがつらくなることが
考えられる。
いずれにしても、脳内の神経自体の興奮や興奮性の神経伝達物質の分泌に問題が起きると考えられる。
最近では鬱病やストレス症の脳内の病理機構が究明され、脳内神経伝達物質や体内ホルモンの不足が原因との見方でおおかたの一致をみている。
ストレスはそれらの分泌を異常なものにすることが理解できる。
こうなるとホルモン分泌のリズムも狂い、リズム障害に発展するケースが多い。
現にリズム障害と鬱病や神経症などの精神疾患には相関関係があると私は見ている。
次の朝に仕事があるのに眠れないと、仕事に支障がでる。
しかし、眠れなくても目をつむって静かにしているだけでも疲れの取れ方が大きく違うと思う。
眠れないからっといって、寝ないのはよくない。
眠れなくても部屋を暗くして目をつむることが必要である。
3週間も続くようなら早めにメンタルクリニックや神経内科などを受診するのがよい。
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