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ファースト・フィドル・ガール

 Barbara Lynnの新しい編集盤が出たので聴いてみました。
 CDをスタートさせると、1曲目から、いい感じのサザン・ソウル風のブルー・バラードが始まって、思わず身を乗り出してしまいます。

 早速、詳細を確認すべく、ライナー・ノーツを見て、録音時期や、作者などを確認しようとしたところ、見開き2ページに渡り、びっしりと細かい文字の羅列が眼に飛び込んできて、一気に意気消沈しました。


It Aint Good To Be Too Good
Barbara Lynn

1. Shed So Many Tears
2. Then You Can Tell Me Goodbye
3. New Kind of Love
4. Sugar Coated Love
5. It Won't Be Long
6. I'm a Good Woman
7. Nice and Easy
8. You Left the Water Running
9. Give Him His Freedom
10. Take Your Time
11. This Is the Thanks I Get
12. (Daddy Hot Stuff) You're Too Hot to Hold
13. Until I'm Free
14. Poor Old Trashman
15. I'm So Lonesome I Could Cry
16. I Warned You Baby
17. It Ain't Good to Be Too Good
18. One Man Woman
19. Nice and Easy [Alternate Take]
20. I'm a Good Woman [Alternate Take]
21. Poor Old Trashman [Alternate Take]
22. You Left the Water Running [Alternate Take]

 このての文章主体のライナーは、とくに英文の場合、かんべんしてほしいです。
 それでも、コアな情報が盛り込まれているのならいいですが、苦労して訳したら、ありきたりのことしか書いてなかった、ということであれば最悪です。
 録音データ的なことは、まとめられていず、文章の中で触れられているのかも知れませんが、とても辞書片手に訳していく気力はありません。

 どうも、60年代後半にヒューイ・モーによって、吹き込まれた、Tribeレーベル時代のもののような感じです。
 それに、その後のAtlantic時代の曲を少し追加してみました、いかがでしょう?
というアルバムなんでしょうか?

 頭が痛くなりそうな、小さい横文字のうちから、なんとなく雰囲気で大意をつかむ(?)と、そんな気がします。
 まあ、データがないのが頭にきますが、適度にブルージーで、かつ、ソウルフルな演奏と歌は、しかめっつらになりがちな私の頬を、自然と緩めずにはいられない力があるのでした。

 また、副題には、Classic Hits & Great Raritiesとあり、未発表テイクを追加収録しており、とにかく、こういう録音関係のデータが一切記載されていない編集盤にはイライラしますが、最後の4曲はレアなのかも知れないので、発売自体を喜ぶべきかもしれません。

 アイテムの作り方には、ぷりぷり怒りながらも、音を聴いていると嬉しくならずにはいられない、そんなアルバムです。

 試しに、アマゾンで彼女のアルバムを検索してみると、Tribe録音を収録したアルバムは、他にないようです。
 また、Jamie録音をまとめた熊家族の2枚も廃盤になっているようで、別の編集盤が出ているようですが、寂しいことです。
 やっぱり、新しい編集盤が出たことを素直に喜ぼうと、寛大にも広い心で思い直す、大変立派な私がいます。

 でも、でもです。仮に熊家族が出していたら、詳細なデータと、レア・フォト満載の濃いーいものを作ったろうなあ…などと、やっぱりいじいじと、心の隅で考えてしまったりするので、そんなに簡単に人間は納得できない動物なのでした。

 ともかく、つくりこそ不親切な部分がありますが、内容は素晴らしいの一言です。
 テキサスのセカンド・フィドル・ガールの面目躍如の1枚です。
 この時期は、ブルース色が薄まっていることもあり、そのへんが苦手な方にもOKです。
 ( 私は、色々やってほしいですが…。)

 全てのテキサス、ルイジアナ系音楽のファンに推薦します。





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