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エイジ・オブ・ファイブ

 「モア・アメリカン・グラフィティ」という題名を持つアルバムは、2種類あります。
 ひとつは、映画「アメリカン・グラフィティ」のサントラの成功を受け、2匹めのドジョウを狙って作られたもので、「アメグラ」の路線を引き継いだオールディーズのコンピレーションです。

 このとき、「モア・アメリカン・グラフィティ」のタイトルが使用されたのでした。
 ただし、これは、映画とはなんの関係もありません。
 ちなみに、日本盤には、「アメリカン・グラフィティ2」という副題が付されたようです。

 そして、もうひとつが、映画「アメグラ」の登場人物の後日譚を描いた、続編映画のサントラ盤です。
 続編映画のタイトルが「モア・アメリカン・グラフィティ」と付けられたため、同じ題名を持つ別のアルバムが生まれることになったのでした。

 

More American Graffiti
Various Artists

Side 1
1. (Love Is Like A) Heat Wave : Martha & the Vandellas
2. Moon River : Andy Williams
3. Mr. Tambourine Man : The Byrds
4. My Boyfriend's Back : The Angels
5. The Sound of Silence : Simon & Garfunkel
6. Season of the Witch : Donovan
Side 2
1. Stop! In the Name of Love : The Supremes
2. Strange Brew : Cream
3. Just Like a Woman : Bob Dylan
4. Respect : Aretha Franklin
5. She's Not There : The Zombies
6. 96 Tears : Question Mark & the Mysterians
Side 3
1. Pipeline : The Chantays
2. Since I Fell for You : Lenny Welch
3. Beechwood 4-5789 : The Marvelettes
4. Mr. Lonely : Bobby Vinton
5. Cool Jerk : The Capitols
6. I Feel Like I'm Fixin' to Die Rag : Country Joe & the Fish
Side 4
1. Ballad of the Green Berets : Barry Sadler
2. My Guy : Mary Wells
3. I'm a Man : Doug Sahm
4. Hang on Sloopy : The McCoys
5. When a Man Loves a Woman : Percy Sledge
6. Like a Rolling Stone : Bob Dylan

 私は、映画正編は観ましたが、続編は未視聴です。
 正編は、大人への階段を昇ろうとするティーンエイジャーたちの、ある1日の出来事を描いた群像劇でした。
 対して続編は、どうも数年後のベトナム戦争の時期の彼らの日々を描いたもののようです。

 私は、映画もどちらかといえば「グロウイング・アップ」派だったため、さほど思い入れはありません。
 本盤に入っているBobby Vintonの"Mr. Lonely"がラストで流れる「グロウイング・アップ」は今でも懐かしく思い出します。

 さて、今回このサントラ盤を取り上げるのには、当然理由があります。
 このアルバムには、Doug Sahmによるポ・ディドリーのカバー、"I'm A Man"が収録されているのです。

 本盤は、正編に続き、ウルフマン・ジャックの軽快なだみ声のDJが、要所に挿入されながら進行していきます。
 Dougの"I'm A Man"が、どのような場面で使用されたのか、ちょっと興味があります。



 私の知る限り、ここに収録された、Dougの"I'm A Man"は、Dougのアルバムはもちろん、コンピにも未収録で、本盤以外では聴くことが出来ない、未CD化トラックだと思います。

 "I'm A Man"は、マディが「フーチー・クーチー・マン」で借用しており、有名な曲ですね。
 ロックでは、ヤードバーズの「ファイヴ・ライヴ」とか懐かしいです。
 ウィルコのへたくそなボーカルで歌われる、ドクター・フィールグッド盤も思い出します。

 ボ・ディドリーとしては、「ビフォア・ユー・アキューズ・ミー」とともに、ジャングル・ビートを使わない代表曲のひとつです。

 本盤でのDougのバージョンは、比較的早いテンポでやっていて、ヤードバーズなどの60sビート・バンドを連想します。
 アンプラグドのブルース・ハープが印象的で、間奏らしい間奏もなく、耳に残るギター・ソロもないまま、あっという間に終わります。

 このテイクでの参加メンバーが知りたいものですが、不明です。
 とりたてて特筆すべき点はありませんが、Doug Sahmの音源なら、どんなものでも一度は聴いてみたい私としては、それなりに満足です。
 シカゴ・フルースへと接近したDougを、ここで聴くことが出来ます。

 このサントラはCD化されたことがあるのでしょうか?
 映画のDVDも見かけません。
 多分、VHSでは出ていたんでしょうね。
 話のたねとして、この映画と「シスコ・パイク」は見ておきたいものです。






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