2010年08月14日
ミステリー列車はトレモロで
Sam The Shamというシンガーをご存知でしょうか?
Doug Sahmではありません。正確には、Sam The Sham & Pharaohsです。
ルックスが怪しくて、第三世界的な風貌です。
50年代には、ターバンズだとか、チャック・ウィルズなんていう、それふうのファッションで、一目をひこうとしたR&Bグループやシンガーがいましたが、こちらのグループも、目的は同じだったに違いないです。
チカーノ・バンド好きには、Wooly Bullyのオリジネイターとして有名です。
オールディーズのコンピレーションで充分という方もいるでしょうが、私は、リーダー・アルバムを手に入れたくちです。
今回、LP棚を探っていたところ、ベスト盤を発見しました。
私は、CDでもベスト盤を買いましたが、少し不満に思っていることがありました。
それは、かつてLP盤で聴いて、たいへん感心した、ある曲が入っていなかったからです。
私が好きな曲を収録したCDが、現在存在するのか、とことんは調べていませんが、おそらく未収録なのではないかと思っています。
その曲とは、Mystely Trainです。
ブルースの巨人、Little Junior Parkerが、駆け出し時代に、Sunに吹き込んだものがオリジナルで、のちにElvisが録音したことで、ロカビリー・クラシックになりました。
Elvis以外では、James Burtonがバックを務めたBob Luman盤が必聴です。
曲のスタイルとしては、ブルースやカントリーに昔からよくあるパターンで、疾走する列車の雰囲気を曲にしたものです。
それは、旅立ちの歌であったり、恋人との別れの歌だったりします。
都会へ出稼ぎに行く歌の場合も多かったでしょう。
そんな、てあかのついた有名曲ですが、Sam The Shamは、この曲を、なんとポ・ディドリーのスタイルでやっているのです。
そんな手があったのか!
…と、思わず拍手したくなる、ワン・ヒット・アイデアです。
ジャングル・ビートとマラカスのシェイクをバックに、トレモロ・ギターのビヤビヤが超気持ちいいです。
もう1本のギターのプレイもツボを得たもので、思わず、「あんたはえらい!」と、心の中で叫んでいたのでした。
とにかく、聴いてみて下さい。これは、はまります。
Doug Sahmではありません。正確には、Sam The Sham & Pharaohsです。
ルックスが怪しくて、第三世界的な風貌です。
50年代には、ターバンズだとか、チャック・ウィルズなんていう、それふうのファッションで、一目をひこうとしたR&Bグループやシンガーがいましたが、こちらのグループも、目的は同じだったに違いないです。
チカーノ・バンド好きには、Wooly Bullyのオリジネイターとして有名です。
オールディーズのコンピレーションで充分という方もいるでしょうが、私は、リーダー・アルバムを手に入れたくちです。
Sam The Sham & Pharaohs
(こちらは、CDのジャケットです。)
今回、LP棚を探っていたところ、ベスト盤を発見しました。
私は、CDでもベスト盤を買いましたが、少し不満に思っていることがありました。
それは、かつてLP盤で聴いて、たいへん感心した、ある曲が入っていなかったからです。
私が好きな曲を収録したCDが、現在存在するのか、とことんは調べていませんが、おそらく未収録なのではないかと思っています。
その曲とは、Mystely Trainです。
ブルースの巨人、Little Junior Parkerが、駆け出し時代に、Sunに吹き込んだものがオリジナルで、のちにElvisが録音したことで、ロカビリー・クラシックになりました。
Elvis以外では、James Burtonがバックを務めたBob Luman盤が必聴です。
曲のスタイルとしては、ブルースやカントリーに昔からよくあるパターンで、疾走する列車の雰囲気を曲にしたものです。
それは、旅立ちの歌であったり、恋人との別れの歌だったりします。
都会へ出稼ぎに行く歌の場合も多かったでしょう。
そんな、てあかのついた有名曲ですが、Sam The Shamは、この曲を、なんとポ・ディドリーのスタイルでやっているのです。
そんな手があったのか!
…と、思わず拍手したくなる、ワン・ヒット・アイデアです。
ジャングル・ビートとマラカスのシェイクをバックに、トレモロ・ギターのビヤビヤが超気持ちいいです。
もう1本のギターのプレイもツボを得たもので、思わず、「あんたはえらい!」と、心の中で叫んでいたのでした。
とにかく、聴いてみて下さい。これは、はまります。
【テキサス・ミュージックの最新記事】
この記事へのコメント