2010年08月13日
エイモスの想い出
obinさんが書かれている、「エイモスを語る」の夕べについての記事を読んだところですので、今回は、私のたった1回だけのAmos Garrett体験について、少し書きたいと思います。
あれは、いつだったのでしよう。チケットの半券を残しているはずですが、見当たらないため、しかたなく、ライヴ・アルバムに日程が記載されていないか、見てみましたが、分かりませんでした。
しかし、おおまかな年月は判明しました。
それは、1990年5月のことのようです。私は、京都のライヴ・ハウス「磔磔(たくたく)」で、1部2部を通して、Formerly Brothersの公演を観たのでした。
お目当ては、Doug Sahmです。
Amos Garrettは、アルバムに入っていた、Smack Dab In The Middleや、とりわけAmarillo Highwayでのしわがれ声のボーカルが気に入っていましたが、あまりギターには関心を持っていましせんでした。
もともと、Amosのキャリアを追っかけて来なかったということもあります。
マリア・マルダーは、聴いていましたし、ボビー・チャールズも聴いていましたが、その中のギターに感激して、「これ誰?、これ誰?」と、周囲に聞きまくるといった反応とは、無縁できてしまっていた人でした。
ステージを観て、まず、バックが全員Doug 人脈であることに感激し、背中がぞくぞくするほど興奮しました。George Rains、Jack Barber、Rocky Moralesといった、レコードで何度も名前を見た人たちが、眼の前にいるのです。興奮する以外ないです。
ライヴが始まると、アルバム収録曲を交えつつ、ブルージーな曲を中心にセット・リストが進行していきます。
最前列のおじさんが、「ヘイ・メェーン」とか、意味不明の言葉を叫んでいます。
そのうち、おじさんは、さらに前に身を乗り出して、「サン・アントンやれえ!」とか言いながら、Dougの注意を引こうとしています。
しかし、もちろん、この日のレパートリーには、CountryやTexMexはないのでした。
Amosについては、スライドを弾かずに、スライドっぽいサウンドを聴かせる人だな、というのが印象でした。
そんなAmosが、なにかしゃべっています。私の耳には、「レイ・チャールズ」が、どうのこうのと言っているように聞こえました。
きっと、次はレイのナンバーをやるんだろう、何をやるのかな、と身構えていますと、全く関係ない曲が始まって、「あれれ」と、思ったことを覚えています。
あとから、冷静に考えると、どうやら「レイク・チャールズ」と言っていたのではないか? と思ったりしました。
その時、演奏された曲がなんだったか、もう記憶にありませんが、MCの中にルイジアナの地名が出てくるのは、彼らのキャリアからいって、不自然ではないです。
夢のような1時間半を過ごした私が、会場の入り口近くで余韻にひたっていると、Jack Barberが眼の前に現れて、なんとチャリンコに颯爽とまたがって、去っていく後ろ姿を見送ったことが、今でも忘れられません。
結局、演奏以外では、Dougよりも、Amosよりも、私に強い印象を残したのは、Jackだったというお話です。(特段のオチがなくて申し訳ありません。)
この公演を契機として、Amosの過去作や、その後のリリース作などを、ぼちぼち聴くようになった私ですが、やはり私にとってのAmosは、Formerly Brothersでのプレイがスペシャルなのでした。
というわけで、久しぶりにブロックを回避した動画が作れましたので、少しだけお付き合いください。
あれは、いつだったのでしよう。チケットの半券を残しているはずですが、見当たらないため、しかたなく、ライヴ・アルバムに日程が記載されていないか、見てみましたが、分かりませんでした。
しかし、おおまかな年月は判明しました。
それは、1990年5月のことのようです。私は、京都のライヴ・ハウス「磔磔(たくたく)」で、1部2部を通して、Formerly Brothersの公演を観たのでした。
お目当ては、Doug Sahmです。
Amos Garrettは、アルバムに入っていた、Smack Dab In The Middleや、とりわけAmarillo Highwayでのしわがれ声のボーカルが気に入っていましたが、あまりギターには関心を持っていましせんでした。
もともと、Amosのキャリアを追っかけて来なかったということもあります。
マリア・マルダーは、聴いていましたし、ボビー・チャールズも聴いていましたが、その中のギターに感激して、「これ誰?、これ誰?」と、周囲に聞きまくるといった反応とは、無縁できてしまっていた人でした。
ステージを観て、まず、バックが全員Doug 人脈であることに感激し、背中がぞくぞくするほど興奮しました。George Rains、Jack Barber、Rocky Moralesといった、レコードで何度も名前を見た人たちが、眼の前にいるのです。興奮する以外ないです。
ライヴが始まると、アルバム収録曲を交えつつ、ブルージーな曲を中心にセット・リストが進行していきます。
最前列のおじさんが、「ヘイ・メェーン」とか、意味不明の言葉を叫んでいます。
そのうち、おじさんは、さらに前に身を乗り出して、「サン・アントンやれえ!」とか言いながら、Dougの注意を引こうとしています。
しかし、もちろん、この日のレパートリーには、CountryやTexMexはないのでした。
Amosについては、スライドを弾かずに、スライドっぽいサウンドを聴かせる人だな、というのが印象でした。
そんなAmosが、なにかしゃべっています。私の耳には、「レイ・チャールズ」が、どうのこうのと言っているように聞こえました。
きっと、次はレイのナンバーをやるんだろう、何をやるのかな、と身構えていますと、全く関係ない曲が始まって、「あれれ」と、思ったことを覚えています。
あとから、冷静に考えると、どうやら「レイク・チャールズ」と言っていたのではないか? と思ったりしました。
その時、演奏された曲がなんだったか、もう記憶にありませんが、MCの中にルイジアナの地名が出てくるのは、彼らのキャリアからいって、不自然ではないです。
夢のような1時間半を過ごした私が、会場の入り口近くで余韻にひたっていると、Jack Barberが眼の前に現れて、なんとチャリンコに颯爽とまたがって、去っていく後ろ姿を見送ったことが、今でも忘れられません。
結局、演奏以外では、Dougよりも、Amosよりも、私に強い印象を残したのは、Jackだったというお話です。(特段のオチがなくて申し訳ありません。)
この公演を契機として、Amosの過去作や、その後のリリース作などを、ぼちぼち聴くようになった私ですが、やはり私にとってのAmosは、Formerly Brothersでのプレイがスペシャルなのでした。
というわけで、久しぶりにブロックを回避した動画が作れましたので、少しだけお付き合いください。
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