先日手に入れた、食パン用の焼き型をまた使ってみた。型いっぱいに膨らむくらいの分量で焼けば、真四角に焼けるだろうが、それでは、一人で食べるには多すぎる。それでも、いつも焼く分量の1.5倍くらいの量で生地を作った。
生地をこねると、今日の手ごたえは、なんかこねやすくて良い感じだな、と思った。小麦粉、塩、水、ドライイースト、そして、砂糖、バター、各々の量のバランスや混ぜ加減で、味も風味も変わる。同じレシピでやっているつもりが、ほんの少しミルクを入れた加減と、バター(僕の場合は、バター入りマーガリンだが)の分量や入れるタイミングなどで、大きく変わる。そして、発酵のさせ方と、型に入れる入れないの違い。型に入れると、柔らかくふっくらしたまさに食パン風の仕上がりになる。熱の回り方が変わるからだろう。この型は、肉厚の金属で、しっかりした作りだから、持っただけで、なんだかじっくりと美味しく焼いてくれるような手ごたえがある。
発酵も、ていねいに時間をかけるとふっくら感が変わる。ベンチタイムという寝かせる時間もとても大切だ。こう書くとなんだか大変そうだが、商売でなく自分用のパンを作るだけなら、「こねて」、「待って」(=発酵)、「焼く」だけだからそんなに難しい話ではない。やるたびに慣れてくる。でも結果は、いつも少し違う。
私などまだ、始めて数ケ月だから偉そうなことは言えないけれど、パン作りは、シンプルだが、本当に奥が深くて不思議なものだ。
#パン作り
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