大好きな「バナナマンのせっかくグルメ」、そして日曜劇場の新番組「ラストマン」までTBSを見続けていた。
そもそも、昨日あたりから、日曜劇場のメインキャストである福山雅治と大泉洋が、番宣のためにTBSの色々な番組に出演していた。(何しろ民放TVと共に生まれ、TV大好きな在宅時間の長い無職の年金ジイサンだからつい見てしまう)
だいたい「番宣」などと言う言葉も、かつては我々広告業界やマスコミ業界の言葉だった。コンセプトという言葉もそうだが、今や近所の商店街のオバサンでも理解できる言葉になっている。業界用語の一般化である。
まあ、それはさておき、巧みな番宣パブリシティにしっかり乗っかり、バナナマンの番組からそのままCMチャンスなしで日曜劇場に突入するという最近お得意のパターンで、福山雅治主演ドラマに突入した。
(TBSサイトより)
脚本・黒岩勉、巧である。グランメゾンもそうだし、TOKYO MRもまた彼の作品である。今日の番組では、後半多少粗削りで乱暴な印象のところもあったけれど、テンポよく心をグッと捕まえるストーリー展開は見事なものだ。
しかし、今日のドラマを見ていると、演出、そして何より福山雅治の魅力が大きな力であった。
まさに「福山劇場」である。シナリオと演出の意図を見事に広げ、見るものの心を巧みに捕まえていく演技力。本当にすごい。
この二枚目のミュージシャン、いや、ハンサムなアーチストは、バナナマンのせっかくグルメでは、食べている瞬間の魅力的な食レポから、お店の人たちへの気配りに至るまで、見る者の心を素早く奪い、そしてそのままドラマでは、全く別の演技による力で見るものを引きずり込んでいく。かくして、女性ファンだけでなく、ドラマ好きのオヤジまでも巻き込んでしまうのだ。
事前の番宣番組の中で、大リーグの大谷さんの天才ぶりをほめていたが、福山さん、あなたもそれに負けず劣らぬ天才エンターテイナーである。
日曜の夜、福山雅治という異才に舌を巻いたひとときであった。
#福山雅治 #ラストマン
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