2023年04月12日
叙位・叙勲と位階・位記
今日は、父の死後に授与される叙位・叙勲伝達式があり、久し振りに県庁に赴いた。
多分、支社勤務時代にプレゼンか入札かで訪れたのが最後ではないかと思うので、実に20年ぶりくらいということになる。
定刻の30分ほど前に到着したが、県庁の特別室には、15人ほどの方が既に着席されていた。父は、平成八年に叙勲を受けているので、今回は位階が書かれた位記と呼ばれる書状を受けるセレモニーとなる。と書きながら、実は会場に着くまでは、もう一度勲章を頂くことになるのだろうか?額装とか大変だな、さてあの大きな額がもうひとつとなれば、どこへ飾ればいいのだろうか?などと余計な心配をしていた。会場に入って、係りの方からセレモニーの流れを説明されて、生前に叙勲されている方は位記だけを頂くのだと理解した。恥ずかしながら、位記と言う言葉も知らず、「イキ?さて、どんな字だろう?」と帰宅後にあらためて検索して知った次第。
2時になり、順番に名前を呼ばれ、副知事から位記を頂いた。式は、10分ほどで終了した。
父の叙位が、小さなベタ記事で新聞に載った数日後、叙位・叙勲の額装などのカタログが数件届いて驚いた。父の叙位を知ったのも、そのDMに入っていた新聞のコピーのお蔭で、掲載された新聞記事を探すことができた。
位階は当然、序列であるわけだが、位記についてもいくつかの種類というかランクがある。
正一位から従八位まで16の位階がある。(そういえば冠位十二階という言葉もありましたね。いわばあの流れなわけですから)「正一位」「従一位」は親授とされ、天皇が自ら授与することを意味するもので、位記には天皇の署名と天皇御璽が捺され、内閣総理大臣の自署も必要とされている。その下の、「正二位」から「従四位」までが勅授とされ、勅命によって授与されるということで、位記には天皇御璽が捺される。
そして、父が頂いた「正五位」以下は、奏授とされ天皇のご裁可により上奏者(=内閣)が授与することを意味し、位記には内閣印が捺されていた。
(写真は、名前の部分をカットしております)
父の叙勲の時には、橋本龍太郎総理の名が署名してあり、今回の位記は、岸田総理名である。
受け取った位記は、意外に小さくてシンプルなもので、少し驚いた。(すみません)
しかしながら、父の死後にもその勲功を国から称えて頂いたわけだから、本当にありがたいことである。不肖の息子である私には、このようなものにはとうてい縁がない。そんなことをあれこれ考えながら、仏壇に位記を供え父に報告をして、父のことを思い出していた。合掌
#叙位・叙勲
多分、支社勤務時代にプレゼンか入札かで訪れたのが最後ではないかと思うので、実に20年ぶりくらいということになる。
定刻の30分ほど前に到着したが、県庁の特別室には、15人ほどの方が既に着席されていた。父は、平成八年に叙勲を受けているので、今回は位階が書かれた位記と呼ばれる書状を受けるセレモニーとなる。と書きながら、実は会場に着くまでは、もう一度勲章を頂くことになるのだろうか?額装とか大変だな、さてあの大きな額がもうひとつとなれば、どこへ飾ればいいのだろうか?などと余計な心配をしていた。会場に入って、係りの方からセレモニーの流れを説明されて、生前に叙勲されている方は位記だけを頂くのだと理解した。恥ずかしながら、位記と言う言葉も知らず、「イキ?さて、どんな字だろう?」と帰宅後にあらためて検索して知った次第。
2時になり、順番に名前を呼ばれ、副知事から位記を頂いた。式は、10分ほどで終了した。
父の叙位が、小さなベタ記事で新聞に載った数日後、叙位・叙勲の額装などのカタログが数件届いて驚いた。父の叙位を知ったのも、そのDMに入っていた新聞のコピーのお蔭で、掲載された新聞記事を探すことができた。
位階は当然、序列であるわけだが、位記についてもいくつかの種類というかランクがある。
正一位から従八位まで16の位階がある。(そういえば冠位十二階という言葉もありましたね。いわばあの流れなわけですから)「正一位」「従一位」は親授とされ、天皇が自ら授与することを意味するもので、位記には天皇の署名と天皇御璽が捺され、内閣総理大臣の自署も必要とされている。その下の、「正二位」から「従四位」までが勅授とされ、勅命によって授与されるということで、位記には天皇御璽が捺される。
そして、父が頂いた「正五位」以下は、奏授とされ天皇のご裁可により上奏者(=内閣)が授与することを意味し、位記には内閣印が捺されていた。
(写真は、名前の部分をカットしております)
父の叙勲の時には、橋本龍太郎総理の名が署名してあり、今回の位記は、岸田総理名である。
受け取った位記は、意外に小さくてシンプルなもので、少し驚いた。(すみません)
しかしながら、父の死後にもその勲功を国から称えて頂いたわけだから、本当にありがたいことである。不肖の息子である私には、このようなものにはとうてい縁がない。そんなことをあれこれ考えながら、仏壇に位記を供え父に報告をして、父のことを思い出していた。合掌
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