2023年01月22日
大根菜と「よごし」
冬の大根はおいしい。大根おろしをすっただけでも、味が違う。そして、葉っぱの部分の味もまた違う。寒い季節に美味しくなる野菜は多い。
今朝の私の朝食のメインは、大根菜の「よごし」だった。
よごし、と言うのは、富山弁で、味噌やゴマ味噌などで、野菜を和えたもののことである。
その昔、宮中で、やんごとなき女性が、味噌などで和えたものを「汚す」という言葉で表現したのがルーツだという説を、亡くなった方言研究科の叔父が、以前新聞に書いていた気もするのだが、どうも私の記憶が定かではない。
ナスをゴマ味噌で和えたよごしや、大根菜のよごし等が定番である。
どちらも、富山県人にとっては、ソウルフードの一つだと思うが、今の20代から30代の人たちにとってはどうなのだろうか?彼らの親御さんは、私より少し下の世代で、もしかすると、もう日常的によごしを食べる習慣は少なくなっているかもしれない。そうなると、そのお子様たちに、よごしの味が継承されている可能性も少ないかもしれない。
富山県西部は、かつて加賀藩であった。だから、県東部とは色んな事が少し文化の違いがある。しかし、よごしは、県内共通の食べ物だろうと思うのだがどうだろうか。
米食からパン食に食生活が変わると、よごしのように、ご飯のお供のような家庭のおかずは、どんどん衰退していく可能性がある。60歳以下の世帯主のご家庭で、よごしは継承されているのだろうか。私の子供たちには、たまに食べさせてはきたが、妻を含めて私以外に積極的に作ろうとする家族はいない。わが家においても、おそらくこの先には消えていく食文化になるのだろう。
そんなことを思いながら、やっぱり大根菜のよごしとご飯の相性は最高だ!と心の中で叫びながら、朝食を楽しんでいた。
#よごし #富山弁
今朝の私の朝食のメインは、大根菜の「よごし」だった。
よごし、と言うのは、富山弁で、味噌やゴマ味噌などで、野菜を和えたもののことである。
その昔、宮中で、やんごとなき女性が、味噌などで和えたものを「汚す」という言葉で表現したのがルーツだという説を、亡くなった方言研究科の叔父が、以前新聞に書いていた気もするのだが、どうも私の記憶が定かではない。
ナスをゴマ味噌で和えたよごしや、大根菜のよごし等が定番である。
どちらも、富山県人にとっては、ソウルフードの一つだと思うが、今の20代から30代の人たちにとってはどうなのだろうか?彼らの親御さんは、私より少し下の世代で、もしかすると、もう日常的によごしを食べる習慣は少なくなっているかもしれない。そうなると、そのお子様たちに、よごしの味が継承されている可能性も少ないかもしれない。
富山県西部は、かつて加賀藩であった。だから、県東部とは色んな事が少し文化の違いがある。しかし、よごしは、県内共通の食べ物だろうと思うのだがどうだろうか。
米食からパン食に食生活が変わると、よごしのように、ご飯のお供のような家庭のおかずは、どんどん衰退していく可能性がある。60歳以下の世帯主のご家庭で、よごしは継承されているのだろうか。私の子供たちには、たまに食べさせてはきたが、妻を含めて私以外に積極的に作ろうとする家族はいない。わが家においても、おそらくこの先には消えていく食文化になるのだろう。
そんなことを思いながら、やっぱり大根菜のよごしとご飯の相性は最高だ!と心の中で叫びながら、朝食を楽しんでいた。
#よごし #富山弁
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