そして、今朝目を覚まし、寝ぼけナマコで、いつものようにTVをつけたら、NHKBSのワールドニュースで、フランス・2(ドゥ)のキャスターがエリザベス女王のことを話していて、画面の右下には、”ERIZABETHU1926-2022”の文字が入ったアイコンがあった?!
えっ?!何これ!と思わずNHKに切り替えると、やはりエリザベス女王ご逝去のニュースが・・・・なんということか!
確かに昨夜のニュースで健康状態が懸念されているという報道があって心配していたが、これほど早くお亡くなりになるとは思ってもいなかった。
静養先のスコットランドのバルモラル城で医師団の監視下に置かれたということで、結局そのまま亡くなられたようである。
在位70年という、世界のどの国の王様も成しえないと思われる長き君主であった。そして、歴史の当事者、目撃者でもあった。
しかし、気品があり、とてもチャーミングで、けれどしたたかでもあった。私も大好きな方であった。
中学生の時に、英語学習雑誌の付録に、赤いソノシート(薄いプラスチックのレコードのようなものです)が付いていた。それには、ケネディ大統領の演説と、エリザベス女王のスピーチが入っていた。それが、私を英語好きに導いてくれた、初めて聞いた英語のスピーチであった。
高校生に至るまで何度か聞いていたと思うが、残念ながら、ケネディの有名な演説ばかりが耳に残り、女王陛下のスピーチは、発音の美しさ、流麗さだけが心に残っている。これこそがイギリスの正統なるクイーンズイングリッシュなのだということも学んだ。
“Her Majesty” (女王陛下)という言葉もその頃に覚えた。
そういえば、ビートルズも、女王陛下を少し茶化したような歌詞で、このタイトルの歌を歌っていた。でも、それは、女王陛下が大好き、というファンの歌でもあった。
バッキンガム宮殿の前には、深夜のニュースで陛下のご逝去を知った多くの市民が集まり、花をたむけ、女王陛下の死を悼んでいた。誰もが悲しみ、いかに陛下が愛されていたかが伝わってきた。
女王の葬儀は、物議をかもしているどこかの国の元総理のものとは異なり、誰からも文句の出ない国葬となる。世界に中継されるであろう葬儀の中継を見ながらご冥福をお祈りしたいと思う。
Her Majesty どうぞ安らかにお眠りください。
#エリザベス女王ご逝去 #Her Majesty
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