(ヤフーニュースより)
昨日は、オリンパスが、生物顕微鏡などを手掛ける科学事業を米ベインキャピタルに売却することを決議したと発表した。売却額は4276億7400万円で、譲渡益を2023年3月期第4・四半期に計上する。これによって、株価も上がった。
顕微鏡などで実績を作ってきたオリンパスの光学機器ブランドは、この先消えてしまうのだろうか。
オリンパスは近年、内視鏡など医療機器事業に経営資源を集中させる方針を掲げ、構造改革を進めてきた。経営判断というのは、大きな苦渋の決断を伴うことも多いだろう。
長年培ってきた技術とブランドを世界に売り渡すことは、経営者にも社員にとっても辛いことだろう。
そして、以前から噂されていたが、HISもハウステンボス事業を手放すことを発表した。こちらは、本業の旅行業が厳しい環境の中で、ハウステンボスを維持していくことよりも、価値のあるうちに売却益を得て、厳しい経営環境を改善する道をえらんだということだろう。
経営難に陥ったハウステンボスは、HISによって、次々と斬新なアイデアが発表され、元気を取り戻していた。これもまた、残念なところも感じるニュースだった。
(ヤフーニュースより)
国際経済では、FRBのパウエル議長の講演での発言が、従来の利上げの方針を継承したものではあったけれど、日本の株価にもすぐに影響を与えた。もちろん、アメリカ経済の状況と日本の金融経済の環境とは異なるので、日銀の判断は、間違ってはいないのではないかと個人的には思っているが、まあ私は専門家ではないので感覚論的なコメントはその程度にしておきたい。
そんな中、今日は、京セラの創業者で、日本の経済界を牽引してきた稲盛さんが亡くなられた。私も、サラリーマン時代に、何冊か彼の本を読んだ。
彼の訃報は、コロナで構造変化を余儀なくされた世界の中で、日本経済が、大きな曲がり角の秋を迎えたことを、なんだか象徴しているような気もした。
あらためてご冥福をお祈りするとともに、来年の春には、日本社会に新たなプラスの動きが起きてくることを期待したいと思う。
そして、ウクライナにも、新たな局面が生まれることを祈りたい。
#オリンパス #HIS #ハウステンボス
【このカテゴリーの最新記事】