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2022年08月10日

オリビアを聞きながら

昨日は、また寂しい訃報を聞くことになった。
オリビアニュートンジョンが亡くなったという。73歳。
乳がん治療をされていたようだが、やはり、がんによるご逝去のようである、
70年代、美しくて歌もうまく、透き通った声を持ち、時代を牽引するような魅力を放っていた女性シンガーでは、傑出した光を放っていたように思う。トラボルタと共演した映画も見た。
男性ファンにとっては、歌の魅力はもちろん、アイドルのようなその美しさにも心惹かれたのではないだろうか。
220810オリビアLP.jpg

以前、芸能人の方の訃報が相次いだ時に、昭和がだんだん遠くなる、というようなことを書いたが、オリビアの場合には、「70年代が遠くなる」というような気持ちになった。

そして、もう一人、世界的ファッションデザイナーである三宅一誠さんが亡くなられた。84歳。
彼もまた、70年代から80年代にかけて、もっとも輝きを放っておられたのではないかと思う。独特のプリーツを使ったファッションが代表的な作品だと思うが、プリーツのついた軽やかな揺らぎを持つ女性向けファッションドレスやスーツは、少々体系が変わってきた中年の有名人の方をはじめ多くの方が、その服を身に着けていた。そして、その服は、見ただけで、一生さんのものとわかる確かなアイデンティティがあった。
220810一生プリーツ.jpg
(プリーツプリーズより)

昔、一生さんのプレスの方にお会いして、素材のことなどについて色々お話をお聞きする仕事の機会があった。日本のものづくりを後押しする団体に出向していた時だと思うが、もしかするとファッション関係の団体の広告を担当していた時かもしれない。
お話を聞いて、一生さんは、生地の染め色から風合い、肌ざわりなどを含め、素材の追及をとことんされているということが、非常によくわかった。あらためてすごいなあと思ったことを覚えている。残念ながら、ご本人へのインタビューはなかったけれど、

昨日は、そんなことをいろいろ思い出す日になった。
一日中つけっぱなしで聞いていることが多いFM放送からは、朝から夜までオリビアの曲が何度も流れていた。

ラジオから流れるオリビアを聞きながら、遠くなった70年代をあらためて思い返していた。
#オリビアを聞きながら #三宅一生 #プリーツプリーズ
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