ブログへの投稿が、はじめて、2日も空いてしまった。
なんだか、書きたいテーマの糸口みたいなものが、湧いてこなくなったのである。見えなくなったというべきかもしれない。実は、ほぼ毎日投稿しようと思い立って以来、600本を超える投稿を書いてきた。まあ、いわば毎日連載600回超えのミニエッセーというわけである。
これまでも、もちろん同じようにネタを見つけるのに苦労もしてきたけれど、なんとかギリギリ日付が変わる前までにアイデアをまとめて投稿してきた。
そして、ふと、思った。「そうか、これがスランプかもしれない」と。流行作家気分である、といえば恰好が良いけれど、まあ、凡人である私の場合、アイデアを見つけて書いていく力が、やっぱり600本あたりで行き詰ってくるのかなあと感じた。連続1000本ノックにも届かなかった。
日々の生活の中の、ちょっとしたことに対する目線みたいなものを大事にして、そこから感じたことを書いていこう、というのが最初の頃の思いだった。しかし、そもそも昔と違って、ほとんどの時間を家で過ごし、介護と家事に大半の時間を使う生活なので、だんだん、それだけではかけなくなってきて、ほかのテーマに目を向けるということで、ニュースをネタにして、自分が感じたことを書き始めた。このところは、ニュースネタがほとんどになっていたようにも思う。
しかし、コロナとウクライナ情勢が、ニュースの中心になってきて、ニュースの見方も少し変わってきた。2つのきわめて力の強いニュースのおかげで、それ以外のテーマへの目線が少しくもってきたのかもしれない。
そんなわけで、ついに、ネタに苦しんでいることを書きながら、ちょっと自分の心のレビューをしようと考えたわけである。
自分の暮らしの中の小さな当たり前のことの中にあるものを、ていねいにつまんで書いたりすること、そういう原点みたいなことにも、もう一度きちんと向き合っていくように暮らしていきたい、とスランプのことを思いながら、あらためて暮らし方についても見つめなおそうと思った。そういえば、このところ、パンを焼いたり、ケーキを作ったりすることが減ってきていた。そんなことも、私にとっては、大切な心の刺激だったのだな、としみじみ感じた。穏やかな暮らしの中で、感じ方を磨いてようなやり方を、あらためて考えてみたいと思った一日であった。でも、明日もまだスランプである可能性は高いかもしれないけれど。
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