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2020年08月14日

百年古民家の憂鬱な夏

猛暑、いや、酷暑が続いている。
3日前は、38度を超えた。4日前には、路面温度が39度!ということに驚き、SNSに、車のメーターの外気温表示画面の写真を投稿した。
200810車の温度計.jpg

ここ数日、富山県は、日本最高気温1位を、岐阜や群馬と争っている。
我が百年古民家は、湿度が高く蒸し暑い北陸の夏を少しでも快適に過ごすような構造でできている。20年前くらいまでは、夏であれば、一年に何回か外気温が33度を超えるくらいで、おおむね30度前後の気温だったように思う。
古民家の室内や台所は、外気温に対してだいたい4〜5度くらい低い。だから、33度くらいまでなら、室内は、暑くても28度前後、外気温が30度くらいなら、25〜6度くらいなので、それほど苦痛ではないのである。玄関から入ってきた来客は、皆いちように「涼しいですね」と驚くのがこれまでであった。
ところが、数年前から、室内でも30度を超える日が続くようになった。熱中症が話題になってきたのは、5〜7年くらい前からのような気がする。(あくまで個人的な感想です)
父と私の部屋に、エアコンを入れたのは7年前くらいだ。
しかし、台所は、風の通りも良いし、構造的にも、室外機の設置しにくさや配管を通す穴をあける場所が難しいなどの事情で、ずっとエアコンを入れていなかった。ところがこの酷暑だ。台所で調理をしていると、熱中症の危険もある。私も前期高齢者の仲間入りをしているから、冗談でなく、暑さは命の危険にもつながる。と思いつつも、年代的には、「まだなんとかしのげる」「ぜいたくは敵だ?」と思ってしまうガマン優先世代?つい躊躇してしまう。
そんなわけで、今日も台所の温度計を眺めては、汗をかきながら料理を作る私であった。
古民家の憂鬱な夏は続く。

#猛暑 #酷暑 #古民家















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