100年古民家であるわが実家は、老人の二人暮らしだが、父の部屋と台所や玄関、トイレ前などの生活スペースを最低限温めるために、エアコンの他に、石油ストーブやファンヒーターなどが、5台くらい稼働している。出来るだけこまめに切ったりしているので、月の灯油は18L缶で、2日に1缶ペース、月に約15缶前後くらいだろうか?つまり、簡単にいえば、1缶2千円なら、月約3万円を使っている。昨年までは、1缶1600円前後だったと思うので、この冬は、月額6千円くらい支出が増えたことになる。ガソリンも上がっている。通勤していないので、車を使うのは、買い物と病院に行く程度だが、それでも月に50Lくらいは、ハイオクを給油しているだろうか。つまり、今年の単価で言うと、8500円くらいになるだろう。昨年までの単価だと、7400円くらいだから、約1000円強上がっている。灯油とガソリンを合わせると、この冬は月7千円くらい支出が増えたことになる。普通に4人家族で生活して入るお宅なら、わが家の倍くらいになるかもしれない。冬は、4か月以上続くから、冬季で約2万8千円くらいのコストが、昨年より増えたことになる。
小麦粉と油は、既に値上げされているものも多いが、それを材料に使っている食品も、当然影響を受けている。
カップヌードルは、先日値上げの予定を発表したが、サッポロ一番も、6月から値上げされるという。サッポロに限らず、カップ麺やラーメン類は、今後、のきなみ値上がりするだろう。
コロナウィルスによって世界経済は大きく様変わりし、石油メジャーの戦略は、東洋の小さな国の経済を動かし、石油コストの増加は、運輸コストの増加を生み、小麦価格などにも影響を与える。もちろん、鉄鋼や重工業のコストにも影響するし、発電コストも値上げを余儀なくされる。さらに、ウクライナ紛争は、欧米と中露の関係を激変させ、両陣営の経済にも影響を与え、為替相場も変動させる。
つまり、世界中のコロナ感染と、石油価格の変動と、ウクライナでの紛争は、サッポロ一番の価格を変えさせるのである。
プーチン大統領は、もはや、裸の王様のようになっている。王様の耳はロバの耳だろうか?
その王様の号令で、世界情勢は危険な状況に変化するかもしれない。
#サッポロ一番値上げ
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