しかし、それは嬉しい話でもある。スノ―ボードの平野歩夢選手が金メダルを取った!
それも世界で誰もなし得ない技を、3回のプレーの中で連続して成功させての逆転勝利である。劇的なドラマだった。その素晴らしい技に、テレビを通して見とれてしまった。
(ヤフーニュース/テレ東)
正直に言おう。実は、平野選手については、前回のオリンピックを見ていて、ちょっとお行儀の悪い青年という印象が強くて、あまり好きになれなかった。確か前回オリンピックが終わったあとで、少し問題のある行動がニュースになった記憶がある。
しかし、実は、ものすごい努力の人なのだという。練習の虫で、何時間もボードの練習をやり続けてきたという。
今回の優勝インタビューを見ていて、きちんと話しをするその話しぶりといい、雰囲気というか顔つきというか、前回オリンピックの時から4歳年をとったというだけではない厚みと落ち着きを感じた。好印象を感じた人は多かったと思う。
人は、努力や苦労を積み重ね、色んな経験をしてくると、顔つきがどんどん変わってくる。
仕事でもなんでも、自分が一生懸命取り組んでやっていることに納得できるようになると、表情や雰囲気がひきしまってくる。相変わらずファンキーなヘアスタイルなど雰囲気は今どきの若者だったけれど、明らかに、ひとつのことを極めて高みに登った人の持つ貫禄というか雰囲気をたたえていた。
「男子3日会わざれば刮目して見よ」という言葉がある。わずか3日でも、人は大きく変わることができる。
4年経った青年は、見事な華を北京で咲かせ、私のみならず世界を刮目させた。
#スノーボード金メダル
【このカテゴリーの最新記事】